「名刺」について考える。紙質やデザインより生きた「情報」を作ろう|MY WORK ヒント#54



[記事内に広告が含まれています]

絶対に必要? or なくてもOK?

上記のリンク#35でも、名刺についてご紹介しましたが、今回も「名刺」をテーマに書いてみたいと思います。

そもそも「名刺」は、すごい重要なものだと思いますか?それとも、なくても仕事ができると思いますか?一長一短ではありますが、極論、名刺を忘れたからと言って、絶対に仕事ができない!というわけではないですよね。

「申し訳ないです。今日は、名刺不携帯でして…」という方もたまに見かけます。それが原因で、取り返しのつかないくらい相手が激怒するということも少ないでしょう。フリーランスで仕事をしていると、名刺は企業から配布されるのではなく、自分自身で作ることが基本。

デザインも紙質も、記載事項もそれぞれオリジナルです。私も、フリーランスになってからは、すごい数の名刺を作り替えました(笑)。サイズが違うもの、折りたたみ式のもの、紙質が贅沢なもの、デザインが繊細なもの……。しかし、最終的に今使っているのは、とてもシンプルな名刺を使っています。

「名刺」は、ただの紙である

すごい数の名刺を作り替えて私が気づいたことは、「名刺は、ただの紙だ」ということでした。

よく、ビジネス書や起業系の本、フリーランスの豆知識などに営業ツールの一つとして「名刺で仕事をとろう!」「個人をアピールする最強の武器」という触れ込みで名刺が書かれていることがあります。もちろん、今でも「名刺」は入り口として使います。

しかし、名刺はどこまでいっても「紙」。正確に言えば、自分の最低限の情報が記載されている、「紙」です。対面した状態で話をするときに、多くの人は目の前の名刺より相手の顔を見て話します。結局のところ、名刺はさほど見ていないのです。残念ですが。

デザインや紙質より、情報更新がポイント

私の名刺は、SNSやブログなどのリンクをまとめて見ることができるQRコードを入れています。スマホで、コードを読み取ってもらえれば、すぐに見ることができます。

「名刺が、ただの紙」という法則に気づいてからは、名刺のデザインや紙質にあれだけこだわっていたものを全て辞めて、記載されている先の情報更新に力を入れるようになりました。名刺交換した相手が、何年も私の名刺を保管し続けてくれるより、その場や数日中に私の活動内容を見に来てくれる方がよっぽど仕事に繋がるからです。

生きた情報が届くことで、良いスパイラルが生まれると思いますよ。