コミュニケーションを円滑に! 「共感力」を高める6つのテクニック



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仲の良い友達とはどれだけ話しても全然会話が途切れないのに、初めて会う人となると、緊張のせいなのか「あれ、会話ってどうやって進めるんだっけ?」と急に会話が難しく感じてしまうことってありませんか? 人見知りな人はもちろんのこと、単純に波長が合わないなんて人もいるはずです。

会話でもっとも大事なものは「うんうん」とか「わかる」、「そうだよね」というような“同調”だというテクニックをこれまでに聞いたことがありますが、そういった言葉を並べても、対して話が盛り上がるわけではなく、そこで会話が続かず終わってしまう……なんてことも少なくはないはずです。会話のキャッチボールがなかなか続かない。 そんな人たちに足りないのが「共感力」なんです。

この人なら話せる、なぜか信頼できる。
そんな風に思ってもらえるような人になりたいと思っている方は、少なくはないでしょう。今回は「共感力」を高める方法について、一緒に学んでみませんか? 共感力を高めるテクニックについて紹介していきます。

共感力を高めるテクニック①相手の動きと合わせる

向き合って座るときに、相手の手先の動きや、足の向け方などに注目してみてください。動きがあれば、それとリンクさせるように自分も動きを意識してみましょう。 さり気ないタイミングの一致によって、一体感が生まれます。これを「ミラーリング効果」と呼びます。ミラーリングは心理学でつかわれる言葉で同調効果を表します。ミラーリングを行うことによって、自然な空気感が生まれるようになるのです。

打ち合わせであれば、飲み物を飲むタイミングを合わせる。
食事をしている場合は食べるペースを合わせる、等の簡単なことからでも大丈夫です。さり気ない動きを一致させることを意識して、一体感を身に付けて。

共感力を高めるテクニック②声のトーンとテンションを合わせる

相手が落ち着いたトーンで会話しているときは、自分も落ち着いたトーンで話す。相手が楽しそうに盛り上がっていたら、自分も楽しそうに明るい声で話す。声のトーンやテンションにもミラーリングを使いましょう。「動き」と同じように「感情」を相手に合わせていくことです。

テンションや声のトーンが違っているだけで「なんだか合わない」というようなマイナス印象がつくこともあります。協調性をもって、人との会話を楽しんでいきましょう。

共感力を高めるテクニック③繰り返す相槌

これが悩みなんだ、ということに対して「そうなんだ」と答えるのと、「なるほど、それが悩みなんだね」と返してあげるのでは、受け取り手として大きく印象が異なります。

同じ言葉を繰り返して使うことは、相手の言葉をよく聞いているという証にもなるのです。 “同調”にはいろんな言葉がありますが、相手の言葉を聞き取る姿勢をみせることも大切なのです。
最近はスマホを操作しながらの会話も多いけれど、それってなんだかとても寂しくなりますよね。相手の言葉をよく聞いて、受け答えを変えるだけで、他の人と差をつけることができますよ。

共感力を高めるテクニック④自分が話して相手も話す、流れをつくる

「話上手は聞き上手」という言葉がありますが、まさにその通り。
自分から話すことができる人は、相手にとっても話しやすい空気感をつくることができる人なのです。 相手が悩んでいることを見越して、「私は最近〇〇に悩んでて…あなたはどう?」というような、自分の話をした後に相手の話を聞く姿勢に持っていくことが共感力を高めるコツ。自分の経験談を話すことによって、相手も話しやすい環境が生まれます。

これはひとつ上のテクニックですが、自分と同じような趣味があると知った人とは急に会話が盛り上がったり、距離が縮まることがあります。それは「これも良いと思わない?」「思う!」というような共感がいくつもあるからです。
相手のことをよく理解した前提で、会話の途中に「〇〇だと思ってるでしょう?」と本心を引き出してあげることができる人は、とても共感力が高い人です。

共感力を高めるテクニック⑤否定しない

相手の発言に違和感を覚えても、否定はしないことです。
住んできた環境も経験も全く違うので「人それぞれ違う価値観を持っている」ということを理解した上で人と接することが大切です。

何か違和感を覚えたときにも「そんな考えもあるんだね」と相手の価値観を理解しようとする姿勢を作りましょう。自分なりの意見がある場合は「私の場合はこう思うよ」と続けていくことで、相手の興味を引くこともできます。 同意することだけが共感ではありません。
お互いの意思を尊重した上ですり合わせができること、これが共感力を生み出します。

共感力を高めるテクニック⑥完璧にしすぎない

最後に大切なのが「完璧にしよう」と思いすぎないことです。
相手から聞きたい話があっても、無理にそれを引き出そうとしないように気をつけて。ちょっとした焦りや思惑などを、私たちヒトは敏感に察知します。

一度そんな疑惑を相手に持ってしまうと、なかなか信頼は勝ち取れません。本心が見えずにお互いに探り探りになってしまうこともあるので、会話の合間には笑いや近況報告、時には悩みを取り入れて「完璧」に話そうとしすぎない姿勢が大切です。肩の力を抜いて、自分を伝えようとする姿勢をもって。

頷くことだけが共感じゃない

これらを全て実践することは難しいですが、少しずつ意識してみることで、会話の質が変わってくるはずです。初対面でも相手と打ち解け話すことができれば、次回からなんの心配もありません。

「人見知りだから、頑張って会話しないと」と自分にプレッシャーをかけてしまうことで、更に緊張感が生まれて不自然になってしまう。 そんな方は少しずつ、自分のことを話せるように意識してみてください。 最初から無理に合わせる必要はないのです。 あくまで、自然に、あなたらしく。最大の武器である、笑顔も忘れずに。