自己紹介を書くだけでは、目に止まらない
企業勤めの方は、一度就職をしたら改めて「履歴書」を使う場面は少ない印象。しかし、私のようにフリーランスとして活動していると、どこかの企業に属しているわけではないので、新しいキャリア構築にチャレンジするときには、自己アピールをする工夫が必要です。
実は先日、「履歴書」を使う場面がありました。大人になってから「履歴書」を書くことが久しぶりだったので、何を書いたら良いか?どうしたら自分に興味を持ってくれるのか?など、しばらく悩みながら書いていたのですが……。
「履歴書を送ってください」と書いてあっただけなので、紙ではなくデータで「履歴書」を作成することにしました。結果は、後日お会いしたいとのことで面談に。「この履歴書は、会ってみたくなる」とお言葉をいただいたので、私が「履歴書」作りで工夫した部分をご紹介したいと思います!
ポイント1:職歴に自分の心境を添えた
オーソドックスな「履歴書」テンプレートをダウンロードするところから始めたのですが、単純に空欄を埋めていっても面白くないと感じた私は、色々工夫しながら作りました。
まず一つ目は、学歴や職歴の説明に自分の心境を書いたこと。私は、高校は普通科、大学は音楽科、その後は大学研究生という名目で継続で学んだのちに、就職せずにフリーランスになっています。一般的な目線で私の生き方を見たら、なぜ音楽を学んだのにいきなりライターになっているのか不思議に感じると思ったので、「大学卒業後に就職しなかった理由」を書いたり、「音楽を学んだのに、ライターになった理由」を書いたり。
そう、年表形式でただ卒業した学校を書くのではなく、「なぜこの時にこの道に進んだのか」を書き添えたのが「もっと話を聞いてみたい」と思っていただいた要因だと思います。
ポイント2:長所・短所を具体的に書いた
そして、はっきりと自分の長所と短所を書きました。これに関しては、自分が応募する先の採用者にどんな人材を求めているのか?を先回りして考えたほうが良いと思います。
ただ、自分の長所と短所を書くでのはなく、相手が求めていそうな長所と短所を書き出します。私がその時に書いたのは、コンテンツ作りに関してのことだったので、「アイディアが豊富」「集中力がある」を長所に。短所は「集団行動が苦手」「チームワークで仕事をする」など。
人間誰しも、良いところと悪いところがあります。しかし、それは採用側から見たら両方メリットな場合もあります。そう、長所だけが良いわけではなく、短所さえも企業にマッチしていたらそれは長所になりえるのです。
ポイント3:保有資格の内容を記載した
最後は、保有の免許や資格を書いたこと。ただし、名前を箇条書きしただけではありません。「運転免許証」のような誰でも知っている免許であれば書く必要がないかもしれませんが、自分の興味で取得した資格に関して相手は知らないジャンルが多いです。
そこで私は、保有資格一覧表を作り、資格名と「内容」を追加して書きました。「サプリメントの基礎知識と栄養の基礎」「皮膚構造の基礎から、スキンケアのアドバイスができる」など、この資格があることで自分が何をできるのか?を提示することで、自分の可能性を相手により深く知ってもらうことができたと思います。
いかがでしたか?
「履歴書」はベースの質問事項があるものの、根本的なところを追求すると「どんな人物なのか」を具体的に知る情報紙です。ぜひ、自分で工夫しながら作ってみてくださいね!