慣れない在宅勤務に、戸惑ってます……
コロナウイルスの影響で、急遽テレワーク(自宅勤務)を取り入れることになった企業も多い今。慣れない自宅での作業に戸惑っている方も多いのではないでしょうか? オフィスは、作業をするためのイスやデスクなど、集中するための環境づくりができていますが、自宅にはそれがありません。ついプライベートの空間で気がゆるんでしまうこともありますよね。
慣れない在宅勤務で、どうやって集中力を高めればいいのか? 今回は自宅作業が捗るコツについて考えていきたいと思います。
生活リズムは変えずに、環境づくりを
決まった時間に起きる
つい休日と同じように気が緩み、昼近くまで眠ろう…としてしまいがちですが、それでは生活リズムが崩れてオンとオフの違いがわからなくなってしまいます。そのため在宅勤務中も、朝は決まった時間に起きるようにしておきましょう。朝起きてからのルーティーンを崩さないようにすることが、「いつも通り」の仕事をこなすコツです。
着替えをする
人と会うことがない自宅作業。つい「面倒くさいから」と着替えやメイクを後回しにしてしまいがち。けれど、仕事のスイッチが入るアクションがないと、気分の切り替えがうまくできず作業に移ることができません。寝るときにはパジャマに着替えるように、仕事を行う時には洋服を変えることで気持ちを切り替えていきましょう。メイクはせずとも許されるのが女性にとっては嬉しい点ですね。
作業スペースをつくる
自宅は全てがプライベート空間。つい趣味のアイテムやテレビなどに気が取られてしまいます。けれどここで手を出したら終わり。娯楽の時間に使いたくなってしまうので、誘惑が少ない作業スペースを確保しておきましょう。なるべくシンプルにまとめて、余計な情報が入らないようにしておくことです。
普段オフィスで使っているデスクやイスではない分、長時間の自宅作業をしていると腰やお尻が痛くなってしまうこともあります。その時は、少し気分転換になる移動スペースがあるとなお良いでしょう。
なまけない仕組みをつくって
タスクを整理する
全くやる気が出ない日であっても、オフィスに行きさえすれば仕事を始めるしかありません。けれど、自宅となるといつでもサボることができるのが厄介な点です。在宅勤務はとにかく自分との戦い!
ここで覚えておきたいのは、“在宅勤務で必要なのはやる気を出すことではなく、とりあえず始めてみること”です。作業をしているうちに、「キリの良いところまで進めてしまおう」という気持ちになるはずです。このように持っていくことが大切なのです。
そこでまずおすすめなのが、タスクの整理。
自分を律するためには、とにかく自分の作業を明確にして、1日の作業量に目安をつけておくことです。タスクを整理しているうちに、徐々に取り掛かる順番がハッキリしてきて、仕事へのやる気が起きてきますよ。
チャットツールを導入して、こまめに報告する
自宅勤務になると、当然の事ながら遠隔での作業が増えます。そうなるとチームメンバーとのコミュニケーションが不足するため、業務の進行にも遅れが生じてくるはずです。そこで便利なのがチャットツール。メールとは違って、肩張った形式もなく気軽に使えるチャットツールであれば、作業内容の報告などをこまめに行うことによって業務の進行をスムーズにすることができます。
また作業内容や成果を定期的に報告することで、仕事のモチベーションを保つこともできますよ。
タイマー機能を使って時間を管理する
効率よく作業をこなすために、タイマー機能を使ってみましょう。自宅にいると、つい時間の感覚を忘れてだらだらと過ごしてしまいませんか?
タイマーを使って作業時間に「区切り」をつけることで、集中する時間を生み出すことができます。25分間の作業と5分の休憩を1セットにして4回繰り返す「ポモドーロ・テクニック」というタイムマネジメントを実践するのもおすすめです。
ビデオ通話や電話を使って人と話す
一人でずっと黙々と作業をしていると、急に孤独感を感じることがあります。これまではオフィスでの雑談や、雑音が当たり前だったのに、急にひとりぼっちになった気がしてしまって仕事が逆に捗らない……。そう実感する人もいるでしょう。
自宅での作業では人と接したリフレッシュができません。そのため、ビデオ通話や電話を使って、意識的に人と話す機会があると良いでしょう。人と話すことによって、ストレス発散ができたり新しい案を考えたり、前向きに過ごすことができるようになります。
リフレッシュ方法も身につけて
作業用BGMを活用する
程よい雑音がある方が、集中力が高められるという人は作業用のBGMを流して気分を盛り上げていきましょう。音楽が私たちに与えてくれる心理的な影響は大きいものです。また先ほどの「タイマー機能」と同様に、決められた時間だけに音楽を流すことも時間の区切りをつけるのに有効です。ボリュームが大きすぎたり、音楽のジャンルを間違えると気が散って集中できないこともあるので、大きさと選曲にはご注意を!
香りの力を借りる
五感のひとつである嗅覚。香りは、脳に1.5秒の早さで伝わるといわれています。日本ではそれほど話題にはありませんが、海外では香り(アロマテラピー)は医療にまで精通されると考えられているほど。企業の研修などでも用いられることが多いのを知っていますか? そこで、気持ちのリフレッシュに香りの力を借りてみましょう。頭がスッキリと、そして気分が明るくなるはずです。
ATHLETIA(アスレティア)
スイッチング アロマオイル MINDFUL LIFE
10mL 3,500円(編集部調べ)
こちらは、ATHLETIA(アスレティア)のスイッチングアロマオイル。
サイプレスやユーカリなどのグリーンの香りがキリッと気持ちを引き締めてくれます。
美味しいコーヒーやおやつで気持ちを盛り上げる
午後の眠気には、美味しいコーヒーを。
眠気を冷ますカフェイン入りのドリンクとして、オフィスでもコーヒーを飲まれる方が多いことでしょう。けれど在宅勤務のメリットは、淹れたての美味しいコーヒーを楽しめることでもあります。好きなおやつや、美味しいコーヒー・紅茶などをご褒美に。いつもより贅沢な、仕事時間を楽しみましょう。
柔軟な働き方は、それぞれの力によって作られる
急に在宅勤務になると、仕事とプライベートの切り替えが難しくなったり、コミュニケーションが不足したりとデメリットを感じることも多いですが、その多くは内面によるものでもあります。
自分を律して、時間を有効に使うことができるようになると、今まで以上に作業の効率化を感じられることもあります。通勤時間が必要が無くなったり、家族と過ごす時間が増えたり、残業時間の短縮など……一例ではありますがメリットはたくさん。
もちろん、職業によっても向き・不向きはありますが、こういった非常事態の対応も可能だという、リモートワークという働き方は今後も加速していくに違いありません。それぞれが環境や意識を改善しながら、柔軟な働き方を身につけていきましょう。