いつものメイクを変えるのに効果的なものは?
これまでは、Cinqのアライアンスメンバーを中心にポイントメイクを伝えていましたが、今回は新しく読者さまから撮影参加者を募集。
お悩みで多かったのはやはり「いつもの自己中メイクから抜け出したい」という意見でした。そんな、はるかさんからのお悩みを美容家、松下侑衣花さんがメイクで解決。大きく印象を変えたい時に、変えるべきはどのパーツなのでしょうか?
いつもの自己流メイク
自己流メイクでは、ピンク系カラーのアイテムを使うということが多いというはるかさん。普段から松下さんのSNSなどをこまめにチェックしているという彼女、持っているアイテムはとても優秀なものばかりなのだそう。
松下さんいわく、通常であれば印象を変えたい時には、チークとリップを変えるのがもっともチャレンジしやすいパーツだそうなのですが、今回はあえて、チークやリップは彼女が普段から使っているピンク系のもので色味は大きく変えず、春新作のアイテムを使って今ドキの質感に仕上げ、最旬顔に変えてくれるといいます。
いつものメイクをチェンジ! 使ったアイテム
写真左上から スック ステイン リップ ラッカー101(輝虹)※1/18限定発売/キッカ フラッシュブラッシュ ピンク07(スウィートピギー)※1/16発売 /ハイライト代わりに…スウィーツ スウィーツ 3Dアイベース02/エトヴォス ミネラルアイバーム サニーピンク※1/25発売/プレイリスト ファインストロークアイブロー BR-N2 ※2018年12月末で発売終了/リップの下地代わりに…ディオール アディクト リップ マキシマイザー 001/キッカ メスメリック リップスティック 22(スウィートトーク)※1/16発売
アイホールをワンカラーに。より目元をスッキリとさせて
まず松下さんが変えたのはアイシャドウのカラー。奥二重で、目元のグラデーションが隠れてしまっていたはるかさん。
奥二重がスッキリ見えて、且つ抜け感も出るように、あえてベージュピンク系のアイシャドウのワンカラーで抑えたのだと言います。
「まぶたがうっすら透けるくらいのシアーな発色なので、ピンク系でも腫れぼったく見える心配なし。はるかさんは可愛らしいお顔立ちなので、うるツヤ質感のアイシャドウで少し色っぽいフェミニンな目元に。(松下)」
眉尻を作ってビューティー印象をプラス。太さは同じでも立体感に変化が
「今回使用するカラーに大きな変化は持たせず、眉を変えたいと思います(松下)」
はるかさんは、眉がしっかりと生えそろっているので、本人がもともと持つ眉の形をそのままに、眉尻のみをプラスするという松下さん。
「全体的な太さは変える必要はないですが、長さが短いのが気になる点。眉が短すぎると顔が大きく見えてしまうので、眉尻の長さと細さを加えていきます。立体感を作ってあげると印象が随分違って見えますよ(松下)」
太眉で眉頭と眉尻までまっすぐになっていると、ついメンズのように凛々しい印象に見えてしまうのだという松下さん。眉尻にかけて細いラインを引いた後は、眉頭と眉尻のフレーム部分をブラシでボカしていきます。
これによってのっぺりと単調だった眉が優しい印象に早変わり。柔らかいカーブを眉尻に作ることによって、顔に立体感もプラスされました。ナナメから見た時に、随分と横顔が違って見えます。
キッカの新作チークで、ポンポンと頰に青みピンクをプラス
普段からピンク系のチークを使っているというはるかさんですが、もともとベースの肌が明るい色であることから、今回はキッカの青みあるチークを使用。これがとても優秀だそうで、別売りの専用スポンジを頬骨の三角ゾーンにポンポンと当てていくだけで、自然と血色感が作られるのだといいます。目の下から、頰の外側に向かって優しくポンポンと繰り返します。
一見派手そうに見えるパレットも、肌の上に乗せるととても柔らかい印象に。顔色がパッと明るく見えます。
唇は重ね塗りで、より女性らしくふんわりした印象に
リップには「スウィートトーク」という名の通り、ジューシィな果実のような可愛らしいコーラル系ピンクをチョイス。さらに、その上から、スックのステイン リップ ラッカー101「輝虹」を乗せていきます。
繊細なパールが唇に美しさをプラスし、ニュアンス感をプラス。より女性らしい色っぽ唇を作ることができます。
「このスックのリップを重ねるだけで、いつも使っているリップへのマンネリを解消することができますよ。発色が良いリップの強みを、肌なじみのいい柔らかカラーに中和してくれます(松下)」
※右がリップ単色塗り、左がリップ+グロスの重ね塗り
色味はないはずなのに、これを一つ重ねるだけで唇にヴェールをまとったかの柔らか印象へ。唇に潤いもプラスされて、より女性らしい印象になりました。
どちらもナチュラルなのにどこかが違う。眉印象でこんなに変わる
ビフォーとアフターを比較しても、写真でわかるような大きな変化はカラーにはない。けれどもこんなに印象が違うのは、どうして?
その答えは「眉」にありました。眉の形は、その時の流行によって変わるものですが、眉尻を変えるだけでもこんなにも違いが露わになるのです。
眉メイクは難しいものだと思いこんでいる方も多いですが、自分がもともと持っている眉毛の形を生かして、足りない部分だけをプラスするだけであれば、よりハードルが低く実践することができそうです◎。
「いつも限られたコスメ道具しか使えていませんでしたが、少しコスメを変えるだけでこんなにも雰囲気、顔が変われるなんて……嬉しかったです!
眉毛はメイクのパーツの中でもとりわけ難しいパーツですが、少し意識を変えるだけで、こんなに自信をもてる眉毛になるんだと感動しました! 改めて眉毛の大切さを実感しました。(はるかさんコメント)」
はるかさんも、自分のビューティー眉を見て、ビックリしている様子でした。眉カットをするのが怖いという方は街中にある眉のトリミングをしているお店に足を運んで見るのもオススメです。ぜひ、自分の顔にあったビューティー眉を手にいれてくださいね。
美容家/松下侑衣花
美容家・松下侑衣花。多数雑誌・webにてコラム記事の執筆、ビューティーイベントに登壇。“自分の肌で試して本当に良いと思ったコスメだけ”を発信しながら、一人一人に合わせたケアやメイク方法を提案している。
Instagram:@yuika_matsushita
Twitter:@Yuika1231