「一番明るい笑い声が聞けるのは、食べ物が一番おいしい場所」ウーマンダイアローグ #48

「一番明るい笑い声が聞けるのは、食べ物が一番おいしい場所」ウーマンダイアローグ #48

こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、チャヤ ナチュラル&ワイルドテーブル 日比谷シャンテ店の菅沼梓さん。学生時代に伊勢丹新宿店でアルバイトを経験したことをきっかけに、マクロビの魅力に引き込まれたそうです♡


今回のゲスト♡ 菅沼梓さん

菅沼梓(すがぬまあずさ)
チャヤ ナチュラル&ワイルドテーブル 日比谷シャンテ店 料理長
学生時代にチャヤマクロビ 伊勢丹新宿店でアルバイトを経験後、正社員に。
ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター、栄養士、フードスペシャリスト、フードコーディネーターなどの資格を取得。

平成23年 東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科 食品栄養学専攻 卒業
平成23年 ジャパン・フードコーディネーター・スクール卒業
平成23年10月 株式会社富澤商店入社
平成24年6月 株式会社富澤商店退職
平成24年8月 ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留店 入社
平成27年7月 コンティ多摩センター店に異動(店長兼料理長)
平成29年5月 ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留店に異動(料理長)
平成31年2月 チャヤ ナチュラル&ワイルドテーブル 日比谷シャンテ店に異動(料理長)

インタビューする人♡ 渡辺彩季

渡辺彩季(わたなべさき)
京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級、温泉ソムリエなどの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#47 【チャヤマクロビ/菅沼梓さん】

渡辺:早速ですが、菅沼さんのお仕事について伺いたいです。

菅沼:現在はチャヤ ナチュラル&ワイルドテーブル 日比谷シャンテ店の料理長を務めています。新しいメニューの開発やキッチンスタッフの育成、オペレーション、食材の管理をしています。

渡辺:私も学生時代からチャヤ マクロビオティックスのファンで、よく新宿店を利用させていただいています。どんどん規模が大きくなっていますが、現在は全国に何店舗あるのでしょうか?

菅沼:現在は、全国に4店舗です。新宿、日比谷、汐留、そして2020年3月に新しく新潟にもオープンしました。

渡辺:ついに東京以外にも新店がオープンしたのですね。新潟県という場所を選んだ理由や背景が気になります!

菅沼:新潟は健康志向の方が多い地域なので、チャヤマクロビのコンセプトを受け入れていただけると期待してのオープンとなりました。実は今回新しく出店するにあたり、全国でヘアサロンを展開されている企業様と協業という形で取り組ませていただいています。 美容室の有する美への高度な技術力と食を通じてカラダの中から美を追求する思考のコラボレーションとなります。新しいライフスタイルの訴求として、ヘアサロンに飲食スペースを併設した空間をご用意しています。これは今までのチャヤマクロビのレストランにはないチャレンジとなります。

渡辺:最近はトータルビューティーサロンやライフスタイルショップなど、ヘアだけにとどまらず他のジャンルと掛け合わせたサロンも増えていますものね。

菅沼:健康や食事に意識を向けている方は増えていますが、マクロビに関してはまだ知らないという方も多いので、認知度が上がればいいなと思います。

渡辺:たしかに食に関しての思考もオーガニック、ベジタリアン、マクロビといろいろありますが、あまりピンと来ない方や違いが分からない方もいらっしゃると思います。ちなみに菅沼さんは、いつからマクロビの存在を知ったのですか?

菅沼:私がマクロビを知ったのは、大学生の頃です。大学で国として推奨している栄養学を学んだのですが、自分のなかで腑に落ちない部分がありました。しかし、独学でいろいろ勉強していくなかでマクロビを調べていたらすごく納得ができたんですよ。そこから興味を持つようになりました。

渡辺:そこから、マクロビを意識した食生活にシフトされたのですか?

菅沼:そうですね。仕事以外でも、マクロビの考えに寄り添った食材を料理に使うようにしています。

渡辺:食生活にマクロビを取り入れたことによって、どのような変化がありましたか?

