すぐに結果が出ないと辞めてしまう。「飽き性」を回避するためのコツ|MY WORK ヒント#76



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興味が湧いてもすぐに飽きてしまう性格

好奇心旺盛でいろんなことに興味が湧くけれど、手をつけてすぐに飽きてしまう……そんな経験はありませんか?なにを隠そう、私自身とても「飽き性」です(笑)。あれもこれも気になってしまい、とりあえず形から入るけれどすぐに飽きて気づけば放置。

小さいことから大きいことまで、色々と手をつけたことがあります。新しいことをしている最中は、「なんだか進化してる気がする!」「ワクワクする新鮮な感じ!」と楽しさや高揚感があるのですが、“ある程度”全体像が分かってくると、旧に冷めてしまったり辞めてしまったり。この性格は、メリットでもありますが、デメリットでもあると感じます。

メリットは、興味が湧いたらまずは行動してみるフットワークの軽さがあること。デメリットは、たくさん手をつけたものの結局長続きしない「器用貧乏」になることです。だからと言って、興味が出てしまったこと見て見ぬ振りして我慢するのもメリットとは思えません。そこで、私が実践している「飽き性」の性格をいかした方法をご紹介します。

回避方法:同時にすべてやってみる

結論からお話しすると、興味が出たらやってみるのはそのままでOK。これを、「やっぱり辞める!」と自分の中でキリをつける癖をなくし、心の中で「飽きてきた」と感じてもそのまま放置してみてください。

「飽き性」の最大のデメリットは、すぐに目に見えた変化や実感がないと「つまらない」と感じてしまうことです。行動と結果は、どう頑張っても同時には出ません。これに気づいてからは、新しく興味がでたことに対しては迷わずチャレンジするものの、「果報は寝て待て」の感覚で時間をおくようにしています。まるで、漬物を漬けるように、野菜をぬかに浸したらしばらく放置。自分の直感を信じて動いた後は、またその“漬物経過”に興味が出るまで触れなくて良いのです。

もちろん、これにはルールがあります。「他人を巻き込んでいないこと」を条件とし、自分の中で完結すること。これなら、色々と手をつけても人様に迷惑はかかりませんよね。言葉を言い換えると、「興味の分散」とも言えますが、趣味や恋愛、仕事など過集中するより均一な温度差で接したほうが、結果的に長く続くと思います。

過去の“漬物”が時間差で美味しくなる

私の経験でお話しすると、「書く仕事」ひとつとっても美容、恋愛、仕事、音楽、珈琲、心、さまざまなジャンルを書く機会がありました。しかし、すべて頭が白紙だったわけではなく、「過去に少しでも興味が湧いたこと」がいかされていると今振り返れば思います。

その場ですぐには分からないことでも、時間差で何かにいかされるかもしれない。そう思うと、「飽き性」の性格も一概に悪くはないのではないでしょうか。もし、私と同じように色々やってみるのが好きだけれど、「飽き性」をデメリットだと捉えているならば考え方を変えてみてください。

きっと、さらに楽しみが増えるはずです。