秋冬にこそカラーメイクを取り入れたい♡
日差しが強く、イベントの多い夏をイメージするカラーメイクですが、実は洋服のカラーが落ち着いている秋冬にこそ相性抜群。けれど、派手なカラーを取り入れたメイクはハードルが高く、はたらく女子には向いていないのかな? と、距離を置かれがち。
秋冬にこそカラーメイクが映える季節なのに、これじゃ勿体無い。今回はカネボウ化粧品主催のメイクアップセミナー行われた、オトナ女子でもできるカラーメイクの作り方をご紹介♡
雑誌や広告など幅広いジャンルでモデルや女優のヘアメイクを手掛けてきたメイクアップアーティスト 林由香里さんが、誰でも取り入れやすいカラーメイクのコツを教えてくれました。
今回ご紹介するのは2パターン!
タイプ①とにかく盛りたい派♡ カラーメイクで旬顔になりたいガール
タイプ②似合うも流行りもわからない…けど カラーメイクが気になる、迷えるレディ
あなたはどっちのメイクが好み? 早速チェックしていきましょう。
とにかく盛りたい! カラーメイクで旬顔になりたいガール
カラーメイクでのお悩みといえば「派手になりすぎてしまう」こと。
全てのパーツに派手色を合わせてしまうと、ケバくなって老け見えするか、まとまりがなく子どもっぽい印象になってしまう2パターンの失敗が……。
ポイントは「抜け」と「締め」をつくること。
明るいカラーで抜け感を出しつつ、馴染みやすいカラーで締めるところは締める。バランスを保ちつつ「旬顔」を作っていくことです。
アイメイクは、上まぶたは「抜け」を、下まぶたは「締め」を意識
「ルナソル グラムウインクジュエリー」のEX06を指でアイホール全体へ塗布した後、そのまま同じ色を使って、二重幅のみに重ね塗り。1色だけといえど、カラーを重ねることにより陰影ができ、抜け感のある目もとに。
下まぶたには「トワニー ララブーケ アイカラーフレッシュ」BR04。目尻3分の2へいれていきます。
上は派手色ですが下は王道カラーで締めることで、カラーメイクで失敗しがちな子どもっぽく見えてしまうことを防げます。
またアイラインもブラックではなく、ブラウンにすると優しい印象になり、奇抜なイメージを払拭します。目元に優しい印象のブラウンを取り入れて。
左:トワニー ララブーケ アイカラーフレッシュ BR04
右:ルナソル グラムウインクジュエリー EX06
マスカラは、「コフレドール Wカラーマスカラ」01、ボルドーを使用。
1本で2色使える優秀アイテムです。まずは濃い色のボルドーをまつ毛全体に塗ったあと、上まつ毛の毛先のみに反対側についているラズベリーピンクを重ねます。マスカラも1色だけでなく、根元に暗めのボルドー、毛先に明るいラズベリーピンクを合わせることで自然なグラデーションに。派手な印象をおさえながら、目の輪郭を強調します。
Wカラーマスカラで、洗練されたまなざしに
このような2色マスカラは、実はカラーメイク初心者さんにこそオススメ。色のバランスが良く、深みのあるカラーなので、洗練されたまなざしに。
コフレドール Wカラーマスカラ 01 ボルドー (11/16発売)
チークとリップは、馴染みやすいカラーを取り入れる
チークはピンクではなくオレンジを使用。今回使うのは、「リサージ ビューティアップヴェイル(ライブリー)」OR-1のパレット。パレットのカラー全てをまんべんなくメイクブラシで混ぜ、頬に乗せていきます。
リップは、「コフレドール スキンシンクロルージュ」BE242で、オレンジベージュを使用。口もとの輪郭をとるようにして塗っていきます。目と頬にはふんわりカラー取り入れているため、口元はしっかり締め色を使うことで、抜け感たっぷりのピンクアイとのバランスをとります。
左:リサージ ビューティーアップヴェイル(ライブリー)OR-1
右:コフレドール スキンシンクロルージュ BE242
似合うも流行りもわからない…カラーメイク初心者はレディ仕上げ
カラーメイクを取り入れたい気持ちはあっても、どんなカラーが似合うか、今のトレンドがわからない……と悩む人は、初心者さんも安心の渋色を合わせた大人の引き算カラーメイクに挑戦を。
カラーの下に、ブラウンシャドウを仕込めば肌なじみアップ
コフレドール アーティクリエーター アイ&フェイス 03
【上まぶた】
・②をアイホールに薄く伸ばして
・③を二重幅にチップでのせる
・①のカラーを②③の境目にちょこんと乗せて、アイホールの丸みを強調させる
・④をラインに沿って入れる
【下まぶた】
・③と④のカラーをMIXし、目尻の3分の2にいれる
アイメイクで使用するのは「コフレドール アーティクリエーター アイ&フェイス」03番。パッと見た印象は、使うのが難しそう……ですが、オレンジやイエローは日本人の肌の色になじみやすく、実は初心者さんにもおすすめのカラー。先にブラウンをアイホールに仕込みとして入れたあと、カラーを重ねることで、奇抜なカラーもなじみやすくなります。
また、目を閉じたときに主張しすぎないように、差し色になるオレンジは二重幅程度に入れるのがポイント。色の境目にイエローをのせると、目を閉じた時に綺麗な曲線を作ります。下まぶたをブラウンのみにすると重たくなってしまうから、オレンジも一緒に混ぜて、今っぽく。
リップは渋めのカラーで大人レディに
ルナソルレイヤリングリップバー (11/22発売)
目もとが強めなメイクの場合、リップメイクは指でラフに乗せていきましょう。
「ルナソル レイヤリングリップバー」の①のカラーを唇にまんべんなく乗せたあと、②のニュアンスカラーを唇の中心に多めに重ねることで「シブ」い唇に。
リップをピンクやオレンジにするのではなく、ちょっと渋めのカラーで締めることで、大人っぽ印象が作れるので、カラーメイク初心者さんにもオススメ。
チークは自然な血色感を与えるオレンジで
ルナソル フュージングカラーパレット EX02 (11/29発売)
目元とリップに渋色を取り入れた場合、チークは自然な血色を与えるオレンジをチョイス。「フュージングカラーパレット」はアイシャドウとチークのどちらでも使えますが、今回はチークのみでの使用。ブラシでふんわり頬に乗せればOK。
カラーメイクのコツは、主役にしたいパーツを決めること
カラーメイクを上手に見せるコツは、メイクのルーティーンを崩すこと。
アイメイクから順にメイクをするといった、いつもの順序で進めるのではなく、リップやチークなど、主役にしたいパーツや使いたい色からメイクを始めること。主役のカラーを使ったあとに、バランスを足し引きを決めていくことでやりすぎを防いでくれるのだそう。
今年はさまざまなカラーパレットが発売されているので、これまでカラーメイクが苦手だった方もこの秋冬だけでもトライしてみて!
教えてくれたのはこの方!
ヘアメイクアップアーティスト 林由香里
雑誌・広告など幅広いジャンルでモデルや女優のヘアメイクを手掛ける。美容誌・ファッション誌の美容企画やメイクイベントにも多数出演。オシャレな中にも女性らしい要素を盛り込んだ“レディ”なメイクに定評がある。