モチベを上げてやる気を出させる「ペップトーク」を身に着ける #話題書籍に学ぶ



ペップトークって何?

みなさんは「PEP TALK(ペップトーク)」という言葉はご存知ですか?
昨年、人気アイドルが出演したドラマでも、このペップトークを使って相手をやる気にさせたシーンがあり、話題となりました。

PEPには「元気・活気・活力」という意味があります。つまり、ペップトークとは人を励まして相手をやる気にさせる技術のこと。アメリカのスポーツの現場で、監督やコーチが試合前に選手たちの緊張や興奮を落ち着かせることや、士気を高めるために使われていました。

この技術は、スポーツ現場だけではなくビジネスの現場でも、後輩を励ましたりする場面で活用できます。今回は、ペップトークのノウハウを身につけましょう。

ペップトークの5つのルール

ペップトークはただ単に応援すれば良いのではなく、5つのルールをおさえることでより効果的に力を発揮することができます。

ポジティブな言葉を使う

ポジティブな表現を使い、相手に思いを伝えていきます。それにより、「自分にはできる」という思考や感情を持っている状態へもっていくことができます。

例えば、遅刻をした人に声をかけるとするならば、「これ以上、遅刻するなよ」ではなく「次からはも少し時間に余裕を持ってきてね」。

このように、声を掛けるのが効果的です。

短い言葉を使う

長々とした言葉には、余計な情報や意味のない繰り返しの表現が多くなりがちで、相手側に何が大切なのか、頭にすっと入っていきません。短くシンプルな言葉で伝えられるようにしましょう。

わかりやすい言葉を使う

緊張していたり、不安になっていたり、気持ちが高ぶっている相手に対してわかりにくい言葉を使ってしまうと、せっかく励ましていても、相手に響きません。

わかりにくい言葉というのは、専門的なビジネス用や相手が日常生活で耳にしない言葉などを指します。普段から使っている「相手がわかる言葉」を意識して話していきましょう。

相手が一番言ってほしい言葉を使う

ペップトークで一番大切なのは、「自分が言いたいこと」を言うのではなく、「相手が一番言ってほしいこと」を言うことです。相手の立場に立って、どんな精神状態なのか? どんな状況なのか? を受け入れることで寄り添った言葉が浮かんできます。

例えば、はじめての仕事に戸惑っている新入社員がいたとしたら「不安になるよね、私もそうだったよ。でも、必ず自分の力になるから、思い切ってやってみようよ!」といった声かけもあります。

しかし、人によって「一番言ってほしい言葉」は異なります。同じセリフを他の人に言っていても効果はないので、相手に適した言葉を考えることが何よりも大切なのです。

相手の心に火をつける本気の関わり

どんなに気を使った言葉を伝えられたとしても、自分自身が本気で応援をする、本気で成功してほしいという思いを持つことがなければ、相手を本気でやる気させることはできません。

そのためには普段から信頼関係を作っておくことが大切です。「この人に言われたら頑張れる」と思われるような人物像を目指していきましょう。

声かけ一つで相手のやる気が左右される

相手のやる気を上げるには相手次第だと思っていませんか?
ですが人間は意外と単純かもしれません。軽い声掛け一つでやる気になってくれることがあるのです。背中を押してくれる人がいるのは心強いもの。ただ単に「頑張れ!」というのではなく、相手の気持ちに寄り添って声をかけていきましょう。

今回ご紹介したペップトークを取り入れて、より良い人間関係を構築していってください。

参考文書

浦上 大輔(2017)『たった1分で相手をやる気にさせる話術ペップトーク』フォレスト出版