菅沼:味覚が敏感になりました。ちょっとした塩分の違いにも気付けるようになりましたし、ジャンクフードを食べると違和感を覚えるようになったので、健康に繋がっていると思います。あとは、基本的に白米ではなく玄米を選ぶので、お通じもよくなりました。

渡辺:すごくヘルシーな食生活ですね。素材そのものの味を好きになることで、自然と無駄を削ぎ落とした食事ができそうです。健康でいたいなら食べるものにこだわることが大事ですね。

“健康”と“美味しさ”を兼ね備えているチャヤ マクロビオティックスに惹かれました

渡辺:数ある飲食店のなかで、チャヤマクロビに入社を決めたきっかけを教えてください。

菅沼:大学で栄養学を学び、健康的な食事を意識するようになりました。当時からオーガニックのカフェやレストランを食べ歩いていたのですが、ちょうどバイトを探していた時にチャヤマクロビが募集をかけていたのでエントリーすることにしました。

渡辺:アルバイトを経験してから正社員になられたのですね。学生時代から、就職したいと思えるほど大好きになれる会社に出逢えるというのは素敵なことだと思います。

菅沼:チャヤマクロビで働くことによって、マクロビの魅力を知ることができました。初めてチャヤマクロビのメニューを食べた時に本当に「美味しい」と感動したんですよ。マクロビの考えは“菜食主義”なので、肉や乳製品、白米、精製された砂糖などを避けたメニューです。なので、それを聞くと「味は落ちるのでは?」と気になる方も多いと思うのですが、チャヤマクロビのメニューはとても美味しくて! クオリティーの高さに驚きました。

渡辺:食事は毎日するものなので、絶対に美味しいほうがいいですものね! 健康的な食生活と美味しさを兼ね備えているのは嬉しい。あとは指定された食材を避けているので、アレルギー持ちの方も安心してオーダーすることができますよね。

菅沼:そうなんですよ。アレルギーのある方もメニューに材料を記載しているので、安心して選んでいただけます。あとは選択肢が多いところがポイントです。例えば、乳アレルギーで生クリームが食べられない方も、チャヤマクロビでは牛乳の代わりに豆乳を使用したクリームを使用したケーキを用意していますし、我慢することなく食事を楽しんでいただけます。

渡辺:スイーツを食べたいと考えても、ケーキやプリンには牛乳や卵や小麦粉が使用されている場合が多いので、アレルギーを持っている方は甘いものを食べること自体を躊躇してしまうんじゃないかなと思うんですよ。チャヤマクロビには、アレルギー持ちの方からするとオアシスですね。

厳しい先輩と一緒に働いたことが、成長に繋がりました

渡辺:仕事をしていて一番苦労したのは、どんな時ですか?

菅沼:私はホールスタッフとして働き始めて、未経験からキッチンに入りました。同じお店でもホールとキッチンだと業務内容が全然違うじゃないですか? その時が大変でしたね。

渡辺:私も学生時代に飲食店で働いた経験がありますが、ホールはホールで大変ですが、キッチンも戦場ですよね。特にピークタイムはすごく忙しいですし、ホール担当でしたが、状況に合わせてキッチンの洗い物を手伝うこともありました!

菅沼:当時、一緒に働いていたシェフが「チャヤマクロビで一番厳しいんじゃないかな?」と思うくらいの大先輩だったんですよ。もう“巨匠”という感じで! その時は本当についていくのにいっぱいいっぱいだったんですけど、一緒に仕事をさせていただいたことによって自分の成長に繋がりました。厳しい方だったのですが、後から「愛を持って教えた」という風に言っていただけたので、本当は優しい方なんだと信じています(笑)

渡辺:厳しい人と一緒に仕事をすると、背筋が伸びますよね。私は「失敗したらどうしよう」とすごくプレッシャーを感じてしまうタイプですが、その緊張感で普段の何倍も頑張ることができるのかなと思います。だから「直属の先輩が厳しい人の方が成長できる」とポジティブに捉えるようにしています。

菅沼:たしかに! 当時は仕事をスムーズにできない自分に憤りを感じて辛かったのですが、培うものも大きかったです。実際に今、料理長として働けているので、その先輩には感謝しています。

コロナ禍でレトルト商品の売り上げがアップ!

