#おうち時間 で学びを得たい
外出自粛で、おうち時間が増えたこともあって、「何かを学びたい」という知的好奇心や意欲が湧いている方も多いのでは? そこで今、注目が集まっているのがリカレント教育(学びなおし)です。学生時代に学んだけれど、すっかり忘れてしまったことや、さらに知識を深めて新しい情報を仕入れるのがこのリカレント教育。この機会に、取り入れたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、「できればお金をかけずに教養を高めたい」というのが本音。自宅にいる時間を有効活用したいという気持ちがきっかけで生まれた意欲かもしれません。「新たな分野を勉強してみたいけれど、今後の仕事の状況を考えると、公開講座や大学院に通う余裕がない…」なんて人も多いのではないでしょうか。
そこで、インターネット環境さえあれば無料で本格的な講義が受けられるオンライン講義『MOOC(ムーク)』というサービスをご紹介。
MOOC(ムーク)って?
MOOC(ムーク)とは大規模オンライン講座のこと。
アメリカを皮切りに世界中に広まっていて、スタンフォード大学やハーバード大学などの大学レベルの高等教育オンライン講義までをもインターネット環境さえあれば無料で受けることができる教育サービスです。試験などの課題もあり、一定の水準に達すれば修了証がもらえたりする仕組みも、大学の学位を取得できるコースもあります。
しかし、MOOCの講座は全て英語で、日本語字幕を付けられる講座は少数のためハードルが少々高め。日本人が始めるなら、日本版MOOCの『JMOOC(ジェイムーク)』がおすすめです。
国内の有名大学や、民間企業が講座を提供しているため、歴史、心理学、プログラミング、マーケティングなど、幅広いジャンルが受けることができます。仕事に役立つ知識や、スキルアップにも役立ち、新たなキャリアの構築に役立てることができます。
勉強する期間は、1週間~4週間となっており、1つの講座は10分程度の動画で、5~10本の構成に。最後に総合課題を提出し、毎週の課題と総合課題の全体評価が終了条件を満たしていると、修了証を受けることができます。
学びのハードルを下げてくれる『MOOC』を活用して
海外のMOOCと比べ、日本では、100万人が利用しているとはいえ、まだあまり知名度が高くありません。ですが、これからの教育の可能性を広げることが期待されていて、一部企業では社員の研修で活用している所もあります。
このように「学び」に取り組む企業が増えてきたら、今は効力がなく、あくまで学んだ証として渡される修了証も転職時に有利に働くこともあるかもしれません。
ちなみに、『JMOOC』と調べると、動画を配信しているプラットフォームが出てきます。
◇「gacco」(NTTドコモ)
◇「OpenLearning, Japan」(ネットラーニング)
◇「OUJMOOC」(放送大学)
◇「Fisdom」(富士通)
現在はこの4つですが、『JMOOC』の公式サイトからいくと、この4つの全ての講座をまとめて検索・受講することができる、かつわかりやすいので、『JMOOC』の公式サイトをチェックするのがオススメ。
オンラインツールを上手に使うことで、誰でも、いつでも、自由に学べ、教えられる環境が実現できてきています。外出自粛のタイミングに、ぜひ新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?