いつも通りのパフォーマンスを発揮したい!
みなさんは、人前に立って緊張したことがありませんか?
大事な商談や大勢の前で話をするときなど、社会人になると何かと緊張する場面があるものです。適度な緊張は悪いことではありませんが、緊張しすぎると頭が真っ白になって大事なセリフが飛んでしまったり、手足が震えて説得力が無くなってしまったり、ひどい人の場合はめまいが起きるといった症状が出てしまうことも。少しでも心を落ち着かせ、いつも通りのパフォーマンスができることがベストですよね。
そこで今回は、手軽に緊張をほぐす方法についてご紹介します。
緊張をほぐす3つの身体的アプローチ法
深呼吸をする
緊張したときによく聞くのが、深呼吸をするという方法です。これはあながち間違いではないのですが、ただの「吸って、吐く」をする深呼吸は、ますます緊張を高めてしまいます。なぜなら緊張している時の身体は、過呼吸の状態になっているから。そこにまた息を吸ってしまうと、さらに呼吸が苦しくなってしまいます。
緊張を解くための深呼吸は、「吐いて、吸う」ことです。限界まで息を吐き続け、その後に、口を押さえて鼻から息を吸っていきます。その後は、自然に息をスーっと口から吐きましょう。
身体の重心を下げる
焦っている時、人間の重心は上がりやすくなります。
よくあるのが「肩が上がる」という現象。緊張していると「肩に力が入っている」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか? 無意識のうちに、私たちは力を入れてしまっています。上半身から力を抜き、軽く息を吸い、吐く際に重力に任せる感じでストンと肩を落としてみましょう。重心を無理やり下げることで、精神が落ち着くようになります。
緊張したときのクセを知る
緊張をほぐすためには自分の緊張を自覚することが大切です。自分の身体のどこかが、どういう時に力んでしまうかを知っておきましょう。緊張しそうな時に、ふっと全身に意識を向けてみると、どこか過剰に力んでいるパーツがあるはずです。歯を食いしばる人や、拳を握りしめる人など、人によってクセが違います。力んでいる場所がわかったら、力を抜くように意識しましょう。実際に力が抜けていなかったとしても、このイメージをするだけで気持ちは和らぎます。
精神と身体は繋がっていて、筋トレでも鍛えたい部分を意識しながらトレーニングをするとより効果が上がるとも言われています。緊張もそれ同じように、力を抜くイメージをすることが効果的です。
緊張は誰でもするもの。焦らなくて大丈夫!
いかがでしたか?
緊張してしまうのは、モチベーションが高まっていて、気合が入っているという証拠です。緊張は誰でもするもので、事前準備をしっかり積んできたからこそのことであったりもします。
ですが、緊張のせいでパフォーマンスが発揮されないのはもったいない事です。自分の心と身体に向き合って、今回紹介した方法を実践してみましょう。