キャリアパスは進んでいく為の道筋を考える
「キャリアパス」という言葉を聞いたことはありますか? キャリアパスは“目標に向かって進んでいくための道”という意味を持っています。
つまりキャリアパスは仕事における最終的な目標を決め、職位や職務に向かってどのようなスキルを身に付け、経験を積むべきかを入社年数ごとに順序立ててプランニングすることです。
目的意識を持つことは、モチベーションを高めること繋がります。企業によっては特定の資格を取ったら昇格など、あらかじめ「キャリアパス制度」が用意されていることもあります。制度がなかったとしても、自分がどのような意識を持って働けばいいのか、どうすれば昇格できるのかをあらかじめ確認することは大切です。
キャリアパスの考え方
終身雇用や年功序列制度がなくなりつつあり、働き方に大きな変化が訪れている今だからこそ、キャリアパスを考える必要があります。どのように立てていけば良いのでしょうか? 3つのポイントを解説します。
ゴール
キャリアパスは目標に向かうための道筋なので、まずは具体的なゴールを設定します。マネージャーになって給料もアップもしたいし、メンバーのサポートもしたいという人もいれば、仕事よりも家庭を優先して生活したいので、高い役職に就くことよりも長く一定の仕事を続けることを目指したいという人もいます。キャリアパスのゴールは、自分の価値観や考えを大切にして決めていきましょう。
適性
自分自身の適性を理解することも大切です。人とコミュニケーションを取りながらチームで仕事を進めるのが得意な人もいれば、1人でコツコツ地道な仕事をすることが得意な人もいます。自分の強みを生かせる仕事の方が、成長スピードが早くやりがいを持って働けます。
どんな時にやりがいを感じたのか、逆にストレスになったのか振り返ってみると見えてきます。
また、他の人に自分の強み・弱みを客観的にみてもらうのもおすすめです。
市場価値
最後のポイントは、転職市場の評価を知っておくことです。
自分の目指すキャリアでは、どのようなスキルや経験が求められてどれくらいの収入を得られるのか、相場を把握しましょう。具体的にイメージできるので、今後どのような努力を積み重ねていけば良いのか明確に分かります。
モヤモヤを抱えている今こそキャリアパスを考えよう
目の前の仕事を淡々とこなすだけでは、やりがいを持って仕事することはできません。キャリアパスを考えてみることで、より充実した日々を過ごすことができます。
「仕事がつまらない」「先が見えない世の中で不安」など、さまざまな思いを抱えることがあります。そんなときは、キャリアパスを考えて自分の目指すべきゴールを明確にしてみてはいかがでしょうか。