ポイントはアウェアネス(気づき)とアクセプタンス(受容)。マインドフルネスの取り入れ方



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ストレス社会が続く現代人が今話題としている「マインドフルネス」いうキーワード。

一体どんなものなのかはご存知ですか?
マインドフルネスのことを理解し、取り入れることで、自分のストレスやマインドをきちんとコントロールできるようになるかもしれません。今回はそんなマインドフルネスについて、AEAJのプレスセミナーにて精神科医で臨済宗建長寺派 林香寺 住職の川野 泰周さんにお話を伺いました。

マインドフルネスって何?

マインドフルネスとは「今、ここにあることを意識する」という方法です。
いわゆる「瞑想」のことですが、日本の医学会ではまだまだ信用されていない部分もあるようです。
しかしながら海外においての実績は多数あり、研究も進められています。
特に、ストレスやマインドケアに活用できる方法として、グーグルやフェイスブックなどがマインドフルネスを研修に組み込んだり、瞑想部屋なども完備されているのだそうです。

他国に比べて労働時間が長く社会的ストレスも多い、日本の現代人こそ、こういったケア法を取り入れるべきなのではないでしょうか?

寝る前がオススメ!マインドフルネスの実践

瞑想の仕方というと、座禅を組んで行う方法を想像すると思いますが、実はマインドフルネスの実践方法においてはどんな体勢でも、どんな場所でも行うことができるのです。
また「瞑想を始めると、寝てしまう……」という声もあるので、まずは夜寝る前に実践してみてはいかがでしょうか?

やり方はいたって簡単です。
ベッドに横になり、目を閉じたら呼吸を意識してみます。
空気が鼻から入っていく感覚、鼻を通過するとき、ひんやりするななどと呼吸に意識を向けるだけです。

【POINT】アウェアネス(気づき)とアクセプタンス(受容)

ここで、マインドフルネスを実践するにあたり、大切なのは「アウェアネス(気づき)」と「アクセプタンス(受容)」です。

ご紹介した方法で、全ての方がずっと呼吸に集中できるとは限りません。
途中でお腹すいたな、眠いな、そういえば今日はこんな出来事があった! などと、雑念が入ります。
このとき、「あ!雑念が入った。よしよし!」と悲観せずに褒め、受け入れ(気づき、受容する)、「呼吸に意識を戻そう!」と意識を呼吸へと戻すことこそが大切なのです。
これができているだけで、すでにマインドフルネスが実践できているという状態になります。

他人への思いやりを大切に

現代社会において、自分自身のことでいっぱいいっぱいになっている人が多く、なかなか感謝をする心が失われているこの頃。
マインドフルネスを続けることで、自分自身のストレスやマインドケアができるようになるだけではなく、感謝する心や他者への思いやりが育つのだそうです。

まずはそこまでいかずとも、自分自身のストレスやマインドをうまくケアできるよう、寝る前の時間にマインドフルネスを実践してみましょう!