「熱意だけは最高でなくてはならない」 ウーマンダイアローグ#12

「熱意だけは最高でなくてはならない」 ウーマンダイアローグ#12

こんにちは!ライターの渡辺彩季です。 この連載では、「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、二フティ温泉の編集長、川名結有(かわなゆう)さん。メディアを成長させるための努力、スーパー銭湯に救われた過去の話から、温泉業界を盛り上げたいという熱い想いが伝わってきました!


今回のゲスト♡ 川名結有さん

温泉・スパ情報の総合サイト「ニフティ温泉」の編集長。
温泉ソムリエの資格保有。
TVK情報番組に出演するなど、温泉・スパの魅力を多くの方に伝える活動をしている。

2010年3月 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科卒業
2010年4月 ニフティ株式会社入社。@niftyポータルサイトの編集、チームリーダーを経験。
2016年1月 ニフティ温泉の担当に異動。
      ウェブサイトの企画・ディレクション、PRなどを幅広く担当。
      スーパー銭湯ランキングの立ち上げ、年間ランキングイベント登壇を経験。
2018年4月 ニフティ温泉の編集長に就任

インタビューする人♡ 渡辺彩季

京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級、温泉ソムリエなどの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#12 【二フティ温泉編集長/川名結有さん】

渡辺:今回のゲストは、2018年11月から私も記事を書かせていただいているWEBメディア『ニフティ温泉』の編集長、川名結有さんです。今日は普段の打ち合わせでは聞けない、結有さんの仕事についての熱いエピソードや私生活についても伺えればと思います。よろしくお願いします!

川名:よろしくお願いします!

渡辺:早速ですが、現在の仕事の内容について教えてください。

川名:『ニフティ温泉』というメディアの編集長をやっています。仕事内容はWEBサイトの企画からディレクション、PRなど幅広くやっています。

 いい温浴施設をみなさんに知って頂きたいという思いから、ランキングの企画にも力を入れています。2017年夏のスーパー銭湯ランキングという企画を立ち上げて、それでテレビやウェブニュースなどにも取り上げていただきました。年末は年間ランキングのイベントに向けての準備をしています。

実は……スーパー銭湯暮らしをしていた過去がありました

渡辺:温泉愛の強い結有さん! 温泉が大好きになったきっかけなどはありますか?

川名:グッと好きになったのは、20代前半のときです。諸事情でスーパー銭湯暮らしをしているときがあったのですが、そのときに本当に救われたことをきっかけに……いつの間にか、大好きになりましたね!

渡辺:え、スーパー銭湯暮らし? すごく気になります……詳しく聞かせてください!

川名:20代前半のとき、引っ越し先のマンションでG(苦手な虫)の赤ちゃんが大量発生してしまいました。まだ入居して間もなかったのですが、リフォームが少し雑だったみたいで……すぐに管理会社に対応していただいたものの、きれいにしてもらえるのが3週間後だと言われてしまい、虫が苦手な私は家に住めなくなってしまったのです。それで、泣く泣く安心して泊まれる場所を探すことになりました。

 そのときに池袋にある『タイムズ スパ・レスタ』が朝まで営業していたのを思い出して、行ってみることにしました。入口を入った瞬間に、石鹸のいい香りがして! 全身の緊張が解け、リラックスすることができました。すごく癒されたのを今でも強く覚えています。温かいお風呂に入って、女性専用の仮眠室で安心して眠ることができました。それからマンションの環境が整うまでの2~3週間という期間お世話になりました。

 それをきっかけに「スーパー銭湯ってなんて素敵な場所なんだろう!」と感銘を受け、こんなにいい場所があるということを、もっと多くの方に伝えたいと思うようになりました。

渡辺:結有さんの温泉好きには、そのような背景があったのですね。実際にスーパー銭湯を宿泊先として利用される方も多い印象があります。お風呂に入れて、食事もできて、ゆっくり寝ることもできる! ライブやイベントに合わせて遠征している人にも、ぴったりのスポットだと思います。あと、ホテルに比べるとリーズナブルなので、宿泊費の節約にもなりますね♪

2018年4月に「ニフティ温泉」の編集長に就任

渡辺:結有さんが「ニフティ温泉」の編集長になったのはいつ頃ですか?

川名:2016年の1月に編集部に入って、2018年4月から編集長になりました。

渡辺:すごい! 編集部に入って2年ほどで編集長まで! 「ニフティ温泉」はユーザーも多く、今とても勢いがありますよね!

川名:私が異動してきた2016年は月間で約150万人のユーザーに利用されていたのですが、2018年の今は約300万人までユーザーが増えました。

渡辺:恐ろしいくらいの成長スピードですね。このユーザーの増加には、どのようなことが関わってきていると思いますか?

