「行動を起こさないと世界は変わらない」 ウーマンダイアローグ#9

「行動を起こさないと世界は変わらない」 ウーマンダイアローグ#9

こんにちは!ライターの渡辺彩季です。 この連載では、「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、料理教室「bonnecuisine(ボンキュイジーヌ)」の講師、齋藤聡子(さいとうさとこ)さん。子育てと仕事を両立しながら、充実した毎日を送っている素敵な女性です!


今回のゲスト♡ 齋藤聡子さん

群馬県高崎市出身。
お茶の水女子大理学部数学科卒。
株式会社SAI 代表取締役
幼少期より好きな料理の楽しさにさらに目覚め、大学在学中に調理師免許・パン講師免許を取得。
某グルメ雑誌に自身の考案ドルチェ掲載経験あり。
現在、メディアにレシピ連載中。企業とのコラボ企画や、レシピ動画作成なども手掛ける。
食器・食材とも手軽ですぐ手に入るものを使用し、「自宅で完全再現可能な料理を学ぶ料理教室」をテーマにレッスン開催中。

インタビューする人♡ 渡辺彩季

京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級などの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#9 【料理教室講師/齋藤聡子さん】

渡辺:今回は、西荻窪にある料理教室「bonnecuisine(ボンキュイジーヌ)」のさとこ先生に来ていただきました! 2018年4月にオープンして、まだ半年しか経っていないのですが、とにかく「予約が取れない」と大人気。私も元々教室の生徒なのですが、予約開始と同時にアクセスしないと人気のレッスンはすぐに埋まってしまうので大変です(汗)。

齋藤:たくさんの方からご予約やリクエストをいただいていて、どんどんレッスン数を増やしています! 最近ではホームページを見てくださって、実際に海外から予約をいただいて旅行のタイミングでホームパーティーのおもてなしメニューを作りに来られた方もいらっしゃいました。

渡辺:はるばる海外から!? それは嬉しいですね。現在は料理教室でのレッスン以外でも幅広く仕事をされていらっしゃいますよね?

齋藤:はい。メインはもちろん料理教室の講師ですが、飲食店にレシピを提供したり、料理をしている動画をネット配信しています。この動画の配信は、ニューヨークに本社がある中国系のテレビ局「新唐人テレビ」から依頼を受けて、35カ国で配信しています。ホームページに教室の電話番号を記載しているのですが、いきなり電話がかかってきたので驚きました。

渡辺:知名度がグンとアップしますね! 海外のテレビ局……撮影は、どちらで行われたんでしょうか?

齋藤:動画撮影は、私の教室にスタッフの方が来られました。4本分をまとめて撮りましたよ。SNSのフォロワーが170万人もいるメディアなので、いろんな方に教室やレシピを知ってもらうきっかけになったと思います。

出産をきっかけにワークスタイルを変えました

渡辺:ずっと料理に携わる仕事をされているのですか?

齋藤:いいえ。実は、新卒から9年間は金融機関で働いていました。元々は辞めるつもりが全くなかったのですが、実際に出産を経験したときに「子育てに専念したい」と思うようになって退職しました。子どもが幼稚園に行くまでの期間を家で一緒に過ごしたいなと。

  なので、4年ほど専業主婦の時期がありました。再び仕事をはじめようと考えたときに料理教室を開くことにしたんです。

渡辺:自宅をスタジオにすれば通勤時間も短縮できるし、自分のスケジュールに合わせてレッスンを開催することができますものね。料理教室をオープンするにあたって、どのような準備をされましたか?

齋藤:私は元々料理が好きだったので、調理師免許を取るために学生時代に飲食店でアルバイトを4年間して、実務経験を積んだあとに調理師免許を取りました。ただ、料理教室は、特に資格が要らないので「明日料理教室を開こう!」と思えば、誰でも料理教室を開くことができますよ。「料理研究家」と名乗れば、もう「料理研究家」ですし。

渡辺:私のような「ライター」もそうです。文章を書いていたら、それだけで「ライター」と言えてしまうので、比較的新しくはじめるにはチャレンジしやすい職業なのかもしれませんね。ちなみに調理師免許を取ったのは、将来的に料理を作る仕事に就きたかったからですか?

