私たちの生活に必要不可欠となったマスク。
マスクを装着した状態で会話をしていると、口元がモゴモゴしてしまい相手が何を言っているのか聞き取りづらかったり、表情がわかりづらいため無愛想だなと感じる方もいるかもしれません。せっかく直接会っているのに関わらず、マスクがあるせいで少しばかりぎこちないコミュニケーションになっていることもあるでしょう。
そこで今回は、マスク越しでも印象を良くするためのポイントについてご紹介します。
アイコンタクトをとる
マスクで顔の半分が隠れている分、表情で読みとれる唯一の情報で「目」あることを理解しておきましょう。そのため、会話中のアイコンタクトがとても大事になります。自分の話をちゃんと聞いてくれているんだなと好印象になるテクニックです。
コツとしては、相手を見つめ過ぎないように、アイコンタクトの秒数を短めにすることです。長さとしては2秒から3秒ほど。これくらいの短さが、相手に圧をかけることがなく好感を持ってもらいやすくなります。
相手の目を見るのが苦手な人見知りな人は、相手が男性ならネクタイの結び目、女性ならピアスやネックレスをつけていたらその辺りをぼんやり見て、慣れてきたら鼻や眉間の辺り、そして最後に目を見るなど、最初から目そのものを目指すのではなく、顔の周囲からはじめて、だんだん目の近くを見るようにしていきましょう。会話の合間や、確認したいことがある際にコンタクトをとることで「相手にきちんと伝わっているか?」がわかるようになります。
話し方は3つのポイントを抑えて
マスクをしていると声がこもりやすく、聞き取りづらくなりがちです。相手に聞き取りやすくするコツは、大きな声を話すこともそうですが、「はっきり」、「声の高さをワントーン上げて」、「ゆっくり」を意識することです。
また。プラスαのコツとして母音をはっきり発音させることもおすすめです。日本語は「母音(あ・い・う・え・お)」と「子音」の組み合わせで出来ています。母音は、いわば言葉の土台の部分。その土台をしっかり発音できるようになると無駄に大きな声を出さずとも聞き取りやすくなりますし、滑舌の改善にもつながります。
マスク越しのコミュニケーションに慣れよう
コロナウイルスが流行する前は、「接客業はマスクをつけるな」と企業側から言われたこともあったりと、コミュニケーションの取りづらさからトラブルが起こることも問題視されていましたが、今やマスクは必須アイテム。誰でもマスク越しのコミュニケーションスキルは磨かなければなりません。
面倒だと感じることもあるかもしれませんが、今回ご紹介したことに慣れておくと、人に伝わりやすい話し方が身についていくはずです。ぜひ意識してみてくださいね。