渡辺:2020年に入ってから、コロナウイルスが世間を騒がせていますよね。飲食業界も影響を受けていると思うのですが、コロナ禍での働き方について教えてください。

菅沼:レストランでの取り組みとしては、毎日、スタッフが検温を実施しています。日比谷店に関しては店舗が入っているビル(日比谷シャンテ)の基準に合わせて、体調が優れない場合や発熱があるお客様にはご来店をお控えいただいています。接客は原則としてマスクを着用し、消毒も徹底しています。

渡辺:飲食店もテイクアウトやお取り寄せなど、いろんな工夫をされているところが多いですよね。私がすごくいいなと感じたのは、チャヤマクロビはレトルト商品を展開していること! 緊急事態宣言発令中でお店が閉まっているなかでも、自宅付近のナチュラルローソンでチャヤマクロビのレトルト商品を購入することができたので、おうち時間に美味しいスープやカレーを楽しむことができました。今年は外出自粛ということで、お取り寄せグルメも話題ですし、実際に需要が高まっているのではないでしょうか?

菅沼:そうですね。レトルト商品をはじめとした卸部門に関しては、前年と比較して110%と売り上げを伸ばしています。しかし、レストラン部門はご多分に漏れず弊社も大変苦しい状況が続いています。そういう意味では、レストラン部門が収益の柱であるので全体としては大変厳しい状況です。しかしながら最近では自然食がブームになっているので、消費者のニーズに合わせてバイヤー様から声を掛けていただけることもありますし、また、弊社としてもターゲット層の似ている販売店様にチャヤマクロビのレトルト商品を置いていただけるように展開していきたいと考えています。現在は、そのような形で一生懸命アジャストしようと頑張っております!

やりがいを感じるのは「美味しい」が聞けた時

渡辺:菅沼さんが仕事のやりがいを感じる瞬間を教えてください。

菅沼:お客様やスタッフが、私が作った料理を食べて「美味しい」と喜んでくれた時です。特にアレルギーに悩んでいる方が「このお店のメニューなら食べられる」と笑顔になってくれた時は本当に嬉しいですね。今後もみなさんに幸せな気持ちになっていただけるように新しいメニューを開発していきたいですし、美味しい料理を提供できればと思います。

渡辺:大学生の頃にチャヤマクロビのメニューを食べて感動した菅沼さんが、現在は感動を与えている立場になられているのですね。菅沼さんがそうだったように、お店やマクロビに興味を持ってくださる方がどんどん増えたらいいですね♡

チャヤ マクロビオティックスの魅力をもっともっと広めたい

渡辺:菅沼さんの今後の目標を教えてください。

菅沼:自分が働き始めたのが10年くらい前なので、その頃に比べるとマクロビが一般認知されるようになりましたが、まだまだ知らないという方もいらっしゃるので、広めていきたいです。確実に良いものを提供しているという自信はあるので、もっとお店とマクロビをアピールしていければと思います。そのためにも今までにない新しいメニューを開発していくことが目標です!

渡辺:今年は外出自粛が促されていますが、できる限りの感染予防対策をされている飲食店が多いので、徐々にお客様が戻ってくるといいですね。今後生み出される新メニューも楽しみにしています♡

チャヤマクロビのホームページ

インタビューを終えて…

チャヤマクロビオティックレストランの菅沼梓さんと対談をさせていただきました。バイト時代から大好きだったお店に務めている菅沼さんから、仕事への愛が伝わってきました。仕事としてはもちろん、衣食住は生活の基本なので、プライベートでも仕事で培ったスキルをずっと使えるというのは、かなりの強みだと思います。私自身、チャヤマクロビのメニューが大好きなので、菅沼さんのような方が奥さん、お母さんだったらいいなと想像してしまいました。


一番明るい笑い声が聞けるのは、食べ物が一番おいしい場所。


アイルランドのことわざです。

コロナ禍でサービス業は厳しい状況が続いていますが、その反面でSNSを有効活用して売り上げを伸ばしている会社もあります。チャヤマクロビは、元々レトルト商品の取り扱いをしていたというところが大きなメリットですし、オンラインショッピングで国内のどこからでもお取り寄せができるのも強みになっているはずです。
きっかけさえあればピンチをチャンスに変えることができる。まだまだ厳しい状況は続きそうですが、気を落とさずピンチをチャンスに変える力を身につけていきましょう。






この記事のライター

京都出身、東京在住。
ファッションや美容が大好きなおしゃれミーハーです♡

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