「ローマは一日にして成らず」 ウーマンダイアローグ#3

「ローマは一日にして成らず」 ウーマンダイアローグ#3

こんにちは!ライターの渡辺彩季です。この連載では、「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。今回のゲストはオーガニックコスメブランド、ラ・ブルケットのブランドマネージャー大島有希(おおしまゆうき)さん! 店舗の立ち上げからスウェーデン出張まで、いろんなお話を聞かせていただきました♡


今回のゲスト♡ 大島有希さん

株式会社ビヨンクール ラ・ブルケット ブランドマネージャー。
皮膚の知識や化粧品原料、薬事法に至るまで幅広く学ぶ。コスメコンシェルジュ、美肌エキスパートの資格を取得。
国内大手化粧品会社に9年間勤務した後、美容ライター、企業のコンサルティングを行い、現在の仕事に就任。
店舗運営、およびPR、営業など全てのラ・ブルケットのディレクションに携わっている。

インタビューする人♡ 渡辺彩季

京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級などの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#3 【ラ・ブルケット ブランドマネージャー/大島有希さん】

渡辺:今日は以前レセプションパーティーに招待して頂き、Cinqでも記事を書かせていただいたラ・ブルケット青山店に来ています♡

大島:その節は、お世話になりました。オープンして、あっという間に3ヵ月が経ちました。

渡辺:最近メディアや雑誌でラ・ブルケットの記事を見かけることが多いです! 見つけたら私までうれしくなって…有希さんにも連絡しちゃったり(笑)

大島:彩季さん、いつも応援してくださってありがとうございます!
   
渡辺:本日は対談ということで、有希さんの仕事に対する熱い思いを語って頂きたいと思います! 早速ですが、現在のお仕事の内容を教えてください♪

大島:私はスウェーデンのオーガニックコスメブランド、ラ・ブルケットのブランドマネージャーをしています。主な仕事の内容は日本でも人気が出るように営業戦略を考えたり、商品が流通するような手続きをとったりしています。

「ピンチ」を「チャンス」に。強い気持ちで引き寄せる

大島:実は…このブランドに携わってから、長年の夢が叶ったんですよ。

渡辺:そのお話、詳しく聞かせてください♡

大島:私は短大を卒業したあと、9年化粧品会社に勤めていました。そのときは美容部員として接客や販売をしていたんです。…でも、働いているうちに「どうしたらもっと多くの人にブランドや商品の魅力を伝えられるのかな」と考えるようになりました。

   本社で「PRや販売戦略を立てる仕事をしたい」と申し立てて、年に1回ある試験を受けたりもしました。しかし、いつも最終面接で落ちてしまって…。

渡辺:…狭き門なのですね。

大島:とっても狭い門でした。やっぱり私は「販売が好き」「お客様と話すことが好き」「美容が好き」。…だから、そのお仕事がすごく好きだったんですけど、どうしてもやりたいことに一歩夢が届かない部分がありました。結局、前の会社ではそのまま販売業を続けていました。

渡辺:有希さんにそのような過去が…やっぱりどこの業界も下積みは大変なのですね。
    
大島:その後、結婚を機に、広島に移住して専業主婦になりました。しかし、私たちは数年で離婚をしたんです。それまで専業主婦だったから、「とにかく生きていくために働かなきゃ」と東京に戻ってきて美容ライターや広告の仕事をはじめました。

   そこから今の会社に行きついたんです! 今はラ・ブルケットのブランドマネージャーとして、PR、営業戦略、販売など…やりたかったことのすべてができています。紆余曲折しながらも…20歳の頃に夢見たお仕事に就けているので、少し不思議なんですけど。

渡辺:…運命ってすごいですね! これまで美容に関する仕事に就いていたから、やってきたすべての経験が生かされたんじゃないですか?
   