川名:ひとつは温浴施設で利用できるクーポンが充実してきたというのがあるのですが、メディアに取り上げていただけるようになったというのは大きく関係していると思います。

 元々ランキングのイベントを1年に1度企画はしていたのですが、労力を掛けている割には、反響が少なかったんです。全国で1万件以上ある施設から一番になるというのは、本当にすごいことなのに、世間にあまり伝わっていないというのが残念で……。しかし、そのランキングのイベントを自分が担当させていただけることになったので、大規模にリニューアルをすることに。写真を撮ってレポートをして、動画も出して……どんどん発信をするように変えたのです。そうしたら、テレビ局の方が見てくださったことをきっかけに、テレビで取り上げていただけるように。認知度が増えていったのは、地道に情報発信をコツコツ続けたからだと思います。

渡辺:そこから、テレビのお仕事なども増えたのですね! ちなみにオファーは、受けるのみですか? ニフティ温泉からも営業はされていますか?

川名:プレスリリースは常に出すようにしています。それをきっかけに連絡をいただいて、仕事に繋がるということが多いですね。

渡辺:自分から発信することはやはり重要ですね!

川名:あとは一度仕事をした方には、マメに連絡を入れるようにしています。そういうところから仕事に繋がっています。

渡辺:レスポンスの速さもですが、本当に丁寧に連絡をくださいますよね。それだけでも仕事に対する前向きな姿勢が充分伝わってきます!

知識を得るために温泉ソムリエの資格を取りました

渡辺:温泉ソムリエの資格を保有されていますが、資格はいつ取得されたのですか?

川名:2017年の夏です。薬事法と温泉法の違いについて、専門的な方から詳しく教わりたいと思ったことがきっかけでした。温泉ソムリエの資格取得にあたって学んだことは、実際にメディアを作っていく中でとても役立っています。

渡辺:資格を持っているというのは、読者側からすると安心感がありますよね。それこそ私もオファーをいただいたことをきっかけに、『ニフティ温泉』で記事を書かせていただけることになりましたが……これまでは主に同世代の女性に向けてファッション・美容・ライフスタイル・恋愛の情報を発信することが多かったので、温泉は大好きだけど、知識をあまり持っていませんでした。やりたいからといって、急に温泉のことを語りだしても信憑性がないと思ったんですよ。読者の方がプロフィールを見てくださったときに『温泉ソムリエ』と記載があれば、ひとつの目安になるのかなと思いまして……『ニフティ温泉』でライティングをはじめた2018年11月に慌てて資格を取りにいきました!

川名:彩季さんは、本当に行動力があってびっくりです! 正直、たくさん刺激を受けています。

渡辺:「『ニフティ温泉』でライターをはじめるにあたって、ちゃんと温泉の勉強をしてきたんだね!」と読者の方に意気込みのようなものが伝わればうれしいです!

川名:たしかに資格を持っていると、それだけでも真剣に取り組んでいる様子が伝わりますものね。本当に名刺やプロフィールに書くだけで、一目瞭然なので私も名刺に書いています! やはり、そこから話題が広がることも多いですね。

SEOの情報を毎日チェックしています

渡辺:今はネット社会なので、WEBメディアがどんどん増えていますよね。そのなかで運営を続けることや人気を獲得することって本当に大変だと思います。『ニフティ温泉』は10年以上続く大手メディア、ユーザーも増えているといったところで、多くの方にメディアを見ていただく秘訣を教えてください!

川名:たくさんの人の目に留まるように、SEOを意識しています。基本的には独学で本や関連記事を読んだり、セミナーに参加したりしています。無料で開催されているセミナーも多いので、手軽に申し込むことができますよ。あとは、毎日パソコンを立ち上げたときに出てくるページを「海外SEO情報ブログ」に設定しています。このブログは、SEOの情報収集のために毎日欠かさず読むようにしていますね。

渡辺:どれだけいい情報を書いても、伝えたい人たちに届かなかったら意味がないですものね。ライターも文章のクオリティーはもちろんですが、拡散力も重要視されるようになりました。

川名:そうですよね! 『ニフティ温泉』では、ライターにもSEO対策の説明をしています。単にキーワードを散りばめるのではなく、検索して訪れたユーザーがメディアを見たときに満足していただけるように作っています。

「週末婚」という結婚のスタイルについて

渡辺:編集長として忙しくされている結有さんですが、私生活では旦那様とすごく仲良しですよね! 結婚生活についてのお話も聞かせてください。

川名:私は、2016年秋に結婚しました。結婚当初は一緒に暮らしていたのですが、結婚から1年経った頃に、夫が転職して大阪で働くことになりました。私は東京で仕事をしているため、遠距離恋愛のようなスタイルを選ぶことに……いわゆる「週末婚」ですね。

 家はそのまま東京にあるので、旦那には平日はホテル暮らしをしてもらって、週末に東京で夫婦で過ごすというのが基本です。大阪にマンションを借りようかという話もしたのですが、そうしたら東京の家に帰ってきてくれなくなっちゃうのかなと思って(笑)

渡辺:その辺りも考慮して、あえてホテル暮らしを選ばれたのですね!

