好きなことを仕事にしたい、そんな人にこそ気をつけてほしいこと



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好きなことを仕事にしたい!

フリーランスやパラレルキャリア、ダブルワークなど、様々な働き方があることを書いた前回に続いて、今度は自分が実際に好きなことを仕事にするために気をつけることを考えてみたいと思う。

好きなことを仕事にするためには、もちろん生半可な覚悟じゃいけない。だけど、挑戦したいと思えることは、とても素敵なことだ。失敗することもあるかもしれない。だけど失敗こそ、次の成功の素になると、前向きに捉えるべきなのだ。自分の好きなこと、やりたいことが見つかったら、それをビジネスにする術を考えてみよう。

自分のやりたいことを考える

ビジネスを始める前に、まずは自分がやりたいことを明確にしよう。起業することで何を掴みたいのか。これができるようになりたい、こんなことを始めたい、といったことを具体的に考える必要がある。理念とビジョンをしっかり設定しよう。

求められていることを考える

自分がやりたいことが決まったら次は、求められていることを考える。今あるサービスではなく、自分の発想で自由に「こんなものがあったらいいな」を描くといい。消費者目線で、これがあったら利用する、これが欲しいということを素直に考える目線を持つことだ。どんな人に向けた、なんのための企業でサービスなのか。

赤ちゃんのように、フラットな目線で物事を見てみよう。世界はどんなものを求めているのか、何が新鮮で何が楽しくて、何があれば嬉しいのか。視点(何を、どこを見るのか)・視野(視野)・視座(どこの立場から見るか)をそれぞれ考えてみて。

自分のできることを考える

市場のことも考えた上で、これで行こう! というものに当たったら、次は自分のできることを考えることだ。これを最後に考えることがポイント。自分のできることを最初に持ってくると、頭が凝り固まってしまったり、市場や現場との不一致が生まれてしまう。ビジネスとして利益を生み出すためには、誰のために何がしたいのか、を追求する必要がある。そして自分のできることを当てはめて、できない部分は何で補うのか。どんな人の協力が必要なのか。あの手この手で考える。

考えたら、ブレない

この3つを考えたら、あとはブレないように強い信念を持って挑むこと。他にもっとやりたいこと、興味が生まれてくることもあるかもしれない。だけど最初に持った自分のビジョンをブレることなく、続けることが成功の秘訣。二兎を追って、一兎も得ず。なんてことわざの通りにならないようにご注意を。

まだまだ大事な3つの視点

実際に自分で会社を起こした後も、様々な視点で物事を見ることを忘れてはいけない。経営者として必要になる「3つの目」は様々な生き物に例えられているのをご存知だろうか。

鳥の目

まず一番最初に必要になるのは、高い位置から全体を把握すること。これを鳥の目と呼ぶ。自分で会社を起こすと、目の前のことをこなすことで頭がいっぱいになってしまうことも多い。だからこそ、自分の立ち位置をしっかりと把握しておく必要があるのだ。全体を俯瞰して見渡す目線を忘れないように心がけよう。

虫の目

低い位置から、細かく物事を見ることが出来るのが「虫の目」なのだ。一面的な見方をせず、様々な角度から、拡大して物事を見ることを忘れずに。狭く、深く、観察してみよう。

魚の目

「魚の目」は、流れを表現している。社会の流れやトレンドを理解し、物事を判断することだ。仕事にも流れはある。どの方向で、どんなスピードで流れていくのか。経営者として、世の中の流れを捉えてた上で判断をすることは最も重要なことではないだろうか。

何かを始めたいと思ったときは、自分の尊敬する人たちと一緒にいる時間を増やすことも大事である。先にビジネスを成功させている人や尊敬している人から、色々なアドバイスをもらって、時には引っ張ってもらうといい。
全ての意見やアドバイスを受け止め、丸ごと飲み込んだあとに、噛み砕いて理解する。そして大事なことをひとつずつ骨として取り出す作業をしていくことだ。

あとは、進むだけ

自分を高ぶらせ、勢いをつけたらあとは進むだけ。初心を忘れずに、しっかりと自分を持って進めばいい。始めたものが、もし人から受け入れられなかったら、ダメだったら、変えればいいと思い切りを持つことも必要だ。

新しいことを始める時に、不安になるのは当たり前。むしろ何も怖くないと、目に見えるはずもない未来に安心感を持っていることの方が恐ろしいのではないだろうか。人生は一度きり。失敗を恐れて行動するか、しないか。それを選ぶのはあなた次第だ。