夏はイベントはイベントも多く、暗くなってきた時間帯に外出することも増えるはず。そんな時に困るのが蚊に刺され。暗くて見えないし、いつ刺されてしまったのか分からない……。かゆみが数日間続いたり、肌を掻きむしってしまった結果、痕になって残ってしまったり。困ったことはありませんか? そこで今回は応急処置としても使えるエッセンシャルをご紹介。
『ティーツリー』を活用すべし!
ティーツリーって?
ティーツリーはフトモモ科で、オーストラリアの湿原に生息している植物。
効果として、抗菌作用や抗真菌作用が期待できるといわれているエッセンシャルオイルです。
その昔オーストラリアの先住民アボリジニが、傷や感染症を治す万能薬として使用していました。
そしてその後、第二次世界大戦が起こった時には、オーストラリア兵の救急箱に常備薬として入っていたのだとか。
そのため今でも、オーストラリアのナチュラル系の応急処置ボックスの中には、このティーツリーオイルが入っているところもあるのだそう。
水虫やニキビにも?!
蚊に刺され以外にも、高い抗菌、抗真菌作用が期待できるということで、水虫やニキビを改善させるために使用されることもあるのだそうです。
ティーツリーは分子が小さいエッセンシャルオイルですので、肌に直接つけると皮膚が刺激を感じるかもしれません。
ピリッと感じてしまう場合は、キャリアオイル(植物オイル)で希釈してから使用するのがおすすめです。
蚊に刺されたとき、ティーツリーはどう使う?
1:まずは氷などを使用して、蚊に刺された部分を冷やします。
こうすることで少しかゆみがおさまりますので、かきむしりを予防できますよ。
2:綿棒に1滴、エッセンシャルオイルを垂らし、染み込ませます。
3:2を蚊に刺された部分に、ポンポンと馴染ませましょう。
筆者の場合は使用に慣れていることもあり、清潔にした指の肌に直接エッセンシャルオイルをつけ、蚊に刺された部分につけます。ステロイドを体から抜くのはとても大変な行為なので、なるべく使用しないようにしたいと思っているからこそ、こういった植物のもつ力を利用しています。
注意したいのは、エッセンシャルオイル自体が植物を濃縮している刺激物であることに間違いはないため、お肌が弱い方は皮膚刺激を感じてしまうことが。
肌が弱い人はキャリアオイル(植物オイル)で薄めてから使用しましょう。
またピリピリと感じて逆に症状が悪化してしまうような場合には、水でしっかりと洗い流してください。
それでも症状が悪化しそうな場合は医療機関を受診してくださいね。
また精油も長期間の使用は、体が慣れてしまいますので避けてください。
植物の力を味方につけて
どうしてもかゆい時のポイントは、「冷やすこと」!
氷や保冷剤などを活用して、かゆい部分を冷やしてあげましょう。かゆみも炎症の一つなので、冷やすことでかゆみがおさまります。
植物は自分自身が歩いてご飯を食べに行ったり、敵が向かってきてもその場から離れることができません。そのため、自分の身を守るために体の中で様々な成分をたくさん作り出します。
そんな植物の恵みを味方につけて、かゆい時をも乗り越えてみてはいかがでしょうか?