大切な人が落ち込んでいる時にはどう接するのが正解? 男女別の励まし方



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「彼が落ち込んでいるときにどう接したらいいかわからない」
「友達が悩んでいて元気がないけど、どうすればいいの?」など、近しい人が落ち込んでいるときの接し方に困った経験は誰しもがあるはず。大切な人が傷ついているからこそ、力になりたいとも思うし、心も痛んでいるけれど……。

そこで今回は、身近な人が落ち込んでいる場合の接し方について考えていきましょう。カウンセラーも実践しているテクニックをご紹介します。

女性と男性で接し方は違う!

まず始めにこれを伝えておかなければなりません。落ち込んでいる相手が男性か女性かで、接し方を変えていきましょう。

女性の場合

まずは読者のみなさんがイメージしやすい女性から紹介していきます。女子会など多くの女性が集まる場や、オフィスなどで会話しているのを思い出してみてください。そこには多くの“共感”の言葉があるハズです。

「これ、可愛いよね」「わかる!」
「このカフェお洒落で美味しかったよ!」「えー、今度行きたい!」などの言葉が飛び交うのが女性ならではの会話です。相手が女性の場合は、まずはこの共感を与える事です。それは落ち込んでいる場合も同じ。まずは話を聞き、共感してあげることです。

「仕事で○○があって、辞めようか迷っているんだよね」
「そうなんだ。大変な思いをし たんだね。よく今まで頑張ってきたよ」
など、相手の意見を受け入れるところからスタートします。女性の場合は、基本的にアドバイスはしなくて良いケースが多いのですが、もし相手にアドバイスを求められたら、肯定した上で、自分の意見伝えましょう。そこでも絶対に否定的な言葉は言わないことです。
「もし私が同じ立場だったらこうするかな」と言うように自分の意見を述べましょう。 「でも」「しかし」などの否定言葉は使わないように注意してください。

男性の場合

次は、男性の場合です。先程の女子会の会話を参考にすると、男性の会話はこう変化します。

「これ格好いいよね」「え? どの辺が?」
「この店、うまいんだよー!」「俺は○○って店一択だな」という感じになります。もちろん男性の会話でも共感するシチュエーションはあるのですが、女性に比べて圧倒的に共感が少ないのが男性会話の特徴です。つまり、はじめからお互いの意見を述べ合います。

なのでまずは、最初のパターンから考えていきましょう。
深刻度が高い場合の、落ち込み具合の時には、自分の意見やアドバイスを述べるのは効果的。もちろん女性同様に否定的な言葉は使ってはいけませんし、まずは相手の意見を共感してからになります。
「こんなことがあって、どうすればいいかわからないよ」
「そうだったんだ、大変だったね。仕事を変えて再スタートを切るのも手かもしれないね」と意見を伝えましょう。

絶対に否定的な言葉は多用してはいけません。つい、「でも」「しかし」のような否定言葉を使ってしまいがちですが、その多用は危険です。深刻な悩みを抱えている人の場合、最悪の結果を招く場合もあるので、話を聞く際は肝に銘じておいた方が良いでしょう。
著者はカウンセラーとしても活動をしていますが、これらを肝に銘じております。
まずは相手の意見を尊重し、受け入れる。そして精神の改善を目指し、時にはカウンセラーの意見を述べる、ということです。

【番外編】男性の落ち込み別パターン

次にお話したいのが「そんなに深刻に悩んではいないけど、なにやら落ち込んでいるパターン」です。 仕事でミスをしたり、上司に怒られたりなど、深刻度は低いけども落ち込んでいるときの対処法です。

それは、ズバリ無視。
女性の場合はつい心配心に火がついて、過保護に男性を構おうとしてしまいがちですが、男性は女性に比べてプライドが高い人が多く、自分のミスを掘り返してあれこれ言われるのを嫌う傾向があります。 「どうしたの? 何があったの?」と聞いてしまうと「うるさい! 放っておいてくれ」と逆ギレさせてしまう可能性もあります。
それほどでない落ち込みであれば、時間が解決してくれます。男性が頭の中であれこれ考えて、自分で解決するまで、余計なことはせずに普段通りに接していれば特に問題ありません。

男性の脳は右脳が発達しており、「論理的、問題解決型」という特徴があります。なので、男性の場合は、自分で考えてさえすれば勝手に解決することが多いのです。先ほど話したように、深刻度が高い場合は話を聞いてあげて、自分の意見を伝えるべきですが、そこまで深刻でなければ、その悩みについては深く考えず一人で考える時間を作ってあげましょう。

深刻度を見分けるポイント

さて深刻度によって、対応を変える話をしました。

今度はその深刻度を見分けるポイントについてです。
意外に、女性の多くは「顔に覇気が無い」「言葉に力が無い」と深刻度によって変化はありません。聞いて欲しいと感じている方も多いので、元気がないなと思った時は声をかけてあげましょう。

男性は、人によって異なる場合が多いです。
基本的には「男性が、自分から悩みを打ち明けてきた場合は、深刻度が高め」です。先程もお伝えしたように、男性はプライドが高い傾向にあるので、そこまで深刻な悩みでなければ、わざわざ自分の悩みを言おうとはしません。逆を言えば、悩みを自分から言ってきたら深刻度は高いということ。
「ねぇ、ちょっと話があるんだけど…」と時間をあえて作るような形で伝えてきたら深刻度が高いと思って、先ほど伝えた対応をしてあげてください。

終わりに

いかがでしたか?
悩みはどんな人間であっても抱えるもの。自分も悩むことがあるのに、人が悩んでいるとどう対処したらいいのかわからず戸惑ってしまうこともあるでしょう。現役のカウンセラーが実際に使っている手法をベースにお伝えしました。意外と悩みを人に聞いてもらったり、誰かが寄り添ってくれていると元の状態に戻ることも多くあります。まずは、本人の意見を尊重してあげまし ょう。