能ある鷹は爪を隠す。本物の努力家と努力自慢ばかりの偽者の違いは?



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有能な人は、誰にも言わない・みせない

能ある鷹は爪を隠す。有能な鷹は獲物に察知されないように、そっと鋭い爪を隠す。「いざというときに、自分の力をみせる」というこの言葉。

これは人間にも同じことがいえます。大きな声で自慢している人ほど、実は前に進むスピードが遅かったり。

今回は、本物の努力家さんと努力自慢ばかりの偽者さんの違いをご紹介します。

本物の努力家さんは、目標達成までのステップを明かさない

本物の努力家さんは、目標達成までの道のりを決して明かしません。誰にも言わないことで、他者から誤解されるときもあります。上から目線で物事を言われ、悔しい思いをするときもでてきます。

それでも「がんばっています!」と言わないことで、日々の努力が結果に結びつきやすくなるのです。おそらく相当、我慢をしながら、他の誰よりも努力をしてきた分、神様が予定よりも早めにギフトを渡してくれるのでしょう。誰にも言わずにがんばっていれば、神様もちゃんとみています。

努力家さんたちは「これだけ今、がんばっているんです!」とは言いません。結果をだしたときにだけ「実はこんなことをしていました」と、さらりと話すから、周りを圧倒させるんです。

本物の努力家さんは、自分のもっている駒を披露しない

本物の努力家さんは、仲良しこよししながら仕事をしません。相手が目的あって接近してきている場合、すぐに察し、ガードを固めます。情報を聞き出そうとしても、自分のもっている駒を安易に披露しないのです。

なぜなら、時間をかけて集めてきた情報を簡単に口にすれば、すぐに真似されると分かっているからです。

一方、努力自慢の多い偽者さんは、ただ大きな声で自慢をしているだけ。他の人は、もっと上に行っているのに、まるで自分が天下をとったかのように大声で周囲に話すのです。自分はこんな努力をした、こんな仕事をしているんだ、こんな人と繋がりがあるんだと自分のことを公にアピールする人ほど、偽物である努力している“っぽい人”である可能性が高いのです。

努力自慢ばかりの偽者さんは、とにかく自慢話が多い

努力自慢ばかりの偽者さんは、まず人と会っていても相手の話を聞こうとしません。自分が喋るのに夢中で、相手の話はどうでもいいというのが、ひしひしと伝わってきます。

本物の努力家さんが「1」だと思うがんばりを「10」くらいにみせる(自慢する)ことがうまいのが偽者さんの特徴です。最近は睡眠不足を自慢する人も増えていますが、世の中には寝ずにがんばっている人たちはたくさんいます。

夜から朝にかけて(通常のリズムとは異なりますから身体に負担がかかりますね)働いている人も数えきれないほどいるのです。どんなに努力をしても、決して自分が一番とは思わない。それが本物の努力家さんと偽者さんの大きな違いでは、ないでしょうか。

努力自慢ばかりの偽者さんは、人に媚びる

努力自慢ばかりの偽者さんは、人に媚びる傾向もあります。自力だけではどうにもならないから、人に頼ろうとするのです。

しかし、プロフェッショナルな人たちは彼女たちの本性を見抜きます。媚びれば、自分も得をするという表情を浮かべているから、すぐに気づかれてしまうのかも。

人に媚びても、夢や目標は叶いません。何度も何度も悔しい思いをしても、誰にも言わずに、ひとりで涙を流し、孤独な夜を乗り越えていくから、理想の未来にたどりつけるのです。

本物は、爪を隠す

本物の努力家さんは、普段は鷹のように爪を隠しています。爪を隠している分、周りの人たちは「この人は自分と同じくらいだろう」と近寄ってきます。ところが、鋭い爪を見せた瞬間に、真価を発揮し、雄々しい姿をみせつけることになるのです。

言わない努力や見せない努力は、ときにコスメやファッション以上の輝きを自分自身に与えてくれるでしょう。