齋藤:特にそのようなことは考えていませんでしたが、料理が好きだったので……なんとなく取りました。その頃は、将来自分が料理教室の講師になるなんて全く考えていませんでした。

自宅が職場になるなんて、最初は想像がつかなかった

渡辺:職場が自宅、自宅が職場になっているわけですが、意識していることはありますか?

齋藤:2018年4月にオープンして、最初の3ヵ月で300件も予約をいただいたんですよ。そんなにたくさんの方が、自宅に来ると想像をしていなかったので、はじめは少し「恐いな」という気持ちがありました。しかし、実際にいらっしゃった生徒様はいい方ばかりだったので、今はネガティブな気持ちがありません。

  意識しているポイントは、生活感を出さないようにしています。例えば、メニューに合わせてテーブルクロスを変えたり、音楽を流したり、季節に合わせたお茶を出したりなど……心地よいと思ってもらえるような空間づくりにはこだわっているつもりです。

渡辺:たしかに、まるでお店のような空間ですよね。

齋藤:そうですね。リラックスしていただけるようにカフェ感を出しています。ほかに気を付けていることは、住所はネットには出さずに、予約した方のみに伝えるようにしていることです。

渡辺:実際に自分が住んでいる家をネットに公開するのは、リスクが高いですものね。

齋藤:あと、自宅でのレッスンは女性専用にしています。男性からの需要も多いので、ほかのスタジオをレンタルしたレッスンも開催しておりまして、そちらは男性の受講が可能です。

家族も協力的だから、楽しく仕事をすることができます

渡辺:プライベートと仕事の垣根はありますか?

齋藤:全くないです。プライベートの食事も全てが料理教室に直結しています。たとえば、家族に料理を作れば「試食」になりますし、外食するときも「研究」になります。

渡辺:食べ歩きもいろんな料理を知る課外授業みたいですね。

齋藤:そうですね! 自分ならどうするかとかレシピ作りのヒントにしています。簡単に作れるように自己流にアレンジができるかなとか、ついついそういった目線になりがちです(笑)。

渡辺:普段、旦那さんや子どもの反応を見て、実際にレッスンのメニューにすることはありますか?

齋藤:よくあります! お酒のおつまみを作るレッスンや子どもが喜ぶようなメニューなど、テーマも様々なので、まずは家族の意見を聞いて内容を考えています。

渡辺:家族も料理教室には協力的なのですね!

齋藤:かなり協力的ですね! 本当に助かっています。

渡辺:仕事と子育ての両立についてはいかがでしょうか?

齋藤:独身の頃に働いていたときもそれなりに大変なことはありましたし、専業主婦でもそう感じることはありました。なので、料理教室をはじめたからといって、特別大変だと感じたことはありません。職場が自宅なので、子供を幼稚園に送ったり、迎えに行ったりする間に料理を教えることができますよ。ライフスタイルに合わせて無理なく働くことができます。

ブレイクの秘訣は……?

渡辺:料理教室がたくさんあるなかで、「bonnecuisine」がブレイクした秘訣はなんなのでしょうか?

齋藤:まだまだブレイクなんて言葉はおこがましいのですが、私は本当に人に恵まれています。ただ、それだけですね!何度もリピートしてくださる方や、お友達や同僚を連れてきてくださる方……なかには料理教室のレッスン中に仲良くなって、次回のご予約の日程をあわせて来てくださる方々もたくさんいらっしゃいます。そうやって、どんどん教室に通ってくださる生徒様の数が増えていきました。

渡辺:リピーターも多いのですね?

