丸顔童顔で幼く見えてしまうのが悩みです……
時には可愛く、時にはクールに。メイクでガラリと印象を変えることのできる女性ですが、メイクも正しいテクニックがわからないと、印象チェンジは難しい。中でも、生まれ持った顔の輪郭や鼻の高さなど、どうしても変えられないパーツの悩みは改善するのが難しいもの。
今回、モデルとして参加してくれたCinqアライアンスメンバーのnanaさんも、自分の丸顔にコンプレックスを持っている人のひとり。鼻の低さと相まって、どうしても幼い印象に見られてしまうのが悩みなんだそう。整形未満、メイク以上の効果を持ちながらも特別な知識なく簡単に実践できるメイクテクニックが知りたい。そんなお悩みを美容家、松下侑衣花さんが解決してくれました。
いつもの自己流メイク
メイクはナチュラルに、気になる輪郭は髪型でごまかしているというnanaさん。前髪とサイドに寄せたヘアで、より小顔に見えるように気を配っているのだとか。色が白いこともあってか、なんとなく平べったい顔の印象に見えてしまうのがお悩み。全体的にふんわりとした印象で、年齢以上に幼く見られることが多いそう。
いつものメイクをチェンジ! 使ったアイテム
写真左手前から セザンヌ カラーティントリップ CT3ローズ系/インテグレート ニュアンスアイブロー マスカラ BR672/セザンヌ 細芯アイブロウ ナチュラルブラウン/ケイト デザイニングアイブロウ 3D EX-4 ライトブラウン系/セザンヌ パールグロウハイライト 01/セザンヌ シェーディングスティック 02/スポンジ/SUQQU(スック)ピュア カラー ブラッシュ09
見違える輪郭へ! シェーディングは大胆に、外側になじませて
「整形並みに輪郭を変えます!」
松下さんが取り出したのは、シェーディングが使いやすいスティック状になった「セザンヌ シェーディングスティック」。シェーディングといえば、小顔メイクの定番アイテムですが、実際に松下さんが頬にシェーディングを入れていく様子には周りのスタッフもビックリ……! まるで、落書きをするかのように、大胆に3本のラインを頰に入れました。
「こう見るとほんとうに大丈夫なの? って疑いたくなると思うんですけど(笑)ネコちゃんのヒゲを描くイメージで大胆にラインを入れてください。そのあとしっかりとスポンジで外側になじませるのがポイントです。内側に入れてしまうと、頬がこけて見えてしまうので要注意! 必ず外側になじませることです(松下)」
スポンジを使ってポンポンと外側になじませていく松下さん。
不自然なメイクになってしまうのでは……、と一瞬スタッフ内に一瞬不安がよぎりましたが、その心配もなんのその。
実際になじませてみると、シェーディングを入れたか入れていないのかもわからないくらいに自然と肌になじみました。けれど正面から見ると、シェーディングを入れた右頬と左頬の差が歴然!
まるで右頬だけ糸で釣り上げられているかのように、キュッと上がっているように見えます。ザワめきが起こるほどの違いに驚きを隠せない……。
シェーディングはナナメに入れて大人シャープな印象に
シェーディングを入れた頬の内側に、チークを入れていきます。
「丸くチークを入れると幼い印象がついてしまいます。チークもほっぺの高い位置から、外側に向かってななめに入れるようにしてください(松下)」
普段自分でメイクをしていると、正面からの見え方にしか意識が向きませんが、立体感を出すためには横顔に陰影をつけるのも大切。ビフォーのときと見違えるほどに、横顔美人に。
さらに立体的に見せるために。ハイライトは鼻筋に細く
「スッとした鼻筋を作りたい人は、ブラシではなく指でハイライトを入れてください。ブラシより細くハイライトを入れられるので、より鼻が高く見える効果があります(松下)」
ハイライトを鼻筋に細く入れたあとには、鼻筋をより強調するために、SUQQU(スック)のピュア カラー ブラッシュをノーズシャドウとして使用。
陰影を作ることで、より立体的に見せることができます。
眉山を作ることでキリリ美人顔へ。ブラシや眉マスカラで眉頭の毛を立てて
「nanaさんはふだんナチュラル眉毛なので、今回はあえて眉山を作りたいと思います。ふんわりとした印象が一気に変わりますよ!(松下)」
黒目の外側の延長上に、アイブロウで眉山を作っていく松下さん。ナチュラルな印象が一気に、キリリとした眉毛に変わります。
「さらに立体的に見せるために、眉頭の部分の毛を立てていきます。ブラシや眉マスカラを使うのがオススメです(松下)」
仕上げにチークと相性の良いリップを指でポンポンとなじませて
ふんわり唇には、ジュワッと内側から血色が良く見えるようなローズ系ティントリップを。唇の中央部分に厚めに塗って、最後に唇をなじませれば長時間、色っぽい唇がキープできます。唇は、ふんわりとした女性らしい丸みをより強調させて。
輪郭でさえも、メイクで自由自在に!
小顔メイクといえば難しいイメージがありますが、スティックタイプのシェーディングを使えば、あとはスポンジで外側になじませるだけ。高度なスキルがなくても、簡単に整形級の造顔メイクが叶います。
「こんなに変わるなんて驚きしかありません……! すぐにこのコンシーラーを買いに行こうって思いました。本当に嬉しいです。(nanaさんコメント)」
自分ではあまり見ることのない横顔を意識すれば、輪郭でさえメイクの力で変えることができる。むくみや、たるみが気になる女性にも、ぜひ使って欲しいメイク術です。七瀬さんも、普段は下ろしているサイドの髪を自慢げにあげてとても嬉しそう。メイクの力は偉大だな、と改めて感じた撮影になりました。
美容家/松下侑衣花
美容家・松下侑衣花。多数雑誌・webにてコラム記事の執筆、ビューティーイベントに登壇。“自分の肌で試して本当に良いと思ったコスメだけ”を発信しながら、一人一人に合わせたケアやメイク方法を提案している。
Instagram:yuika_matsushita
Twitter:Yuika1231