コロナをきっかけに働く女性のキャリア感はどのように変化した?



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新型コロナウイルスの影響で働き方が大きく変わった今、キャリア感も大きく変わりつつあります。働く女性たちがいま、何を不安に思っているのか、そしてキャリアにどのような影響を及ぼしているのでしょうか?

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて働く女性 52名に「働く女性のキャリア・ライフプランに関する価値観の変化」について株式会社MaVieがアンケートを実施しました。どのような結果になったのか、見ていきましょう。

場所も時間に縛られない働き方を希望する人が増加

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、キャリア観について変化があった女性は7割

その価値観の変化があったどのような変化がありましたか? と質問したところ、「時間や場所に縛られない働き方をしたいと思うようになった」が66.7%。「会社に依存せず、個人での収入源も作るために、スキルアップや自身のキャリアの強みを明確にする必要があると感じた」が61%と続きました。

具体的な内容については、「週5フルタイム勤務でなくても、自分に合ったワークスタイルを見つけたい」、「働く上で、自分のスキルや強みを強化するために、可視化する必要があると感じた」
「想定外の出来事や変化にも耐えられる自身のマインドやスキルを持っていたい」といった、仕事だけでなくライフスタイルとの両立に関して。コロナをきっかけに自分のスキルアップが必要だと感じた女性も多いようで、想定外の出来事にも耐えられるセルフマネジメント力を高めたいというコメントも見られました。

半数以上が、すでに新しいキャリアに向けた行動を開始

「キャリア観の変化に対して、行動を起こしていることはありますか?」という質問に対して、過半数が行動を起こしていると回答しました。

具体的には、「収入だけが重要な要素ではないと再認識し、大切にしたい人・場所などの要素を棚卸しした」、「今後のために資格取得の勉強を開始した」、「オンラインで無料公開されている講義を受講」などが挙げられました。

8割の女性が、今後のキャリアやライフプランに不安や悩みを抱えている

今後のキャリア・ライフプランについて不安なことや悩みを抱えていることはあるのかの質問に対して、8割の女性が「はい」と答えています。

具体的な不安や悩みについては、「キャリアアップ・収入アップへの不安がある」が57.6%。「副業をはじめるにも、スキルの整理など何から手を付けていいかわからない」が50%。「家庭・育児との両立について」26%と続きました。

また、「コロナショックで夫が失業した。引っ越しや今後の役割分担、収入面含めて、考えることがたくさんある」といったコロナの影響を受けている声もあり、自分だけの問題ではないのも悩ましいものがあります。

まとめ

今回の調査結果では、コロナウイルス感染拡大を受けて「キャリア観に変化を感じ、行動に移している女性は多いものの、不安や悩みを抱えている方が8割以上もいる」ことがわかりました。

結婚・妊娠・出産等のライフイベントにより揺れ動きやすい女性のキャリアにとって、新型コロナウイルスの脅威は「社会がいかなる状況になっても働き続けられるかどうか」という視点でキャリアを考える機会になったのではないでしょうか?

特に働くママの多くは、自宅で子どもの面倒を見ながら仕事をしているので、「今後の家庭と仕事の両立」のあり方を考えるきっかけにもなりました。これを機に転職や独立の検討を始めたという人も少なくありません。