川名:はい。ちょうど最近旦那が東京に転勤になって戻ってきたのですが、1年間はそのような週末婚を続けていました。終わりは決まっていなかったので、将来的にどうなるかが全く分からなかったのですが……今は再び夫婦で一緒に暮らす生活がスタートしました。

渡辺:キャリアと結婚の両立について悩まれる方も多い女性にとっては、「週末婚」というのも選択肢のひとつですよね。結有さん夫婦の「週末婚」というスタイルも、今後の結婚の在り方を考えている人にとって重要なヒントになりそうです。パートナーと生涯一緒に関係を続けていくなら、1年なんて短い期間ですものね。

川名:そうなんですよ。それに、実際にやってみると悪いことばかりではなくて、いいこともたくさんありました。こういう働き方、そして結婚生活の形もありだと思います。いいこととしては、恋人気分を味わえること! あとは、平日にひとりになれるので、そこが楽でした(笑)

渡辺:逆にデメリットはありましたか?

川名:週末婚をしている最中は感じていなかったのですが、再び一緒に暮らすようになってから「毎日お話しをする相手がいることってこんなに楽しいことなんだ」と気付きました。

 1年間離れて生活をしていたからこそ、実は寂しかったんだなと。あとは、毎週末に夫に大阪から東京まで新幹線で移動してもらっていたので、仕事で疲れている中、負担をかけてしまっているのは心苦しかったです。

渡辺:「週末婚」の期間にすれ違いなどはありませんでしたか?

川名:週末婚をはじめた当初は、夫が転職を経験し、大阪という新しい環境で仕事をはじめたタイミングだったので、毎週末東京に帰ってくることが疲労困憊の原因になってしまいました。

 私もなるべくはリラックスしてもらえるように寄り添ったつもりだったのですが、頑張り方を間違えてしまったみたいで、お互いストレスが溜まって喧嘩をしてしまったこともありましたね。

渡辺:今はすごく円満な結有さん夫婦ですが、乗り越えた解決策のようなものはありますか?

川名:私たち夫婦の場合は、きちんと話し合いをすることで簡単に解決しました。私としては、夫がくつろげるように「部屋をきれいにする」ことを重視していたのですが、夫にどんなことに幸せを感じるかをヒアリングしてみると「家に帰ってきたときに冷蔵庫にお茶が入っていたらうれしい」という意外な答えが返ってきました。

 飲みたいときに冷たいお茶が飲めるということに幸せを感じるみたいで……本当に本人に直接聞いてみないと気付かなかったと思います。今は少しの労力で喜ばれるを最優先にして、ほかの家事は神経質になりすぎないようにほどほどにするようになりました。
 この話し合いは、私たち夫婦のターニングポイントだったと思います。このことがあって以来、要領よくお互いが心地よく夫婦生活を続けていくために話すことを重視するようになりました。

渡辺:聞いてよかったですね! 本人に確認しないと正解にたどり着けない問題も絶対にありますものね。

川名:夫婦と言っても本当に分からないことばかりなので、話をするというのはとても大事なことだとあらためて実感しましたね。お互いがどんなことに喜びを感じるかなど、共有できるリストがあれば便利だと思います。

渡辺:編集長としてバリバリ働きながら、家族との関係性や時間も大切にされていて、本当に素晴らしいです!
 
川名:今後も仕事と夫婦生活の両立をしていければと思います。私にとってどちらも欠かせない大事なものです。

川名結有さんが編集長を務める、『ニフティ温泉』をチェック

インタビューを終えて……

働く女性が仕事と結婚生活の両立に頭を悩ませるケースはとても多いものですが、川名さんはまさに、仕事と恋愛を両立させているロールモデルの一人。

結婚生活のエピソードもたくさん話してくださいました。
「週末婚」を経て、再び一緒に暮らすことになった夫妻。もちろん楽しいことばかりではなく、苦労もあったことでしょうが、離れて暮らした期間さえも発見が多くてよかったと笑顔で語ることができるのは、二人の関係性がしっかりと構築されていたからこそ。どれだけ近い人物でも言葉に出して、話さないとわからないことはあるものです。
両立に悩むことより前に、まずは相手とのコミュニケーションを重視してみるといいかもしれませんね。

また、川名さんは元々温泉についての知識があったわけではありませんでしたが、自分自身がスーパー銭湯に救われたことをきっかけに、その存在を多くの方に知っていただきたいと思うようになりました。
最初から知識が無くても熱意を持って取り組んでいけば、学ぶことができるし、どんどん前に進むことができる。プロジェクトに入って2年で編集長になった川名さんの成長の裏には、地道な努力の積み重ねがありました。

「知識や才覚は最高でなくてもいい。だが、熱意だけは最高でなくてはならない。」

モチベーションが高い人は無敵なので、まずは夢中になれるきっかけに出会うことが大切かもしれません♡

この記事のライター

京都出身、東京在住。
ファッションや美容が大好きなおしゃれミーハーです♡

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