男は外で働き、女は家を守る…は古い!?
昔の日本だったら当たり前だった価値観も時代の流れとともに崩れつつあります。今は働く女性が増えていて、共働き夫婦も多くなりました。あえてシングルを選ぶ人もいれば、夫婦ではなくパートナーシップを結ぶ人もいます。
最近ではオランダ人ジャーナリスト、ミシェル・バーキエルさんが命名した「Living Apart Together(通称LAT)」という新たなライフスタイルが注目されているそうです。
今回は、LATのメリットについて考えてみました。
LATのメリット「仕事や趣味を優先しながら彼と向き合える」
LATは、いわゆる別居婚に近いニュアンスが含まれています。お互いに深く愛し合っているからこそ、離れた場所で暮らす状態をさしているのです。カップルや夫婦は、常に一緒に過ごせば、安定した関係を築き上げられるとは限りません。
お互いに一人の時間を求めている場合、別々に暮らすことも一つの選択肢としては十分に考えられます。
特にそれぞれやりたいことが明確だったり、毎日暮らすうえで自分ルールがある場合は、無理をして一緒に暮らすよりも、別々に拠点をもっていた方がかなり楽に付き合えるでしょう。
仕事や趣味を最優先にはしたいけど、彼ともデートしたいキャリア志向の強い女性にもおすすめのライフスタイルです。
LATのメリット#2「お互いに自立した状態で過ごせる」
結婚をすると、どうしても相手に頼りたくなります。見返りだって、求めたくもなります。特に一方的に家事や子育てを押し付けられたら「何で私ばかり」となるし「男性に生まれてきてほうが絶対得だし」と、イライラ・カリカリしながら毎日過ごすことになるかもしれません。
LATを選んだ場合は、別々の場所に暮らしていますから、相手の分まで家事をする必要もなく、相手もこちらの分まで家事を押し付けられることもなくなります。つまり、通常のかたちをとるよりも、より自立した状態でお互いに過ごせるのです。
ベタベタなお付き合いではなく、さらっと大人な関係を目指しているなら、LATも一つの選択肢になるのでは?
LATのデメリット「子どもを産む場合は…?」
LATのデメリットは、子どもが産まれてからどうするかです。
子育てだけはどちらか一方に任せてはおけません。子どものことを考えると、一つの拠点に家族が集結していた方が安心でしょう。もちろん、なかには子どもが産まれても引き続き、LATの生活をとり、週末だけ家族時間をとる人もいるそうです。
子どもが産まれたからといって、LATの生活が続けられないわけではありませんが、二人で過ごしてきたとき以上に「工夫」は必要になるでしょう。子どもが一定の段階まで育つまでは一時的に一緒に暮らし、もう一度、LATのかたちをとる方法もあります。
一緒に暮らす、がすべてじゃない
結婚をする。子どもを産む。一緒に暮らす。子どもの頃は当たり前だと思っていた価値観が今は時代の流れに沿って、次々と新しい価値観に書き換えられています。
どんなライフスタイルのかたちをとるかは、あくまでも自由です。お互いに自立した関係でいたいなら、LATのかたちを試してみるのもあり。
豊かな暮らしを実現できるように、もっとライフスタイルを向上させましょう♡