「もしかして嫉妬してる?」
女性にとっては理解不能だと思ってしまうような彼の行動は、実は嫉妬や独占欲によるものかもしれません。男性が彼女や好きな人に嫉妬しまった時、一体どんな態度や行動に出るのでしょうか。
そしてマイナスなイメージが多い、嫉妬の意外な利点とは? これを知っておけば嫉妬に対して正しい対処が出来ます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも嫉妬は悪いことじゃないって知ってる?
嫉妬=面倒くさいもの、こわいものというマイナスな印象がついていませんか?
しかし、嫉妬がまったくダメな感情かというと、実はそんなことはないのです。嫉妬という感情にも、きちんとした存在理由がある。むしろ、発揮する方向を間違わなければ、嫉妬はポジティブな効果をもたらしてくれるものです。
『嫉妬があるから、恋愛関係が深いものになる』ということを皆さんは知っていますか?
嫉妬のおかげで恋人関係の仲が深まるのです。カリフォルニア州立大学のアヤラ・パインズは、21歳から64歳までの男女に「嫉妬がもたらすさまざまな結果」について調査をしました。この調査では、“嫉妬をすることによって、ポジティブな成果が見られる”ということがわかったのです。
嫉妬が教えてくれること
①嫉妬はお互いの存在を「当たり前のもの」と考えてはいけないことを教えてくれる
②嫉妬はパートナーを愛していることのサインになる
③嫉妬はパートナーをよりいっそう魅力的に見せてくれる
④嫉妬はお互いの関係をもう一度見つめ直すためのきっかけを与えてくれる
これらは結果の一例ですが、捉え方によって嫉妬がポジティブなものになるということは間違いありません。確かに、嫉妬されると面倒だと思うこともあるかもしれません。でも嫉妬は愛情の強さを測るバロメーターに。嫉妬があるからこそ、パートナーを大切に出来たり、親密になれるのです。
嫉妬する人は結婚の決断も早い
そして嫉妬深い人は結婚の決断も早いことがわかってます。
ウェスタン・イリノイ大学のユーゲン・マーチスは65組のカップルに、嫉妬深さのテストを行い、それから7年後にもう一度そのカップル等に会い、彼らが結婚しているかどうかを調査しました。
その結果、結婚していたグループの方が、結婚していないグループに比べて、7年前の嫉妬深さテストの得点が高いことがわかりました。
つまり、嫉妬深いほど、結婚の決断が早いということ。
「彼が嫉妬深くて困る……」そう思っているあなた。しかし、人生最大のイベントである、結婚を早く決めてくれるのは嫉妬深い男性なのです。そして、愛情を深めてくれるのもまた、嫉妬深い男性。こう見ると、嫉妬の利点は意外と多いものなのです。
男性が嫉妬しているときに起こしがちな態度・行動
さて、嫉妬のポジティブな面を理解してもらったあとに、男性が起こしがちな態度や行動を紹介していきます。
無口になる
まず一つ目の特徴は、無口になるです。
嫉妬したときにダンマリを決め込む男性は多く、「自分の気持ちを理解してほしい」、「自分の気持ちを素直に伝えられない恥ずかしさがある」ことが理由で無口になります。まるで、恋する乙女のような理由ですね。
不機嫌になる
そして不機嫌になる。これもある意味当然のことはあります。
普通に話しているように見えても、怒りがモロバレしている会話。ときには問い詰めてくることもあるかもしれません。これも愛情の裏返しといえる行為です。うまく慰める必要があります。
異性の会話をさせなくなる
最後の特徴は、異性の会話をさせなくなる。嫉妬対象の相手の話はもちろん、そもそも男性が出てくる会話を拒否するようになります。
基本的には男性の嫉妬も、女性の嫉妬とあまり変わりません。ただ、女性のように嫉妬心に駆られ、 不機嫌になったあとのアフターフォローがほとんど必要ないのが男性の特徴。その嫉妬の原因を取り除い てあげるだけで基本的に、怒りは収まります。
嫉妬の心理・対処法
最後に嫉妬してしまう心理と対処法をお伝えします。
まずは嫉妬してしまう心理から。
「人間は自分に自信が持てないときに、内向的になる一方で、 身近な人には攻撃的になる傾向がある」ということです。そう、自信の無さが嫉妬の原因になるのです。人間関係に不安があったり、仕事上でうまくいっていない、など。自分に自信が無くなっているときに、人は嫉妬心に駆られやすいことがわかっています。
対処法としては、この自信の無さをどう改善していけばいいのか考えること。それは、自己肯定感を高めてあげることが大切です。これを高めるためには、小さな成功体験を積み重ねるのが一番良い方法。
小さな親切をしてもら ったとき、例えばドアを開けてくれたときになど、「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるだ けでも効果があります。 一緒に運動するのも効果的。体重を落として、筋肉が付くなどの目に見える成果は自己肯定感を上げるのにとても役立ちます。嫉妬深いパートナーほど、愛情を表現していくことも大切です。
嫉妬してしまう心理やその対処法を知っておくと、役に立つこともあるでしょう。
プラスに捉えるか、マイナスに捉えるかは自分次第
いかがでしたか?
今回は嫉妬という感情についてお伝えしました。マイナスなイメージが付きまとう「嫉妬」のポジティブな面や、結婚の早さなど。どんなものも見方によっては変わるものです。
コップ半分の水。もう半分しかないと思うのか、それともあと半分もあると思うのか。嫉妬の捉え方も同じです。ただ面倒だと捉えるか、それとも愛情が深まる良いタイミングだと思うのか。自信の無さが根底にあるため、それを少しずつ改善してあげて、嫉妬のレベルを下げていくことによって、嫉妬深い彼が嫌だと思ってしまうあなたの負担も減ることでしょう。