海外に住んでみたいという夢を叶えることができる「ワーキングホリデー」。日本では毎年2万人以上の方がワーキングホリデーを利用して海外に渡航しています。
しかし、ワーキングホリデー未経験者には、ワーキングホリデーはわからないことが多いでしょう。
「語学力に自信がないけど、仕事は見つかる?」
「渡航先では、どういう生活してるの?」
「ワーキングホリデーでは、どこの国に行けるの?」
「ワーキングホリデーに必要な貯金は?」 など
ワーキングホリデーに興味があるものの、人で調べてもよくわらかない。そんな方にオススメできるのが、日本ワーキング・ホリデー協会主催のワーキングホリデーセミナー。
この記事では、私が実際に参加して知ったワーキングホリデーについてご紹介します。
ワーキングホリデーに興味がある方は、ぜひ読んでくださいね。
ワーキングホリデーのセミナー内容
このセミナーは、ビザに関することやワーホリに必要なものなど、“ワーホリに興味がある”程度の初心者でもわかりやすい内容。最後に質疑応答の時間もあるため、気になることは、個別に質問することができます。
≪内容≫
国の魅力・現地のこと丸分かりセミナー
気になることNo.1のビザの内容や語学学校の必要性
失敗しない渡航準備・海外生活の為のお話
~1部~
日本ワーキングホリデー協会とは
ワーキングホリデーの魅力
後悔しないワーキングホリデーにするためのプランニング
ビザ比較
~休憩~
~2部~
各国の魅力を比較して、国と都市を決めよう!
1年の過ごし方とビザの利用法
予算について
協会メンバーサービスと今後ワーキングホリデー協会でできること
~質疑応答~
日本ワーキング・ホリデー協会とは?
本セミナーを主催した日本ワーキング・ホリデー協会は、日本政府や各国の領事館と連携をとり、ワーキングホリデーに行く方々をサポートしています。サポート範囲は多岐にわたり、ワーキングホリデーのプランを一緒に考えるカウンセリングや、語学学校の手配、ビザ申請サポート、現地(オーストラリア、カナダ)でのサポートなどがあります。
※サポートを受けるにはメンバー登録が必要
ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデーは、海外の国と日本の間で契約が結ばれ、各国の青少年が相手国に休暇目的で長期滞在(1~2年間)できる制度。ワーキングホリデー目的で海外に行くときに発給されるビザを、「ワーキングホリデービザ」といいます。就学、就労、観光ができる自由度の高いビザで、現在日本と協定が結ばれている国は、21カ国(2018年8月現在)。ワーキングホリデービザは、人生で1カ国につき1回しか取得できない、特別なビザです。
ワーキングホリデーに行くために必要な準備は?
ワーキングホリデーに行くには、どんな準備が必要か知っていますか?
最近では、インターネットが普及しているとはいえ、逆に情報が多すぎて混乱してしまうこともあるでしょう。
ワーキングホリデーに行くための準備で必要なのは、貯金だけではありません。
他にも事前に調べて決めておかなければならないことがあります。
・行きたい国のビザの状況は?
・ビザはどうやって取るの?
・滞在中、何するの?目的は?
・費用はどれぐらいかかるの?
・現地の語学学校はどこがいいの?
・滞在方法は?
