レールから外れた先には、最高な人生が待っている
学校に行く。会社に行く。結婚をする。子どもを産む。
これは、女性たちが歩むであろう一般的な人生の道のり。
でも、ルールとして「こういう人生を送りなさい」と決められているわけではありません。それぞれ事情を抱えているからこそ、選ばない(選べない)選択肢もあります。
『耳をすませば』の主人公・月島雫ちゃんのお父さんは、学校の勉強ではなく、やりたいことをやろうとしている雫に向かって、人と違う道はしんどいことを優しく諭す場面があります。
人と違う生き方には、リスクもあり、周りから理解されない場面も多いですが、選び続けているからこそ、感じられるメリットもあります。
今回は人と違う生き方を選ぶメリットについてご紹介します。
普通ではなかった、27年間
今はこうして自由な働き方を楽しんでいる状況ですが、中学生にはいじめに遭い、3年間不登校をしていました。
ときどき外に出ることはあっても、ほぼ引きこもりの状態です。人間不信にもなり、当時付き合っていた友人関係はすべて遮断しました。もしかしたら「断絶」と言った方が正しいかもしれません。
私はこのとき、初めて「学校に行く」ことが当たり前のようで当たり前ではなかったことに気がつきます。
中学生の勉強をできていない状況ですから、当然、通常の高校にも進学できません。不登校生が集まるサポート校(高校の単位が取れる場所)に進学し、四年制大学へと進みました。
私にとって学生時代と呼べるのは、大学の四年間だけ。あとは、ずっと暗い部屋に一人閉じこもっていたような感覚でした。
そして今も会社に出社する働き方を選んでいません。未経験のままフリーランス生活を始めるときも「フリーランスなんてバカよね」と、はっきり言われたことを今でも覚えています。
自分に自信をもてる
人と違う生き方を選ぶのは簡単です。「選ぶ」だけだったら。問題は、選んだ人生をずっと右や左にそれることなく、前に進み続けられるかどうかです。
通常ではない生き方をしているがゆえに、傷つく言葉をたくさん言われるときもあります。今までも何度も「普通はさ」と言われて、何をもって普通なのかが理解できず、苦しむときもたくさんありました。
それでも人と違う生き方を選ぶことで、自分に自信をもてるようになります。「私の道はこの道だ」とはっきり思えるようになると、そんなあなたが好きです、と慕ってくれる人や応援してくれる人も増えます。
つまり自分が動かなくても、自然とファンができるのです。表情やオーラもはっきりとして、さらに自分にとってプラスの情報が舞い降りてくることも増えます。
最初は人と違うことで批判をされても、乗り越えた先には、最高なステージが待っているのです。
強くなれる
人と違う生き方をしていることで、分かち合える人もいれば、そうではない人もいます。どこまでも「普通」という価値観を押し付けてくる人もたくさんいます。
特に女性同士の場合「結婚をするべき」「子どもを産むべき」と、これだけライフスタイルが多様化しつつあっても、たくさんの「べき」を基準に判断される機会も少なくありません。
それでも、自分が選んだ人生を信じ切ることで、周りがというよりも、自分が強くなれます。たくさんの人に否定されても、最後は自分の直感だけが頼りになります。
今の人生を選んで、最終的には何者になりたいのか、それがはっきりしていることで、精神力も少しずつ強くなるんです。
「普通」は、人それぞれ違う
何が普通で、何が普通じゃないのか。それは人によって大きく異なります。
たしかに女性に求められている一般的な人生の道のりはあるかもしれませんが、女性として生まれてきたという理由だけで、必ずしもフォーマットに無理やり当てはめる必要もないのです。
人と違う生き方を選ぶことになっても、自分を信じ切れるなら、これから先も大丈夫!きっと周りよりも、速いスピードで上へ上へとステージが上がるでしょう!