写真・文=Cinq編集部 松本 唯
鹿児島県北西部にある「さつま町」
鹿児島県の北西部、霊峰・紫尾山のふもとにある「さつま町」は、全国有数の竹林面積を誇る竹のまち。町の中央部には川内川が流れ、夜には無数のホタルが飛び交う『ホタル舟』も運行しています。浪漫竹(ろまんちっく)な竹のまちで、かぐや姫のように「これをしたい!」「あれをしたい!」を叶えてみたい。そんなよくばりな女子旅を体験して来ました!
ソラシドエアで出発♡
朝は羽田空港で待ち合わせ! フレーバーティーや、アゴユズスープなどの体に優しいドリンクが提供され、ふんわり保湿性のあるブランケットやクッションの貸し出しがあるソラシドエアは、女子旅にぴったり。なんと女子優先の化粧室「ソラ女子ルーム」なんてものまであるんです!
旅行を楽しむ前に疲れるなんてもったいない! ゆったりとしたシートでのんびり、リラックスしながら鹿児島を目指します。鹿児島空港に到着したら、そこから車で約40分。いよいよさつま町へ到着です!
+ZUCCA
まずはガレージを改装して作ったという、ハンドメイド雑貨を扱う「+ZUCCA」さんへやって来ました。まるで絵本の中に入り込んだかのような世界観。こだわりのあるインテリアは海外からのセレクトだったり、オーナーであるミホさんのお手製のものだったり。繊細でこだわりのあるお店は「日々の暮らしを楽しく過ごすお手伝いを」という願いを込めて営まれているそう。
デコドール・ワークショップ体験!
ここでは、これから始まるワークショップを一足お先に体験してきました!
人生初の、デコドールづくり。裸んぼの人形に、レースや生地、毛糸やボタンを組み合わせて、自分好みのデコドールを作っていきます。
裁縫が苦手な不器用さんでもグルーガンをうまく使えば、こんなに可愛い人形ができちゃいます!
ご近所なら1500円〜で出張対応も可能だそう◎
ネットショップもあるので、全国で購入が可能です!
それぞれに個性がキラリ。初めてとは思えない出来映えに思わずテンションも上がる♡
雑貨と手芸のお店「+zucca」
鹿児島県薩摩郡さつま町広瀬1375
10:00〜18:00 不定休http://zucca.main.jp/
お昼は「山崎農場(農cafe山崎)」へ
+zuccaさんの道路をはさんだ向かい側にあるのが「山崎農場」さん。こちらはなんと、築100年の古民家を改装して作られたお蕎麦屋さんです。
お父さんの手作りで作られた囲炉裏を囲いながら、娘さんが作った美味しいお蕎麦をいただきました。
6月の中旬から8月頃まで、縁側からハスの花がみられるとか。四季折々の景色を楽しみながら、ほっとするひと時が過ごせます。自社農場で育てられた食材で作られた食事はとってもヘルシーで健康的。心落ち着く昔懐かしいレトロな雰囲気と、あまりの居心地良さに眠気も…。
「山崎農場(農cafe山崎)」
鹿児島県薩摩郡さつま町広瀬1328
10:00〜16:00https://www.facebook.com/yamasakifarm/
「軸屋酒造」の試飲でほろ酔い♡
腹ごしらえが終わったら、次に向かうは酒造見学!
女性(しかも美人)蔵元が焼酎造りを行う「軸屋酒造」は明治43年創業という歴史のある蔵。霊峰紫尾山の四季の恵を蓄えた、清く澄んだ水を使い、旬の薩摩芋と米麹(白麹)を原料に作られた焼酎からは、薩摩芋のほんのり甘い香りが漂っています。
蔵を代表する「紫尾の露」はもちろん、他の焼酎たちもまさかの試飲し放題。ついつい飲みすぎてしまいそう…。(お酒の弱い方は要注意♡)
女性の感性を生かして作られた可愛いデザインボトルにも目を惹かれました。大人だからこそのできる、ほろ酔い女子旅にうっとろりん。
軸屋酒造株式会社
鹿児島県薩摩郡さつま町平川1427番地http://www.jikuya-shuzo.co.jp/
とろーりツルツル、トリプル美人の湯「玉之湯」
お酒を飲んで、気持ちよくなったところで宿泊するお宿へチェックイン。実はさつま町にはたくさんの温泉があるんです。
随所に竹があしらわれた「玉之湯」さんは、2015年にリニューアルされたこともあってモダンな造りが印象的なオシャレ空間に。『トリプル美人泉』と呼ばれるトロトロのお湯はアルカリイオン濃度が高く、クレンジング力も高め。3つの貸切湯(家族湯)もあるので、完全プライベート空間でまったりと旅の疲れを癒すことができます。
トゥルントゥルンのお湯は24時間源泉かけ流し。お風呂上がりのしっとりツルツルの肌には感動もの!次の日の化粧ノリの良さにびっくりします。やっぱり女子旅に美容は欠かせない!
ほっぺたが落ちそうなくらい甘みの強い豚しゃぶはぜひみなさんに味わってもらいたい!
言葉を忘れるほどの美しい光景が広がる「ホタル舟」
外がいよいよ暗くなってきた!そこで次に向かうのは、全国から予約が入るほどの人気「ホタル舟」。
5月上旬〜下旬にさつま町の中心を流れる川内川で、ホタル舟の運行は開催されています。棹差し舟で静かな夜の川を渡った先には、無数のホタルたちがまるでプラネタリムのように飛び交っていて、その光景はまさに絶景。
実は、水害の影響でホタルたちが姿を消してしまった時もあるのだとか…。月日が流れて、この地に戻ってきたホタルたちを『ど根性ホタル』とも呼ぶんですって。声が出ないほどのその美しさと、時々響く「ちゃぽん」という水音、幻想的な空間に心が震えて言葉にならない。
子どもたちの「ほう、ほう、ほ〜たるこい♪」の歌声はまさかのボランティアなんだとか。
さつま町の優しい人柄にさらに心を打たれます。
さつま町の魅力はまだまだつづく♪
「かぐや姫旅」の1日目はときめきから癒し、そして感動まで。
体験したい、食べたい、飲みたい、浸りたい。そんな贅沢をとことん詰め込み、夜にはぐっすりベッドに溶ける…。そんな贅沢な1日でした。まだまだよくばり女子の旅は続く!浪漫竹(ろまんちっく)を探した【後編】も要チェック♪