もしかして向いてない?
「自分に向いている仕事って何だろう?」
みなさん、一度は考えたことがあるでしょう。新しい部署へ移動する時や、新しい仕事を任されたとき、やる前に「自分には向いていない」と決めつけてしまったりすることもあるかもしれません。しかし、向き不向きというのは、実際に仕事を経験しないとわからないもの。
最初から決めつけてしまったり、早い段階で自分の適性ではないと判断してしまうと、チャンスを逃す可能性さえありえます。
自分の素質を大きく伸ばしたいのであれば「とりあえずやってみようかな」「面白いかもしれない!」と新しい物事を前向きに捉える心と、柔軟性を持って考える姿勢が大切。
また、社会人経験が長くなってくると、今までに得た知識や経験に頼りがちになってしまい、選択肢の幅が狭くなってしまうこともあるので、キャリアが長くなった人にこそ“柔軟性”は意識すべきものでもあるのです。
今回は柔軟性を高めるための、基本的な3つの方法をご紹介していきます。
【決まりはつくらない、目標設定はする】
「1+1は2だから、2しかないね」と決めつけて業務を進めるのではなく、3にもなるかもしれないし、4にもなるかもしれない、と可能性を広げていくように物事を考えましょう。そのためには、決まりを作らない、がポイントです。
ただし、その時に必ず目標設定を忘れないように。ゴールにたどり着くためには、何をすればいいのか? 目標から逆算して、現状の把握をしていきましょう。目標に向かって、さまざまな策を練り打ち出していきます。
【さまざまな視点から物事を見る】
いくら完璧に計画を立てていたしても、確実に上手くことなんてほとんどありません。クライアントの意向が変わることや、メンバーが体調を崩してしまうことなど、仕事には予想外なトラブルもつきもの。それを理解した上で、普段からさまざまな視点から物事を見れるようにしておくと良いでしょう。
意識をスライドさせ、自分と違う立場の人の視点で物事を考えてみる。つまり、客観的にみることが大事なのです。こうすることで、リスク回避を考えることができるようになります。
【余裕を持った行動をする】
柔軟な考え方をするためには、日常において余裕を持った行動をすることです。時間に追われていたり、精神的に切羽が詰まっている時は、「急がなきゃ」という焦りが先行してしまい、判断が鈍ってしまいます。即決で決められるほどに良い案がでた場合は例外ですが、時間に追われている時に判断したものはどうしてもリスク回避に陥りがち。
仕事を進める仲間の人数が多ければ多いほど、時間が必要です。どんな時においてもある程度、時間の余裕を確保しておいた方が間違いがありません。人と会う約束をしているのであれば、10分前には到着するようにするというように、小さな積み重ねを忘れずに。スケジュールを詰め込む方が充実しているように感じるかもしれませんが、発想は余白の中でふと生まれることが多いのです。
主体的な柔軟性を持つ
これらの3つのポイントは、受け身ではなく、主体的な柔軟性を持つことを指しています。柔軟性のある考えを持つことができれば、大きく“自分の可能性”を広げることができるようになります。
「環境には柔軟に対応し、内容にはこだわりを持つ」
これを意識することで、自分なりの発想を、主体的に取り組むことができます。
型にはまっているときも良ければ、違う場合もある。正しい判断ができるようになるためにも柔軟性を身に着けてキャリアアップを目指しましょう。