将来、子どもが欲しいと思う女性にとっては、子どもを産むタイミングはもちろんのこと、育児が落ち着いてからの再就職についても気になりますよね。実際、子育てしながらフルタイムで働くことが難しいと悩んでいるママも多く、なかなか就職先が見つからないという方も少なくないようです。そこで、今回は子どもを持つ前の段階でやっておくと良いことをご紹介いたします。
♯職場の経験値や実績を高める
育児が落ち着いて再就職をするために活動しているママに、子供が生まれる前にやっておいた方が良いことを聞いてみました。すると一番最初にあげられたのが「仕事の実績や経験値をあげておいた方が良い」という返答。
育休制度がない企業や、夫の転勤と重なって会社を辞めるといった場合、再就職に有利になるのが前職においての実績や経験値だそうです。業務経験が長い、こういったスキルがある、成績が良く評価されていた、役職のある仕事を任されていたという実績があることで、企業側からみても魅力的な人材となるので重宝されやすいのだとか。今のうちから仕事に邁進をし、結果を残しておくのも重要事項ですね。
♯リモートワークを探す
子どもは病気やケガをしやすいため、保育園から急にお呼びがかかることはよくあることです。このとき、最初は職場の人も寛大に対応していても、休みが多くなるたびに、同僚や上司から、ひんしゅくを買ったり、自己嫌悪に陥ることがあるそうで……。
時短勤務が正社員で難しいという状況であれば、リモートワーク(在宅勤務)型にシフトするのも良いかもしれませんね。在宅勤務であれば子育てしながら仕事をすることができるので、お母さんのストレスがかかりにくいのではないでしょうか。とはいえ、リモートワークを採用している企業はまだ少ない上に、技術職の方がメインという状況です。子どもが生まれてから満足のいく収入でリモートワークを探すのは少し大変かもしれません。
今のうちから出来ることとすれば、リモートワークでできる仕事を少しずつ始めたり、リモートワーク案件が多い(Webデザイナー・イラストレーターなど)職種の資格を取っておくのも良さそうですね。産後も安心した収入で働ける環境があるというのはかなり有難いはず。
♯育児制度が充実している企業に転職もアリ
育児制度が充実している企業は10年前よりもかなり増えてきていますよね。今、ご自身が働いている職場で育児制度がある場合は少なくとも働きやすい環境がありそうです。ぜひ、職場内で活躍している先輩ママに自社の育児制度について詳しくお話を聞いてみてください。
残念ながら現在、働いている会社に育児制度がない場合、思い切って今のうちから転職を考えるのも一つの策かもしれません。やはりどうしても職場内に子どもを持つ人がいないと育児環境を理解してもらえないことが多いです。今の会社が気に入ってやめたくはないけど、今後のことについて考えると不安……という方は、一度上司に悩みを相談してみるのも良いかもしれません。
もしかしたら、そういった悩みが育児制度を実現させるきっかけとなるかも!ただ、先にもお伝えしたように表面上で「育児制度充実!」と呼びかけていても、蓋を開ければ、全然適用されていない、理解されないということもあるので気をつけましょう。
♯今からやれることにトライ!
子どもが生まれてもいないのに、産後の就職のことを考えるって気が早い?と思うかもしれませんが、将来的に子どもが欲しいと思うなら今のうちから計画的に動けるところは動いておくと良さそうですよ。
しかも、どれも意識しておくことで何か損があるワケでもありません。人生設計は10年後を見据えて動くことでより豊かな未来を実現させることができるのです。