「やりたい仕事」が上手くいけば良いけれど……
@haru__gram.0
みなさんは自分がやりたい! と思った仕事ができていますか?
やりたいことをやりながら、成果も出せているのならそれが理想とも言えるでしょう。しかし、やりたい仕事をやれていないどころか、自分はどんな仕事がやりたいのか? すらもハッキリしていない人が多いのではないでしょうか。
仕事で大成功を収めている人たちの中には、最初はやりたい仕事ではなかったけれど、やってみたら楽しくて仕事にのめり込んでいるうちに、上手くこなせるようになり自分が「できる仕事」で結果を出すようになった、と語る人がいます。
そこで今回は、自分のキャリアに悩んでいる人のために、「やりたい仕事」がない、もしくは仕事が上手くいっていない人がどうすればキャリアップができるのか? を考えていきたいと思います。
自分が「向いている仕事」とは?
先ほどご紹介したように、人から「求められている仕事」で成功した人は皆さんが知っている有名人でもたくさんいます。
例えば、「今でしょ!」でおなじみの予備校講師、林 修先生もそう。
起業で失敗をした経験があるだけでなく、これまでに積み重ねてきた数々の失敗から、借金を抱えた過去もあるのだそう。借金返済のために、学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた経験を活かし、塾講師の仕事を始めました。やがて指導力が評価され、予備校講師に。
予備校講師は、一年契約であることが多く、結果が残せないと契約を切られるという厳しい環境の中、努力を続け今の場所にまでのぼり詰めたのです。借金返済のために始めた仕事が「天職」となり、今ではいくつものテレビ番組で司会をこなすほどに。
とある番組で、ご本人は「努力は裏切らないっていう言葉は不正確。“正しい場所”で、“正しい方向”で、“十分な量がこなされた努力”は裏切らない」と語っています。
つまり「向いている仕事」というのは、人から「求められている仕事」ということ。林先生の場合は、指導力が評価されたのが分かったから、そこをより磨き上げるため努力をしたということになります。
自分が「できる仕事」の見つけ方
自分が「できる仕事」や「人から求められている仕事」は、どうすればわかるのでしょうか?
答えはとても簡単。
「ありがとう」と、どんなことで人から感謝されたのかを思い出してみましょう。この「ありがとう」の声こそが、自分の提供価値なのです。事務作業などの提供価値がわかりにくいものでも、人から感謝される種類はさまざま。
「仕事が速くて助かったから、ありがとう」や「仕事が正確だからありがとう」など、ありがとうにも種類があります。前者であれば、常に仕事のスピードをあげることを意識し、あの人は仕事が早いという印象がつくように、一貫性を保ちながら評価を拡げていくのです。
ただ無理をして、自分の苦手な「遅くても正確にやる」といった、正確性まで仕事に求め始めるとブレが出てしまい、評価も上がらなくなってしまいます。
自分の評価を拡げるためには、自分から「たたき台を作ります」など、長所が活かせる仕事を取りにいくことも必要になります。こうして、どんどん得意な仕事が増えてくれば、自分が「できる仕事」に辿り着くのです。
あなたが「ありがとう」と言われていることは?
もし「ありがとう」と言われていることが分からなければ、上司や同僚など普段よく接している人に聞いてみると良いでしょう。客観的に自分を見てもらうことは、とても大切なことです。
「ありがとう」の理由がわかれば、もっとたくさんの人に「ありがとう」を言ってもらえるように働きかけるだけ。
今日から感謝される仕事をいっぱい舞い込ませて、自分の才能を伸ばしていきましょう。自分が居る場所があまりにも合わないという場合は、場所を変えるのもひとつの手だと考えてみてくださいね。