【ファッション用語の謎!】結局のところ、抜け感・こなれ感ってなに…?



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最近のファッション用語でここぞとばかり多用される「抜け感」「こなれ感」。
でも正直、この言葉の意味がよくわからない……と思っている方はどうやら少なくないよう。今回は定義が曖昧な「抜け感・こなれ感」についてご紹介いたします。

♯抜け感・こなれ感の意味

この言葉が流行りだして、3~4年は経ったでしょうか。今でこそ当たり前のように使われていますが実際、何がこなれて、抜けているのか分からないですよね。これといった明確な定義はないのですが、私自身はこなれ感・抜け感のことを『 着崩したオシャレ 』と捉えています。

これまではシャツはシャツとして、ニットはニットとして“ちゃんと着る”ことが当たり前でした。例えば、シャツならボタンは上までしっかり留めるなど。でも、ちゃんと着る以上に動く中で自然に生まれた服のシワ感や、着崩しが逆にキッチリ着こなすよりもオシャレだという価値観が浸透してきたのです。トレンチコートの袖をまくるとか、シャツのボタンを開けるとか。

肩ひじ張らないオシャレの在り方が認められたことで「抜け感」「こなれ感」と言う言葉がトレンド入りしたのでしょう。

♯抜け感・こなれ感はどうやって表現するの?

でも肝心なのは、その抜け感・こなれ感の出し方ですよね。“自然体”を意識してオシャレに取り込むってすごく難しいです。役者さんが、視聴者が違和感を覚えることなく作品に没頭できるように自然体な演技をするかのごとく、オシャレにおける抜け感・こなれ感も意図的に自然体を作らなくてはいけません。

必ずしもそれが正解とは限りませんが、1つオススメの抜け感の表現の仕方があります。それは、体の一部分を露出すること。例えば、パンツスタイルなら、フルレングスより足首がちらりと見えるアンクルパンツのほうが抜け感を表現できます。タイトスカートにスリットがあるものとないものなら、スリットがあるほうが抜け感を演出しやすいです。シャツの襟もしかり、どこか肌の露出がちらりと見えることで、そこに隙を感じて抜け感を表現できます。

♯冬コーデにも抜け感とこなれ感を

抜け感やこなれ感は、春夏で取り入れると言うイメージが強いですが、冬コーデにもぜひ取り入れていきましょう。ロング丈のアウターなら、アンクルパンツやアンクル丈のスカートを合わせてみるスタイルなどオススメです。逆にショート丈のアウターなら肩落ち感のあるボアジャケットを取り入れると着膨れを起こさずに、こなれたコーデに大変身♡ぜひ、抜け・こなれ感のあるスタイリングに挑戦してみてくださいね。