カワイイと人気があった「INFOBAR」が進化して再登場。
「INFOBAR(インフォバー)」は2003年にauからデビューをし、その名を轟かせたケータイです。昨年もっとも思い出に残るauケータイをユーザーからの投票で決めた「auおもいでケータイグランプリ」でも圧倒的1位に、INFOBARの名前が挙がっています。
アラサー世代の女子の皆さんも、実際に「当時使っていた」とハッとさせられたりするのではないでしょうか。(実際に、Cinq編集部メンバーの中には使っていた! という人も居ました)
これまでにあまりなかった特徴的なデザインと、カラフルで可愛らしい見た目は、発売当時も若い女性を中心に人気を集めました。
そんなファッションケータイである「INFOBAR」の発売から15年。
現在のスマホで使われている通信規格の4G LTE、テザリング機能はもちろんのこと、auの4G LTE端末では初となる「+メッセージ」や「スマホ音声アシスタント呼出機能」など、15年分の進化を盛り込み、生まれ変わったのが「INFOBAR xv」です。都内で行われた発売イベントでは、元でんぱ組.incの最上もがさんが登壇しました。
お馴染みの赤に加え、新たに2色が登場
今回展開されるカラーは、初代からお馴染みのニシキゴイという赤色のカラーに加え、紺色のナスコンとピンク色のチェリーベリーの3色で展開。
「INFOBAR xv」の発売を記念し、INFOBARの魅力に突き動かされた想いを表現するプロジェクト「Inspired by INFOBAR」もスタートしています。
ファッションデザイナー小野原誠(おのもとなり)さんは、ドレスでニシキゴイを表現。大きさの違う白い布を縫い合わせたり、黒い布で影をつくって洋服の中に奥行きを演出。
フードコーディネーターCRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)の2人は、ナスコンを担当しています。青は食的には難しい色。けれどそんなブルーをあえて、食べられるもので表現。食材の美しさをストレートに表現しています。
バルーンアーティスト神宮エミさんはチェリーベリーを担当。かわいいだけではなく、ゴールドを入れることで高級感を演出したそう。大人の女性でも持てるオシャレなケータイということで、大人っぽさを表すバスタブを作ったのだそう。3組のクリエイターがそれぞれ作る新しい世界観は、またまた話題を呼びそうです。
最上さん自身もINFOBARのファン
モデルとして起用された最上さん自身も「INFOBAR」のファンだそうですが、当時は中学生。お小遣いでは買えなかったということで、ずっと憧れを持っていたようです。そして昨年、仕事用のケータイが欲しいと思っていたタイミングで、友人からニュースのURLを送られてきたことにより「INFOBAR xv」の発売を知ったそう。運命的な再会に「当時の懐かしい記憶が蘇って嬉しい気持ちになりました」と笑顔で話していました。
また、SNSと距離を置こうかなと思ってた時期もあったようで、仕事用と2台使いをしてメリハリをつけたい、とケータイとの付き合い方についても語っていました。
スマホ依存から離れるために、あえて懐かしい携帯を
ファッション性溢れる「INFOBAR」ですが、なぜこのタイミングであえてスマホではないケータイを発売したのでしょう?
その答えは、最上さんが発した言葉にヒントがあります。
「SNS疲れ」を解消するための「デジタルデトックス」が解消できることです。
SNSを使うことに疲れを感じて、「なるべくスマホを触らないようにしよう」としても、高機能ゆえに触ってしまう。そんな女性たちを解き放ってくれるのが、過去のケータイだというのです。たしかに、シンプルなケータイを使えば、使用頻度は必然的に減っていくもの。
完全に1台で使うのは難しいかもしれませんが、あえて仕事とプライべート用での2台持ちにして、外出の際は「INFOBAR xv」のみを持ち歩くといった、使い分けをすることによってスマホ依存は減るのだと考えられています。
デザインケータイの発祥ともいえるauケータイ。
昔はオシャレなアイテムとして持つ傾向にありましたが、今はスマホの登場により、シンプルでスマートなデザインが主流となりました。今ここで、あえて昔を思い出すようなオシャレケータイを持ち、注目を浴びてみるのも良いでしょう。同世代同士の“エモい”会話に、持ち上がること間違いなし。
【INFOBAR】
発売日:11月29日
価格:51840円
電池容量:1500mAh
ディスプレイ:3.1インチ
メモリ:8GB(ROM)
カメラ:800万画素