疲れた、不安、自信がない…中医学から学ぶ生きやすくなるヒントとは

疲れた、不安、自信がない…中医学から学ぶ生きやすくなるヒントとは

なんだか日々に疲れてしまった。誰かと比べて一喜一憂してしまう自分に嫌気がさしてしまう…こう思うことはないですか? そんな時こそ、中医学(中国伝統医学)の知恵をとりいれてみませんか?実は中医学には生きやすくなるヒントがたくさん詰まっているんですよ。


足りなければプラスして、余分だったらマイナスにして。

薬膳の考え方に補(ほ)・瀉(しゃ)・調(ちょう)というものがあります。これは足りなければ補い、不要なものは瀉する(とりのぞく)、バランスが崩れているならば整えて調和をとろうという意味です。

中医学は哲学をベースにした医学。
筆者は学びを深めていくうちに「これは日常生活でも大事なことなんじゃないか?」と思うようになり実践することにしました。その結果、人と比べて落ち込んだり不安に思うことが以前よりグッと少なくなりました。例えゆらいだとしても、立て直す力が格段に速くなったように感じます。

そこで今回は、補と瀉と調の考え方を取り入れて今よりちょっと生きやすくなるヒントをご紹介します。

スケジュールに余白がない、何かしていないと落ち着かない時は“瀉”をしてみる

予定がうまっていないと落ち着かない、何かをしていないと不安になってソワソワしてしまう。そしてそんな自分に心も身体も疲れてしまうという方は一度、補うことをやめて「なぜこれをやっているのか?この予定は本当に必要なのか?」を振り返ってみてほしいのです。


以前の私はまさにこの状態で、周りと比べて自分は足りていないから忙しくして自分を満たそうといつも予定はぎっしり。楽しくて学びが多い反面、いつまでもその気持ちから逃れられなくていつも頑張っていました。

でも、不安から何かを補うといつまでもその自分から抜け出せずいつまでも頑張り続けないといけないことに気付きました。
今のあなたがもし、パンパンのスケジュールや多すぎる人間関係、習い事などに疲れているならば、何かを補うことよりも瀉するものはないか?の方に先に目をむけてください。

人の体力気力には限界があります。今の自分にとって不要なものは取り除くことで、楽しみたいことを思いっきり楽しめていい循環がうまれるきっかけになるはずです。

動きたくない、気力がでない…そんな時は食と睡眠でエネルギーを“補う”

動きたくない、何もやる気が起きない、何もかも面倒くさい…生きているとこう感じてしまう瞬間って何度かありますよね。これは頑張りすぎてエネルギーが不足していることが原因。ですから、とにかくエネルギーを補うことが必要です。

食事ではお米類、豆類、イモ類、お肉、お魚をふんだんに使って胃腸に優しい食事を摂りましょう。疲れている時は焼肉!という方もいらっしゃるかもしれませんが、焼肉は消化に負担がかかるので疲れている時はオススメできません。同じお肉を食べるにしても肉じゃがやスープ、蒸し煮にして頂きましょう。

また、食事も大事ですがそれよりも優先したいのが睡眠です。エネルギーを補うのに1番欠かせないもの。疲れて帰ってきたらお酒と食事を楽しみたいところですが疲労度MAXの時は21時を過ぎたら食事よりも睡眠を優先した方が次の日身体も軽く、元気に過ごせます。

頑張れない時にやる気が出ない自分をダメだと責めたり、家事を頑張ったりしてそれ以上エネルギーを遣わなくていいんです。ここで頑張るといつまでも疲れが抜けません。気力が出ない時はとにかく補うことを意識してとことん自分を甘やかしましょう。

何ごともバランスよく

中医学では陰と陽という考え方を大事にしています。どちらかに偏りすぎると体も心もバランスを崩してしまう。例えば、身体を冷やす食材ばかり食べると陰に傾きすぎて身体が冷えたり気持ちが落ち込みやすくなるので、もし陰の気が多いのなら陽の食材を摂り入れてバランスをとるというイメージです。

考え方も同じです。偏った考え方、感情が続くと心のバランスが崩れて身体にも大きな影響がでてしまいます。

今一度、ご自身と会話をして今の自分は補うことと瀉することどちらが必要なのかを考えてみる時間をつくってみてくださいね。

この記事のライター

ずぼらだけど薬膳のプロ(国際薬膳調理師)
“簡単、おいしい、からだにいい”をモットーとした薬膳ずぼら飯が得意です。

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