出産祝いを贈る時期
出産祝いを贈る時期として相応しいのは、生後1か月までだと言われています。少しでも早くお祝いの気持ちを伝えるためにはちょうどいい日数です。
とはいえ、出産後のママはバタバタ大忙し。中には出産祝いを贈りたくても、生後1か月だと渡しにくい場合もあります。相手の様子を伺いながら渡すタイミングを見き分けましょう。
もちろん、生後1か月を過ぎても出産祝いを贈ることは何ら悪くありません。むしろ遅れてでもお祝いしたかった、という気持ちを伝えられます。渡せる機会があるなら気づいたとき、すぐに渡しておきましょう。
そのとき、遅れた理由ははっきり言わなくても構いません。どちらかというと、正直に「忙しくて贈りそびれた」「バタバタしていた」と伝えるよりは、「贈り物を選ぶのに迷ってしまった」「直接顔を見て渡したかった」など、お互いに受け入れやすい言葉を選ぶと、角が立たなくて良い結果に繋がります。
忘れてしまった時の対処法
生後3か月から半年以内の場合
生後3か月までなら、「遅れた」ということにならないケースが多いです。ただ、伝統やマナーを重視したい関係性で3か月を過ぎてしまったのなら、改めてお祝いの気持ちを伝えるために適切な行動(お詫びのお手紙を添えるなど)が必要です。
生後3か月から半年以内に出産祝いを渡すのなら、のしには「御出産祝い」と記載します。のしの水引は紅白の蝶結びが最適です。時間が経っても出産はおめでたいものです。紅白の蝶結びでお祝いの気持ちを伝えられます。
生後半年~1年の場合
出産から半年を過ぎた出産祝いは、のしに「御祝」と記載します。1歳の誕生日に合わせて渡すのなら「御誕生御祝(初誕生日祝い)」と書くことがマナーの一環です。誕生日前なら「御祝」が適しています。
また、贈り物と一緒に、遅れてしまったことへのお詫びを兼ねた一筆を必ず添えます。出産をお祝いする言葉から書き始め、お祝いを贈る時期が遅くなってしまったことをお詫びする内容にしましょう。
生後1年たってしまった場合
赤ちゃんの誕生を知ったとき、既に1年経過していることもあります。また、本当にタイミングが悪く、お祝いを今まで伝えられなかった人もいます。こんなときでも諦める必要はなく、お祝いは充分に間に合います。
前述しましたが、1歳の誕生日に合わせて渡す場合、「御誕生御祝」か「初誕生日祝」というのしをつけて渡します。
遅れた場合のおすすめ出産祝い3選
1歳から着用可能な服
遅れてしまった出産祝いには、1歳から着られるサイズの服が選ばれることも多いものです。3か月~半年の頃にはまだ大きいとしても、大きくなれば必ず袖を通せます。
赤ちゃんの成長具合が分からない場合、ベビーバスローブやベビーポンチョなどがおすすめです。
サイズの制限があまりないので、長く使用してもらえるアイテムです。 赤ちゃんの成長は個人差がありますので、1歳を超えているなら、少し大きめサイズを選ぶと喜ばれます。
2.かぶっても困らないもの
出産祝いは多くの人が色々なものを贈ります。もしかするとあなたが気持ちを込めて選んだものが、ほかの人の贈り物と被ってしまうこともあります。迷った場合は、いくつあっても困らない代表「タオル」と「オムツ」がおすすめです。
赤ちゃんがいるご家庭なら、1日に何枚もタオルを使います。気軽に使える、でも少し洒落たタオルなら、ほかの人の贈り物とかぶっても迷惑にならないはずです。赤ちゃん用のバスタオルも喜ばれますよ。
そのほかには、「消費するもの」を考えるとベターな選択ができます。赤ちゃんならスタイやお尻ふきがおすすめです。日常の中で必ず使うものですので、贈られるほうも遠慮なく受け取りやすい商品です。
【例文あり】お詫びの手紙の書き方
マナーとして遅れすぎてしまったときの誕生祝いを贈るなら、前述の通り、お祝いの言葉から始まるお詫びの手紙を添えることが大切です。お詫びの文面は色々とありますが、下記のようなものが一般的です。
「赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます。直接お会いしてお祝いをお渡ししたいと思っているうち、タイミングを逃して遅くなってしまってごめんなさい。
お祝いの品を別の便でお送りしました。気に入ってもらえたら嬉しく思います。
育児は大変かと思いますが、無理はしないで下さい。どうぞお身体も大切に。
落ち着いたら赤ちゃんの顔を見に行かせて下さいね。楽しみにしています。
ご家族皆さんのご健康とお幸せをお祈りしています。」
遅れてしまったことの言い訳はせず、素直に謝罪して、赤ちゃんに会える日を楽しみにしていると伝えるのが気持ちが伝わるポイントです。また、この場合は「お祝いの品を別の便で送った」としている通り、お祝いとは別に手紙を用意しているケースです。業者を通して手配する場合などは、手紙を添えることが難しい…この記事を全文読む