各種ツールでパスワードが必要な時代
会社で取り扱うツールや、自分の口座やSNSのアカウントなど……公私ともに管理しなければならないパスワードがたくさんあってアタフタしていませんか? 全てを統一していれば管理がある程度簡単になりますが、文字数の制限や使用する文字に指定があったりと何かとパスワードは増えていくものです。
そのため、今こそ気を付けなければいけないのが「情報漏えい」です。覚えやすい簡単なパスワードで使いまわしている人もいますが、もし1個流出されてしまうと2次、3次被害へと発展せざる得ません。
また、これらを避けるために複雑なパスワードを作ってしまうことによって必要なときにパスワードがわからなくなってしまうこともあります。
複雑なパスワードをいくつも生成し、忘れないように管理をするにはどのような方法をとればいいのでしょうか?
アナログで管理する
パスワードを管理する方法として、紙に書いておくというアナログな方法があります。最近では100円ショップでもパスワードを管理する用のノートが発売されているので非常におすすめです。
新しく会員になった通販サイトなど、ユーザー名やパスワードを紙に残しておくと自分がどれだけのサイトに登録しているのかを把握することができるので、最近利用していないものがあった場合は、すぐに解約することもできます。
アナログで管理するデメリットとしては、記録した紙を紛失した場合のリスクがあること。全て大切な情報が書き込まれていますので、取り扱いには十分注意が必要です。
アプリで管理する
アナログな方法でパスワードを残すのはあまり気が乗らない……という人におすすめなのが、「Lastpass」や「1Password」といった、スマホのアプリでパスワードを管理する方法です。アプリを使うことで、推測されにくいパスワードの生成からパスワードの一元管理までが簡単になります。
各サイトのパスワードなどを記録して、ログインする際にはスマホに内蔵されている指紋認証機能を使うようにしておけば、スマホを落としてしまったとしても安心です。
また、銀行のアカウントや通販サイトにも対応しているため、クレカ情報もしっかりと保管できます。
もちろんアプリで管理する方法もデメリットはあります。
ハッキングをされてしまえば流出してしまう可能性も。ご紹介した「Lastpass」や「1Password」は安全性が高く評価されていますが、そのような危険が起こる可能性も無くはない、ということは頭の片隅に入れておいた方が良いでしょう。
デメリットもあるけど、リスクはかなり抑えられる!
アナログもアプリでの管理もデメリットはありますが、一番リスクが高いのが
・同じパスワードを使いまわす
・何年も同じパスワードを使っている
・名前・誕生日など自分の情報にちなんだパスワード
・「12345」など連続した文字列のパスワード
です。これらのことを行っている人は、危険なのですぐにやめましょう。
パスワード管理に正解はありませんが、トラブルを未然に防ぐために、工夫して安全に管理をしていきましょう。