…など。
一回きりのワーキングホリデー。後悔しないためにも、どうやって過ごすかがとても重要です。
ワーキングホリデーの準備は、1年ぐらい前から始めると余裕を持って準備できます。
あまりにも急に行くとなると、行きたいタイミングでビザが取れなかったり、渡航先で金銭的に厳しくなったりと、後悔してしまう可能性があります。
カウンセラーおすすめのワーキングホリデーの過ごし方
ワーキングホリデービザは、滞在期間が1年~2年と定められており、延長はできません。せっかく海外に滞在できるチャンス。現地で働きたいと考えている人がほとんどです。
しかし、日本食レストランで働くにしても、接客に必要な語学力は必要となります。また、実際に現地のローカルのお店で働くことを目標にする方もいます。
語学力に自信がある方なら、渡航後に仕事を見つけることは容易でしょう。
しかし、留学も兼ねた滞在を考えた場合、貴重なワーキングホリデー期間の半分を語学学校で過ごしてしまうのは、もったいなく感じませんか?そこで、
カウンセラーおすすめの滞在方法は、Student visa(学生ビザ)とワーキングホリデービザの併用です。
語学学校に通う期間を、Student Visaで滞在。現地で働く準備が整うタイミングで、ワーキングホリデービザに切り替えるようにプランを組むと、ワーキングホリデービザを最大限に利用して滞在することができます。
Student visaは、原則就学のみ認められたビザです。Student visaでも、国によっては設けられた時間内で働ける場合があるので、事前に調べてくださいね。
ワーキングホリデーで行ける英語圏とその国の特徴
現在、日本からワーキングホリデーで渡航できる英語圏は、5カ国。その5カ国を紹介します。
オーストラリア
親日家が多く、日本人を受け入れてくれる寛容な国。日本からの時差も少なく、日本にいる家族などとも連絡がとりやすいため、距離を近く感じられます。オーストラリアの第一産業は、観光業。そのため、接客業の経験があると、仕事を見つけやすいです。
オーストラリアには、Second year working holiday visaという2年間滞在できるビザがあります。オーストラリア国が認めた仕事を、決められた日数以上働くことで取得できるビザです。
また、ワーキングホリデー協会の現地法人がシドニー、ブリスベン、ゴールドコーストにあるため、安心して滞在できます。
・ワーキングホリデービザ
滞在期間:入国日より1年間(セカンドビザ取得で2年間滞在可)
就労:同じ雇用元で6ヶ月間
就学:最長4ヶ月間
・学生ビザ
滞在期間:就業期間に順ずる
就労:2週間で40時間
就学:就業期間に順ずる
カナダ
アメリカ英語を学びたいという方にぴったりのカナダ。ウィンタースポーツ、エンターテイメントや映画産業も盛んなため、趣味の延長でカナダを渡航先に選ぶ方もいます。
バンクーバーは、カナダで一番日本から近いということもあり、カナダに進出する日系企業が多いのが特徴。トロントは、エンターテイメント性が強く世界的に有名な企業が集まる都市です。
カナダのビザは、年間で発給されるビザの総数が決まっています。そのためビザ申請は、ビザの残数を調べながら適切なタイミングで行う必要があります。
また、ワーキングホリデー協会の現地法人がバンクーバーとトロントにあるため、安心して滞在できます。
・ワーキングホリデービザ
滞在期間:入国日より1年間
就労:制限なし
就学:最長6ヶ月間
・学生ビザ
滞在期間:就業期間に順ずる
就労:条件により可能
就学:就業期間に順ずる
ニュージーランド
ニュージランドといえば、人口より羊が多いと言われていることで有名な国です。自然が豊かで安全。教育レベルが高く、語学力の向上を目的とした方の滞在にぴったり。また他の英語圏に比べ物価が安いため、長期滞在しやすいです。
為替レートが安いということで、語学学校に少しでも長く通いたいという人にニュージランドは人気。ニュージーランドは、最長1年3ヶ月滞在することが可能です。
・ワーキングホリデービザ
滞在期間:入国日より1年間(条件を満たすつ3ヶ月の延長が可能)
就労:制限なし
就学:1コース6ヶ月以内
・学生ビザ
滞在期間:就業期間に順ずる
就労:条件により週20時間
就学:就業期間に順ずる
イギリス
イギリスは、伝統と文化の国。博物館や美術館が多く、ファッション、音楽、芸術に興味のある人が集まってきます。そのため、興味のある分野が近い方は、特に人の輪を広げられる可能性があります。またイギリスは、英語発祥の国。イギリス英語を勉強したいと考える方にオススメ。
語学以外にも、日本にはないイギリス文化を学びたいなど、語学にプラスした学びを求めて留学を希望される方が多いです。
ただ、イギリスは年間のビザの発給総数がとても少なく、年2回の抽選でビザ申請に進めるかが決まります。ワーキングホリデービザを取得するには、狭き門です。
