メガバンクは続々と手数料の引き上げを
みずほ銀行は3月からATMが有料に、振込の無料条件も厳しく
みずほ銀行では3月から、一部のATM手数料が有料になりました。
大きく変わったのは、みずほ銀行間のATM送金手数料が全て有料になったこと、そしてコンビニATMの手数料が全て有料になったことです。
「みずほマイレージクラブ」(取引状況に応じてATM時間外手数料無料などの特典が受けられるサービス)という会員制度に加入することで、各種手数料をおトクにすることはできますが、3つのステージに分かれた条件はそれぞれに違っており、手数料が無料になる回数にもそれぞれに制限がかけられています。ローンや資産運用(投資信託・公社債・株式など)が必要になるなどの条件が厳しく感じるようになりました。
三菱東京UFJ銀行は5月からコンビニ手数料の引き上げ
みずほ銀行同様に、三菱UFJ銀行もコンビニATM利用手数料を改定。これまでは平日、8時45分〜18時まで110円だった手数料も、5月からは220円と倍の金額に。それ以外の時間帯も、倍ほどではありませんが全て大幅な値上げが実施されます。
毎月25日と月末だけは、8時45分〜18時の時間帯のみ手数料が無料になると発表されていますが、計画的にコンビニATMを使うタイミングを把握しておかなければなりません。今後は、「コンビニで引き出せばいいや」などと気軽に使うこともできなくなりそうです。
インターネット口座を作っておくのも良いかも
振込手数料はインターネットバンクが圧倒的にお得です。
ATMでの引き落としも、提携しているコンビニを調べておくのが良いでしょう。会社によって「月に4回までは無料」というような上限が定められている銀行もあります。自分がすでに持っているメガバンクの口座との組み合わせについても調べるようにしてみて。サブ口座にインターネットバンクを作っておくことが、手数料をおトクにするコツです。
レジ袋の有料化が7月から本格的にスタート
2020年7月から、本格的にレジ袋の有料化がスタートします。対象となるのは、薬局やコンビニ、デリバリー、デパートなども含む全てのお店です。
もうすでに実施されている店舗もありますが、今後は自宅近くのスーパーやコンビニに行く時にもマイバックを入れておくことがマストになります。レジ袋の価格はお店によって違いますが、1枚数円のものから数十円のものまで。サイズや素材によっては1枚100円以上になるものもあるのでご注意を。
「同一労働同一賃金」の制度がスタート
正規・非正規社員との格差をなくすべく実施された「同一労働同一賃金」制度。実施される大きなメリットとしては、非正規労働者の待遇改善です。また、働き方にさらなる選択肢が生まれるでしょう。デメリットとしては、一人雇用するごとの人件費が高くなることです。それによって、正社員の賃金の見直しが実施される企業もあるかもしれません。大手・中小企業など、会社の規模によって導入されるタイミングが変わっているので注意深くチェックするようにしておいて。
マイナンバーでポイントが貯められる! 「マイナポイント制度」
今話題の「ポイ活」(ポイント活動)。ポイントを貯めたり、使ったりしてお得に暮らす工夫をしている方も多いのではないでしょうか? 2020年7月以降に新しくできるのがマイナンバーカードとスマホ決済を連動させてポイントを貯められる「マイナポイント制度」です。キャッシュレスでチャージまたはお買い物をすると、マイナポイント25%(上限5,000円分)がもらえます。使えるようになるためには、マイキーIDの設定が必要になります。
早めに知っておくと備えられる!
いかがでしたか? 気になったものがあった人は、ぜひ今のうちに細かくチェックをしておいて。新制度や仕組みは、知識があれば備えることもできるけど、知らないと対策を練ることさえできません。お得に賢く暮らすには情報が最大の武器になります。ぜひ参考にしてみてくださいね。