あなたのやる気・モチベはどこからくる? やる気に関する2つの種類を見直し



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やる気には2種類がある

仕事に対するモチベーションや資格取得に向けての勉強など、あなたは何を理由にやる気を出していますか?

もしかしたら今は、テレワークを実施する企業が増えたことから自宅にいる時間が長くなり、仕事へのやる気が出ない……と気分が低下している人も多いかもしれません。それでなくとも、コロナ禍に入ったことでボーナスの有無や日々のニュースによるストレスから不安感が勝り、物事を前向きに捉えられないという人もいるでしょう。
とはいえ、今の仕事でも資格取得をするにしても、努力がなしに評価や結果を掴むことはできません。それにはきちんと目の前のタスクと向き合い実行する能力が必要になります。今回は、やる気やモチベーションを取り戻すべく、やる気が生まれる動機について紹介します。

外発動機

やる気を出すのに必要なひとつめの要素が、外発動機です。これは、周りからの評価や報酬がやる気の元になることを指します。
テレワークに入ったことによって、人と会う機会が少なくなり、周囲からの評価もわかりづらくなってしまったことからモチベーションが低下している人は、特にこの外発動機がメインでやる気となっている場合があります。もちろん仕事は生活をするために必要なこと。ですが、この外発同期だけに頼ってしまうと、周囲の環境や外的要因によって気分が大きく左右されてしまいます。そのため、日々のニュースでの「早期退職」や「内定自粛」など、ネガティブなワードにつられるように気持ちが落ち込んでしまうのです。

周囲からの評価や報酬(ボーナスや雇用の保証)に関してが曖昧になりがちな今こそ、自分の落ち込みが外発動機からきているものなのだと理解しておきましょう。理由がわかれば、対策を考えることができます。

内発動機

やる気を作りだす要素のもう一つが、内発動機です。
これは、他者からみた自分ではなく、自分の興味や関心、幸福感がやる気の元になる人のことを指します。この内発動機を持っている人は、自分が確立したいポジションや、目指したい未来が明確になっているため外的要因に気分をあまり左右されません。
自分がやりたいと思っていることのために一生懸命になれるので、それが難しくなった場合にストレスを感じることはあっても、モチベーションががくんと落ちる……ということが少ないのです。なかなか自分が成したいことを明確にするのは簡単ではありませんが、コロナ禍にいる今こそ、この内発動機を優位にさせていきたいものです。

外発動機に偏りすぎると危険! 今こそ自分の「成したいこと」を

いかがでしたか?
やる気が続かなかったり、心が折れやすくなったり不安定になってしまったり。どうしてもこのような状況のときは気分のゆらぎが激しくなりがちですが、それでも自分のモチベーションの要素となるものがなにから来ているのかを理解しておけばある程度対処法を考えることができます。
「外発動機に頼りすぎていたな」と思った人こそ、テレワークによって余った通勤時間などを使って、自分探しをしてみましょう。

自分にとっての動機が見つかることで、気分の浮き沈みやモチベーションを回復させられるようになります。今こそ、自分にとっての本質を見つけるべきタイミングです。

今はまだ、テレワークや評価制度の不透明性が問題にありますが、今後このような働き方が根付いていくことによって、新しいルールが設けられていきます。今後はより、自分の裁量が試されるようになっていくと思っておいた方が良いでしょう。
成果を出し評価されるのは、気分に左右されて仕事ができなくなる人ではなく、どんなときも変わらず仕事の成果を出せる人です。そのためには仕事へのモチベーション・やる気は必要不可欠。評価はその後についてくるものなので、ぜひ自分にとってベストな「頑張り方」を考えてみてください。