そしてイギリスは、ヨーロッパの中でも日系企業が多い国。日本の「派遣」のような中長期の仕事も見つけやすいです。努力次第では、就労ビザを取得することも可能。
イギリスのワーキングホリデービザは、YMS(Youth Mobility Scheme)という名前のビザになります。滞在期間は2年間。2年以内は、就業・就労の期間を自由に選ぶことが可能。とても自由度の高いビザであることが特徴です。
・ワーキングホリデービザ(YMS)
滞在期間:2年間
就労:制限なし
就学:制限なし
・学生ビザ
滞在期間:就業期間に順ずる
就労:不可
就学:6ヶ月以上11ヶ月未満
アイルランド
アイルランドは、日本ではあまり知名度が高くなく、ワーキングホリデー英語圏の滞在先として知らない人も多いでしょう。1年中緑が豊かなため「エメラルドの島」とも言われています。また、アイリッシュパブやアイリッシュミュージックなどは、アイルランド発祥の国です。
ヨーロッパの古い町並みの中で生活してみたい、または日本人が少ない所で語学力を向上したい人向けの国。
日本人が少ないということは、その分日本人にとって厳しい環境ともいえます。あえて厳しい環境に挑戦したいと思う方にはおすすめできます。
アイルランドのビザは、年間の発給総数は決まっています。発給は、年2回の抽選で決まります。
・ワーキングホリデービザ
滞在期間:1年間
就労:制限なし
就学:制限なし
・学生ビザ
滞在期間:就業期間に順ずる
就労:条件により週20時間
就学:91日以上
さいごに
ワーキングホリデーについて“わからない”ことが“わかる”になるセミナーの内容でした。
ワーキングホリデーについての知識がなければ、とても高い壁を感じてしまいます。
しかし、今回のようなセミナーで知識を得られると、身近に感じることができるでしょう。
1カ国につき1度しかないワーキングホリデーのチャンス。30歳までと年齢制限もあります。
ぜひ、今しかできないワーキングホリデーに挑戦してみてくださいね。
一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会では、ワーホリに関する疑問を、セミナー形式で教えてくれるイベントを全国で開催しています。一人ひとりに合った海外情報を教えてくれるので、ワーキングホリデーに興味のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
イベント概要
ワーキングホリデー&留学セミナー 2018
日時・場所
7月14日(土):大宮会場(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 大宮ソニックシティ)
7月28日(土):横浜会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC棟9F)
8月4日(土):富山会場(富山県富山市牛島新町5-5 タワー111)
8月4日(土):伊勢会場(三重県伊勢市岩渕1-2-29 いせ市民活動センター)
8月4日(土):香川会場(香川県高松市番町1-11-63 アイパル香川)
8月4日(土):鹿児島会場(多胡島健鹿児島市山下町14-50 かごしま県民交流センター)
8月5日(日):岐阜会場(岐阜県岐阜市橋本町1-10-11 じゅうろくプラザ)
8月5日(日):熊本会場(熊本県熊本市中央区下通1-12-27 CORE21 下通ビル5F 未来会議室 EVENTBOX)
8月11日(土):広島会場(広島県広島市中区加古町4-17 アステールプラザ)
8月12日(日):仙台会場(宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 エル・ソーラ仙台)
8月18日(土):静岡会場(静岡県静岡市葵区紺屋町8-12 金清軒ビル 静岡駅前会議室)
8月18日(土):姫路会場(兵庫県姫路市南駅前町123 西はりま地場産業センター)
8月19日(日):金沢会場(石川県金沢市北安江3-2-20 金沢勤労者プラザ)
8月19日(日):岡山会場(岡山県岡山市奉還町2-2-1 岡山国際交流センター)
8月19日(日):京都会場(京都府京都市左京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939 キャンパスプラザ京都)
8月 25日 (土) :横浜会場(横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC棟9F 横浜雇用開発センター)
8月25日(土):宮崎会場(宮崎県都城市中町16街区15号 未来創造ステーション)
8月26日(日):大分会場(大分県大分市 金池南1-5-1 ホルトホール大分)
9月9日(日):北九州会場(福岡県北九州市八幡西区黒崎3-15-3 北九州国際交流協会)
9月22日(土):愛媛会場(愛媛県松山市道後町2-9-14 ひめぎんホール別館)