「いつもと違う感覚……何これ?」
正常位をしたいけれど……。
足を開いた状態の正常位に痛みを感じる女性は、いませんか?実は、私自身、正常位が元々好きではありませんでした。むしろ痛い印象の方が強いため、避けていた体位だったのです。
しかし、男性は女性の喘いでいる姿が視覚的に確認できるので、正常位が好きという場合が多いです。女性が痛みを感じているにも関わらず、相手は興奮している状態。これが長く続くのは、女性にとってとても負担ですよね。
そこで、同じ正常位でも角度を変えたり、足の開き方を変えたりするだけで気持ちよくなる方法を発見したので、ご紹介したいと思います。
足を開いて痛いなら?
正常位というと、一般的には足をカエルのように開いて挿入するのがイメージできると思います。または、女性が足を腰までグッとあげる体勢。足を大きく開いて挿入するのは、男性器が深く入るので挿入感は強いですが、逆にその挿入感が痛みになることがあります(特に、男性器が平均より大きい男性の場合)。
そこで、足を上に上げるのではなく、逆に下ろしてピンッと両足を伸ばしてみてください。男性は、女性の上でピストン運動をし、通常の正常位と変わりありません。これは私の体験ですが、足を開いていた時より、足を下ろした時の方が深く挿入し過ぎるのを防ぐことができて、程よい快楽に変えることができたのです。
ここでのポイントは、男性が女性と直角の状態でピストン運動をするのではなく、体と体を重ねてやや体重をかけるようにすること。そう、完全に密着する体勢に変更することで、挿入の圧迫感をかなり減らすことができます。
枕を腰の下に入れるのもあり
それでも痛い場合は、腰の高さに問題があると思います。女性の挿入口は大きく分けて3つ(フロント・サイド・バック)ですが、特に後ろ(バック)の女性は正常位をするときに、接合しにくいです。そんな時に役に立つのは、枕。腰の下に枕を入れて、腰から恥骨にかけて高さを出しましょう。
下がっていた腰の位置が上に持ち上がり、クリトリスが前に押し出される形になります。角度を調節して痛みが和らぐのと同時に、男性器とクリトリスが擦れ合って感度も増すと思います。
SEXの最中に「痛い」と正直に言うのは、なかなか勇気のいることです。しかし、ずっと我慢しているとだんだんその時間が「苦痛」に変化してしまいます。言葉で言えない場合は、「ねえ、こうしてみようよ」と提案型で取り入れてみるとムードを壊すことなく、緩和されると思います。
正常位は王道パターンなので、ぜひ攻略していただきたいと思います!
「女は心で濡れる」を合言葉に、繊細な女性向けSEXコラムを執筆する官能エッセイストです。