大島:そうなんです! たとえばポップやカタログを作るときに文章力が必要になってきますので、ライターのお仕事をしていてよかったなと思います。広告の仕事もそうです。今はネットを無視できない時代なので、PR戦略を学べたことが生かされています。これまで経験した仕事は、すべて意味がありました。

渡辺:まさにチャンス到来ですね! 結婚してそのまま広島で主婦をしていたら、ラ・ブルケットのブランドマネージャーはできなかったと思うので。

大島:そうですね。きっと「こんなのあるんだ」ってインスタで見るだけだったのかも(笑)。あのまま結婚生活を広島で送っていたら、ブランドの立ち上げとは疎遠だったでしょうね。今は離婚を経験したからこそ、新しい扉が開いたなと前向きに捉えています!

渡辺:また東京に戻ってきて環境がガラリと変わったと思うのですが、いかがでしたか?

大島:このお話をいただいたとき、大きな覚悟が必要でした。ブランドの立ち上げに関わるとなれば、数年は忙しい日々は続くと分かっていたので。今後再婚も視野にいれているのですが、やっぱり結婚はできても子どもを産むタイミングとかはちょっと先になってしまうのかなとか。自分の女としての幸せより仕事を優先しなきゃいけないから悩んだのですが…やっぱり昔からの夢だったので飛び込みました!

渡辺:希望が持てる話ですよね。それこそ今20代で過去の有希さんと同じように仕事の悩みを抱えている人は多いと思います。きっと、どこかで諦めてしまう人もいる。でも、「やってみたいな」という気持ちを持ち続けていれば、有希さんのように夢を引き寄せることができるかも!

大島:そうですね…山あり谷ありでしたけど(笑)。でも、やっぱり引き寄せるくらいの強い気持ちは大切だと思います!

海外出張で知った、スウェーデン人の働き方

大島:出張でスウェーデンを訪れて感じたことは…とにかくみんな笑顔で幸せそうだ、ってことです。眉間にしわがあったり、ピリピリしている顔の人が全然いないんですよ。日本は毎日忙しいのが美徳とされている風潮があるし、休みの日も仕事をしている人もいるじゃないですか?

   でも、スウェーデンの人は仕事とプライベートの時間をきれいに分けているんですよね。仕事が終わったら、自分の時間を楽しんだり、大好きな人と過ごしたりしていて。

渡辺:平日の終業後の時間を上手く使えている人って、日本ではめずらしいですよね。毎日がとっても充実していそう♡

大島:ラ・ブルケットができたのがスウェーデンのヴァールベリという西海岸の街なのですが、毎朝みんな海辺に集まって「おはよう」とあいさつをする習慣があります。コミュニケーションをとったり、大事な人と時間を共に過ごすということを大切にしているんです。
   
渡辺:朝からビーチに!?…しかも、毎日ですか! すべてにおいて余裕を感じます。心や時間にゆとりがないと、まず早起きして人に会おうってならないですもんね!
 
大島:そうそう。「そんな時間があったらちょっとでも寝たい」「仕事に時間を使いたい」って考える人がいてもおかしくないじゃないですか。でもみんなが当たり前に集まるんです。そういうところが本当に素敵だなって。

ラ・ブルケットは「15分の儀式」を提唱しています!

大島:ラ・ブルケットは「15分の儀式」を提唱しています。スウェーデンの「幸せの流儀」なのですが、日本だとなかなか耳慣れない言葉ですよね。

   これは、毎日15分自分の肌と心にと向き合うことを大切にしようというものです。なかにはテレビやSNSの更新と同時進行で「ながら美容」をされている方もいらっしゃると思います。そうではなく、一度テレビやスマホの電源をオフして「今日はどうかな?」と自分と向き合う時間を作るんですよ。「疲れたかな」「頑張ったかな」と自分と対話をするように。

渡辺:ヨガの瞑想と似ていますね! 毎日ヨガスタジオに通う時間がない人も自宅で15分自分と向き合うだけなら、習慣に取り入れやすいかも。 

大島:まさにそうです! これを行うことによって、翌朝元気な心やきれいな肌に出会えるとラ・ブルケットは信じています。

ラ・ブルケットに携わって幸せだったこと

渡辺:ラ・ブルケットのブランドマネージャーに就任してから、幸せを感じたことを教えてください。

大島:3つあります! 1つは店舗がオープンした日。スタッフも協力してくれて、無事に営業をスタートできたことです。2つめは、このお店に来たお客様が商品を手に取って感動してもらえたとき。伊勢丹のポップアップショップ期間中に「この前買ってよかったから、また買いに来た」って2回も足を運んでくれた方もいて本当にうれしかったです!

