仕事に余裕が出来てくると、社外との繋がりを大切にしたくなる。また、仕事で必要なスキルを身につけるために、さまざまなイベントやセミナーに顔を出すこともあるでしょう。
しかし、異業種交流会なるものは色々な人の色々な思惑が渦巻いている世界でもあります。考えなしに足を踏み入れると、ちょっと面倒なことにもなりかねません。そこで今回は、異業種交流会へ行く予定がある方へ、イベントに向かう前に知っておくべきことをご紹介いたします。
セミナー選びは目的を持って慎重に
まずは、セミナー選びを徹底しましょう。
どのセミナー・交流会に、自分がどんな目的で参加したいのか。
ただ単に人脈を増やしたい、単純に面白そうだからという理由だけで、よくわからない所にいくと時間とお金のムダになります。…というか私自身がそうなりましたので、どうかお気をつけを!
新しいスキルを身につけるためなら、その目的にあった実績の伴うセミナーであるかを調べることも大切です。主催者がどういう人で、その人の周りにどういう人が集まっていて…など、事前に主催者のSNSやHPをチェックしておきましょう。そうすることで、自分の目的意識に共通した人と繋がりやすくなります。
主催者から営業される可能性があること
スキルを学ぶセミナーに参加する場合、それは単純なるイベントではなく、主催者が運営しているスクールやコンサルティング商品などを売るためのイベントの可能性が高いです。人が来やすいように数時間のスポットセミナーをすることで興味を持ってくれる新規の顧客を集め、自らのサービスへ誘導するようになっています。そもそもそれ自体は悪いことではないというか当然な流れです。
スポーツジムの体験プログラムもそういうものですよね。個人主催のイベントにあたっても同じことが言えます。なので、まずはそうしたイベントには必ずモノを売るための落としどころがあることを知りましょう。営業をかけられることを予測した状態で行けば、それを受けるか受けないかの正しい選択が出来ます。
ネットワークビジネスの勧誘者に遭遇しやすい
ネットワークビジネスという言葉を聞いたことがありますでしょうか?ネットワークビジネスとは、人の口コミを通じて商品を売る、個人セールス業のことです。商品を売るだけならまだしも、一緒に商品を売るビジネスをやりましょう!と言葉巧みに勧誘する方も、すごく多いです。
イベント会社によってはこうした勧誘行為を事前に禁止している場所もありますが、そのイベントで通じた後に「お茶をしよう」と声をかけて会いに行ったらビジネス勧誘された。というのも良く聞く話。
中には、単純に気が合うから「お茶をしたいだけ」という人もいるので見極めが難しいですが、仲良くしたいと思う相手じゃなければ、なるべくそうした声かけに応じないように心がけることも大切です。
意志を持って、別の世界へ踏み入れる
セミナーや異業種交流会は確かに、新しい人とのご縁が生まれる場所です。実際にイベント自体は面白くなかったと感じた場所で、この先何年も仲良しでいられる友人が出来たということもあります。
とはいえ、やはり考えなしに参加すると、売り込み目的の人に捕まったり、楽しいと思える時間を過ごすことが出来なくなってしまいます。行くならば、「自分が何のために、どういう出逢いを求めて行くのか」を明確にすることと、少なからず誰かしらにビジネスを売られる可能性も加味しておくことで、意味のある人脈と時間を過ごすことが出来るはず!是非、参考にしてみてくださいね。