齋藤:一度来てくださった方は98%がリピーターになってまたお越しくださっています。そして「次こんなレッスンが受けたい」「ここはこうしたほうがいい」など、アドバイスもたくさんいただいております。その声がレベルアップに繋がっているので感謝しています。自分自身、前職が金融機関での営業だったので、人と話すことが大好きなんです♪

渡辺:先生は、すごくマメに生徒様とコミュニケーションを取られていますよね。実際に教室でも楽しくお話しをするし、ネットで情報発信をたくさんされていますよね! ブログ、LINE、Instagram、Twitter……など手広く更新されていてすごいなとびっくりします。

齋藤:生徒様によって登録しているSNSもそれぞれ違うと思うので、できるだけ全部やろうと思って!(笑)

渡辺:できることを全部をやる……それって実際にアクションすると相当大変ですよ! けれど、たしかに個人によって使っているSNSも違うから、伝える手段が多ければ多いだけ必然的に多くの方の目に留まりますね。

齋藤:あと、こちらから発信するだけでは一方通行になりがちなので、気軽に話しかけてもらえるようにLINEのアカウントも作っています。だから、常にスマホの通知はチェックしていますね。

渡辺:確かに、返信が早いですよね! もしすぐに返答ができない場合にも「今来客中なので、後程返信させていただきますね。」とワンクッション入れてくださいますし。抜かりがない対応に驚きます。ちなみにエゴサーチなどもされますか?

齋藤:します! 生徒様の投稿を見つけたら、積極的に反応をしています。

渡辺:先生の仕事に真剣に向き合っている姿や一生懸命さが伝わる行動が、純粋に生徒様から愛されているのではないでしょうか。きっと「人に恵まれていると感謝できる心を持っているところ」がブレイクの秘訣なんでしょうね。

夢だった「女社長」になりました

渡辺:今後の目標を教えてください。

齋藤:今後も料理教室を充実させて、どんどんステップアップしたいです! 生徒様の満足度を上げて、飽きさせないような料理教室を作っていきたい。

  あとは、これから料理教室をこれから開きたいという方に、情報をシェアできるような見本になりたいです。時間が限られている人も諦めなくても開業できるということを知ってもらいたい。……実は、9月からこの料理教室を会社にしました。女社長になることに憧れていたんです! 今は社員が私1人ですが、今後支店を作るなど展開していきたいと考えています。1人でできることは、やはり限られてくるので。

渡辺:たしかに子育てしながら仕事をしたい主婦の方や、自宅で料理教室をしたいという方に、たくさんアドバイスができますものね。これから社員が増えて、「bonnecuisine」がパワーアップしていくのも楽しみです!

齋藤:私は、この教室をオープンさせる前に、他の料理教室のレッスンを受けて勉強しておいた方が良かったかなと考えたことがありました。でも今思うと、逆にやらなかったからこそ他からの影響を受けることなく、自分らしいレッスンができたのかな、とも思います。「不安なこと」「やらない理由」を探せば、いいわけはいくらでもできますが、「まずは、やってみる」ということが大切じゃないかと思います。

渡辺:頭でっかちにならず、とりあえず勇気を持って行動することは大切ですよね。失敗から得る学びもありますし。

齋藤:まずはアクションに起こしてみることが重要ですね。オープンさせたら、生徒様がいろいろアドバイスをくださいます。改善点などもおっしゃってくださるから、よりよい環境やレッスンを作ることができます。オープンさせないことには、生徒心理は分からないので。

インタビューを終えて…

仕事がデキる人は、すべてにおいて行動が早いと言いますが、さとこ先生のスピード感にはいつも驚かされます。教室をオープンさせてからというもの、順調に仕事のオファーも増やし、それを柔軟に対応、どんどん規模が大きくなっていることが、ひと目見てわかるのです。先生自身が向上心を持っていて、すごくキラキラされているところが、生徒が憧れる理由でもあるでしょう。

そんなさとこ先生は口からは「生徒様に恵まれている」「家族が協力してくれて助かっている」「仕事を振って頂けてありがたい」と、感謝の気持ちが良く出ます。このようなおかげさまでの精神が、人気のある料理教室のゆえんなのかもしれません。


「行動を起こさないと世界は変わらない」

本当にやりたいことがあるなら頭で考えるだけではなく、実際にチャレンジしてみましょう! 私自身、なかなかすぐに走りだせないこともあるので、先生の言葉がグサッと胸に刺さりました。人気料理教室の先生も半年前は専業主婦だったと思うと、かなり説得力がありますね。自分が動かないことには未来は変わらない、まずはやってみることが大切です。

この記事のライター

京都出身、東京在住。
ファッションや美容が大好きなおしゃれミーハーです♡

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