「仕事がなかなか覚えられない」「聞いてもすぐに忘れてしまう」「使えない奴だと思われているかも」と不安に思っていませんか?
やる気はあるのに仕事を覚えられないのはなぜでしょうか?あまり悩み過ぎると「上司や部署の仲間に迷惑をかけてしまうから辞めよう」と極端な結論をだしてしまうかも…。そうなる前に5つの対処法を試してみてくださいね!
1.仕事が覚えられない原因は?
仕事がなかなか覚えられない理由はいくつか考えられます。
入社したばかりだから
まずは、仕事を始めてまだ日が浅いことです。最初からすぐに仕事を覚えられる人もいるでしょうが、たいていはそうではありません。最初は緊張していますし、覚えることが多いですし、目の前のことで精一杯です。
この場合は、本人の努力だけではどうにもならない部分があるので、仕方ないことかもしれません。
会社は通常、入社して2、3ヶ月は仕事を覚えるための期間として考えているものです。1度で覚えられなくても焦る必要はありません。数カ月かけてゆっくり仕事に慣れていきましょう。
会社の教育体制や体質に問題がある
会社の教育体制や体質に問題があって仕事を覚えられない場合もあります。上司や先輩の指示が曖昧だったり、教え方が雑な場合、そもそも人手が足りなくて教育に十分な時間を裂けないといったケースでは仕事を覚えるのは難しいでしょう。
また、パワハラが横行している職場や、分からないことがあっても質問しづらい雰囲気が漂っているピリピリした職場では、萎縮してしまい仕事を覚えるのが困難です。
仕事が自分に合っていない
そもそも仕事が自分に合っていないという原因も考えられます。興味が持てないと仕事を覚えるのが難しくなりますし、ミスが増えます。
たとえば、人と話すのが苦手な人は、営業や接客業に不向きかもしれません。
また、先輩や上司と相性が悪いと質問することに苦手意識が生まれます。「何度も聞いて申し訳ない」と遠慮したり、あるいは面倒くさいからと質問を先延ばしてしまいます。そうなると分からない事を放置してしまい、さらに仕事が上手くいかない悪循環が生まれます。
2.辞める前に試すべき5つの対処法
・すぐにメモを取る
自分の記憶力を過信してはいけません。教わったことは、その場ですぐにメモを取りましょう。「後で思い出して書けばいいや」と思っていると、いつまでも仕事を覚えられません。
メモを取ったら、昼休みや帰宅途中などに見返してみましょう。ただ、聞くよりも書く方が覚えられます。また、自分が読みやすくメモを取ることで要点が分かりやすくなります。
・分からないところはすぐ質問する
分かったふりをしたり、質問するのを先延ばしにしてはいけません。
分からないことを質問することで、あなたに教えてくれる人は、あなたがどこまで理解できたか把握することができます。疑問点があれば、躊躇せずにその場で質問し、問題を解決しましょう。
分からないまま作業を進めても、時間がかかりますし、満足できるレベルの仕事はできません。
・仕事の流れを把握する
1つの作業だけ見ると理解しにくいことも、業務の流れ全体を見ると理解しやすい場合があります。あなたが行う業務は点です。点だけで仕事が成り立つわけではありません。通常は、流れがあるものです。
お客様のクレームがあって発生した仕事、プレゼンを成功させて契約を結ぶための仕事、プロジェクトを立ち上げるための仕事など、何らかの目的、目標のために各々が点となる仕事を行い、1つの線にしていきます。
仕事の流れ、つまり目的に向かってどのように動いていくかが分かると仕事を覚えやすくなります。
・仕事に関する知識を増やす
知識が不足していると仕事を覚えられません。たとえば、業界の専門用語や専門知識がなければ、上司や先輩から何を指示されているか分からないでしょう。
どの仕事にも、その分野特定の知識や用語が存在します。ネットで調べたり、本を読んだり、先輩や上司の話しを聞いたりして自分の仕事に関する専門分野の知識を増やしていきましょう。
・アウトプットしてみる
覚えて吸収したことは、外に出さなければ、つまり実践しなければ身につきません。
たとえば、外国語で自由に会話できるようになるためには、まず耳で聞き、口の形や舌の動き方を見て発音方法を覚えます。
次に、口に出して練習し、その言葉を話す人と繰り返し話すことで段々と言語が身につき、やがて自由に会話できるようになります。
仕事も同じです。ただ単に覚えようとするだけでなく、アウトプットすることで身についていくのです。
3.まとめ
今回、紹介した対処法はほんの一例です。仕事を覚えるためにできることは他にもたくさんあります。それでも、いくら努力しても覚えられないなら、その仕事があなたに合っていないのかもしれません。どうしても仕事が覚えられない場合は、無理をせずに転職するのも1つの方法です。合わない仕事、興味を持てない仕事を続けてもストレスが溜まるばかりですから、転職を視野に入れて考えることができるでしょう。