   3つめは、店舗がオープンしたのを「待ってました」と喜んでくれてた方がいたこと。以前にスウェーデンに旅行に行ったときにラ・ブルケットを知ったけど、日本では買えなかったという方もいらっしゃって。 そういう声を聞くと頑張ってよかったなと思えましたね。
   
渡辺:日本上陸前からラ・ブルケットの存在を知っていた根強いファンがいらっしゃたのですね! それだけブランドへも思い入れが強いと、きっと常連になってくれますね!

自分が仕事に、こんなに熱くなれるなんて…!

大島:今働いていて、あらためて「好きなことをするのが一番」と感じています。

   もちろん仕事なので、大変なことや苦しいこともいっぱいあります。「はじめて仕事でこんなに泣いたな」という悔しいこともありました。でもだからこそ、自分がこんなに打ち込めることがあるんだと気付くことができました。30代になってこんなに熱くなることってなかなかないと思うので、それはすごい幸せなことです。それに一緒に頑張ってくれるスタッフにも恵まれています。

渡辺:学生時代の部活じゃないけど…なんだか青春みたい!

大島:そう!そう!そうかも!

渡辺:悩みがあって、葛藤があって…でもみんなで一丸となって頑張ってる! 今はいっぱいいっぱいでも 後から振り返れば本当に充実した毎日だったと気付くんですよね♪

大島:思いがけない出来事も起こるし、挫折もあるし、毎日キラキラというわけではありません。でも…目の前のことを一生懸命頑張る! 選択肢があったときに結局どっちを選んでも正解だと思うんですよ。あとは自分次第でいくらでもいい方向に転ぶのなのかなって!

もっともっと…ラ・ブルケットを知ってほしい♡

渡辺:今後は、地方でもポップアップは展開していかれるのですか? 今回は新宿の伊勢丹でしたが、全国各地のデパートを回ることを検討されていますか?

大島:しますね、これから。年内であと2回はポップアップのイベントをしたいです。来年以降は地方にもどんどん行きたいと思っています。あと、関西あたりに店舗をオープンさせることも視野に入れています。

渡辺:地方に住んでいる人は、「知っているし、気になっているし、使いたい…でも簡単に買えない」そういうもどかしさもあると思います。きっと、待っている人が多いでしょうね!

大島:実際にDMで「関西で買える場所はないのですか?」とお問合せを頂きました。そのような声を聞くとより…一層実現したいという思いが高まりましたね!

渡辺:やはりメディアで取り上げられると反響は大きいですか?

大島:そうですね!特に雑誌は影響力が強いです。ファッション誌や美容雑誌…あとはオーガニックに詳しい方に取り上げていただくと効果がすごくあります!

渡辺:雑誌の付録でコスメが付いてくるものも多いですが、そのあたりの検討されていますか?

大島:いずれやりたいなと! 以前、雑誌側からお声がけいただいたので、今後体制が整ったらそういったものも作りたいと考えています。

渡辺:ラ・ブルケットの今後の展開が楽しみですね!

インタビューを終えて…

きっかけは思いがけないことかもしれません。
でも、ふとした瞬間に夢が叶ったり、自分の今までの経験を発揮するシーンがきたり…有希さんのこれまでのストーリーは、まるで映画のヒロインのようでした。

「ローマは一日にして成らず」。
有希さんは長年の夢の叶えたわけですが、その道のりは決して近道ではありませんでした。
販売、ライター、広告…様々な仕事をこなしてきたからこそ、ブランドマネージャーが務まるのでしょう!
もし20代の頃に今と同じような仕事をしていても感覚が全然違うのではないでしょうか?

私自身も「引き寄せの法則」は絶対にあると信じています。
自分の気持ちが強ければ、絶対に相手に伝わったり、運命が味方をしてくれるはずです。

そして、今回対談させていただいた有希さんは、それを実証した1人でした。

この記事のライター

京都出身、東京在住。
ファッションや美容が大好きなおしゃれミーハーです♡

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