“アクセサリー”とは違うから。ダーリン&ハニーがハンドメイドの結婚指輪を選んだ理由



ティファニー、ハリーウィンストン、カルティエ、ブルガリ…。
婚姻の証を記す指輪に、憧れのブランドを持っている女性は多いですよね。そんな中、出会ってすぐに国際結婚することを決意した、ある1組のカップルは、あえてハンドメイドの結婚指輪を作ることを決めました。

本人たちも予想すらしていなかった異例のスピードで、トントン拍子に結婚へと進んだダーリンとハニー。そんな2人が、結婚指輪にハンドメイドを選んだ理由を聞いてみました。

「結婚指輪はアクセサリーじゃない」というダーリンの発言に、ハッとしたハニー

結婚指輪にハンドメイドを選んだ理由は?

ダーリン:例えばティファニーの指輪を買っても、同じ指輪をしている女性はたくさん居ると思うんだ。ハンドメイドは、世界にたった一つだけでみんなと同じじゃない。ハニーが、毎年新しい指輪にしたい♡なんて言ってきたんだけど、結婚指輪は一生つけるものだよって言い返したよ(笑)
“アクセサリー”とは違って、結婚を誓うものだから2人でオリジナルのものを作ろうと思ったことが大きいかな。

ブランド公認派なハニーが気づいたのは

ハニー:私は、シャネルやルイヴィトン、ティファニーとか普通に好きですよ(笑)
純粋に可愛いと思う。でも、ダーリンに”結婚指輪はアクセサリーじゃない”と言われたことが大きかったですね。アクセサリーやハイブランドジュエリーは、シーズン毎に新しいデザインが出るし、一つだけ選ぶなんて私には不可能だと思いました(笑)

“一つだけ選ぶ”が難しいハニーに対して、”一つを選ぶ”が大切なダーリン

結婚指輪に対する価値観がそれぞれ違った?

ダーリン:僕は、オーダースーツみたいに自分の体にフィットするスーツを買うことがあるんだ。オーダースーツは、既製品よりもちろん値段が高い。でも、自分に合ったものを長く使うなら良いと思うんだよね。金額が高くても、支払う価値があると思ってるよ。一方で、”ステータス”だけのハイブランドは、あんまり必要ないと思う。原価だけで考えたら安いものでも、ブランド名がのっかるとすごく高くなるからね。

モノとしての価値ではなく、思い出を価値にしようと?

ハニー:私たちは、出会ってすぐに結婚を決めたんですが、決して舞い上がっていたわけではないんですよ。正直、国際結婚は覚悟もいるし、環境も大きく変わる。でも、なぜかダーリンとずっと生きていくんだろうな〜って直感みたいなものがあって。結婚は華やかな”ゴール”ではなく、本当の”スタート”だと思うので、この気持ちを忘れないようにという決意も込めて、2人で作ることにしました。

実際に、ハンドメイドジュエリーにトライ!

移動が多く、世界中を飛び回っているダーリンとハニー。そんな2人は、日本でスケジュールを組み、結婚指輪を手作りでつくることに決めました。選んだ工房は「ついぶ東京工房」。打ち合わせ込みで約3時間という所要時間、そして作ったその日のうちに待ち帰りも可能だという「シンプル結婚指輪コース」に惹かれたのだとか。

打ち合わせではデザイン、素材、指輪に印字する文字などを決めていきます。指のサイズを測ってから、お互いのリングを交換して作ることにしました。

最初は棒状の金属からスタート。これをググッと曲げて、楕円型をつくります。ガスバーナーを使って、金属の端っこと端っこをくっつけたら、形を整えるようにハンマーで叩いていきます。

ダーリンの指のサイズはなんと23号。大きめの指輪にハニーは苦戦しつつも、ひたすらトンカチを振り続けます。自分の指輪制作に一生懸命になっているハニーの姿を、愛おしそうに見つめるダーリン。

サイズが調節できたら、次は指輪の表面と内側を磨いていく作業に。(この作業は、指が大きいダーリンの方が大変そう…。)時々お互いの手元を確認しながら、ヤスリや、研磨剤を含んだ布でしっかりと指輪を磨いていくと、ゴールドの輝きが出てきました。

小さな傷や、表面の凸凹さえも愛おしいと感じるほどに、達成感と幸福感に満たされた2人。最後に「ETERNALLY(永遠に)」という文字とお互いの名前を印字しました。
“アクセサリー”ではなく、2人だけの体験や想いが詰まった、特別な結婚指輪が完成したのです。

ハンドメイドジュエリーを作った感想は?

人間味のある指輪に愛着が湧いたダーリン

ダーリン:ゴールドが棒状になっているところからのスタートで、金属を温めたり曲げたり、磨いたりする工程はすごく興味深かったよ。指輪の作り方なんて全然知らなかったから、想像以上の製作工程があって驚いたね。
永遠に続く結婚指輪として、とても素晴らしい選択をしたと思うと同時に、人間味がある指輪の加工に愛着が湧いているよ。一緒に作業をしている時間は、とても楽しかった。

じんわりと染み渡るような幸せを感じたハニー

ハニー:初めは本当にコレが指輪になるの?という黒い状態からのスタートだったのですが、火で炙ったり研磨剤で磨いたりしていくうちに、どんどん光沢が出てきて、すごい達成感がありました。お互いの指輪を交換して作ったんですが、ダーリンの指のサイズは23号(笑)。
楕円の金属を、トンカチで叩きながら23号まで広げる作業は、力が必要でした!完成した時は、なんだかじんわり幸せでした。

結婚に対する決意が刻まれた2人の指輪は、指先で優しい輝きを放ちます。ブランドや、トレンドのデザインに左右されない、想いが詰まったハンドメイドジュエリーを互いの指にはめ、2人の生活はまた始まるのです。

世界でたった一つの指輪。

いつか左手の薬指に輝くそれに憧れを持つ女性は、選択肢のひとつにハンドメイドを取り入れてみてはいかがでしょうか。

取材協力

ついぶ東京工房

原宿、表参道と明治通りの交差点近くにある、指輪を手作りできる隠れ家のような工房「ついぶ東京工房」。マリッジリングやエンゲージリングが作れるウェディングリンコースの他にも、ペアリングやプレゼントのためのアクセサリーの手作り体験ができるコースが。

HEY! honey

今回取材を受けてくれた、ハニーのブログ。移動が激しい海外生活にまだまだ慣れない日々の奮闘や、国境を越えた恋愛の一部始終を覗くことができます。