転職したから、やりたかったことができる環境ができた #自分らしくはたらく 【会社員/古田悠美】



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みなさんは、今いる職場が「楽しい」「やりがいがある」と言える環境にありますか?

就活セミナーをきっかけに、WEB関連の会社で就職することを決めた古田 悠美(ふるた ゆみ)さん。大学を卒業した後は、IT企業で営業職として働き始めましたが、自分がやっている仕事に少し「物足りない」という気持ちや、違和感を感じることが多くなってしまったのだそう……。転職を決意したきっかけと、今の環境についてお話を伺いました。

転職をして、同じ「営業職」でも違いを感じた

——今のお仕事と、これまでについて教えてください

今は、WEB広告の会社で営業職として働いています。2年目に入ったところなんですが、今の会社に転職する前の会社もWEB系で……そこでは主にHP制作をする会社で営業として働いていました。今も営業職ではあるのですが、以前の会社のように、納品して終了するといった内容ではなく、コンサル業務も兼ねて、クライアントさんと付き合いを深めながら日々提案をしています。

——転職を決めたきっかけは?

前職は自分の中でしっくりくる環境ではなかったからです。営業の仕事自体はずっと好きなんですが、以前はクライアントさんとの付き合いが単発で終わってしまって、あとは数をこなすだけの毎日。ある程度仕事の流れが把握できた時点で、自分の成長できる環境に限界を感じてしまいました。
今の会社に転職してからは、対象が顧客だけでなく顧客の対象顧客やユーザーに変わって、マーケティングの部門にもしっかりと携わることができるので、より深いところまで追求して学ぶことができます。

——ずっとWEB関係のお仕事に就いている古田さんですが、それには理由があるの?

もともとは音楽やファッションが好きだったので、芸能事務所や百貨店に勤めたいなぁ……なんて思っていたんですが、友達に誘われて行った就活セミナーをきっかけに、IT企業やWEB関係のことに興味を持つようになりました。わたしは色んなことに興味あるので「たくさんの業種に関われる仕事」に就きたいと思うようになったんです。そのセミナーに登壇されている人の話を聞いて、刺激を受けたことが大きかったですね。

普段のスケジュール

普段のスケジュールは、こんな感じです。
毎朝6時半〜7時くらいの間に起きて、9時頃会社に着きます。
今の会社はフレックスタイム制で、10時半〜16時半がコアタイムと決められているのですが、わたしの担当している顧客さんは早い時間帯に始業しているところも多いので、それに合わせて、他の人よりは少し早めに出社しています。
人が少なく落ち着いている時間帯に出社して、コーヒーを飲みながらその日やるべきタスクを整理したり、外出の準備をしたりするのがルーティーンになっています。

早く出社したぶん早く帰れるので、家に帰ってからはのんびり。自炊もなるべくできるように気をつけています。

取引先だけでなく上司やチームメンバーにも「伝える」

——普段仕事をしている中で、気をつけていることってありますか?

「元気がいい」って言われることが多いので、笑顔でいることを心がけています。営業職は印象が大事なお仕事なので、第一印象で悪い印象にならないように見た目にも気を配ることが大事だなって。あとは、緊張したら失敗するので、まずは笑顔で相手の意見を聞くこと。

「どうしたらいいんだろう?」って悩んだ時も、必ず人の意見を聞くようにしています。自分が思うことより、まずは人の意見を聞いて、自分なりに噛み砕いたあと良いと思ったところを実行にうつす……といったように。仕事上ではとくに、経験値のある人の話をしっかりと聞いて逐一報告をします。良いことも悪いことも、マメに報告するようにしています。

——悪いことも都度報告するんですね。

そうですね。悪いことって、後から膨らんだりするじゃないですか。なので、ちょっと不穏な雰囲気を感じとったらすぐに上司に相談します。言った・言わない問題とかも生まれやすいので、その都度、痕跡を残すようにしています。

あと、わたしは論理的に物事を考えられるタイプではないので、相手と話す時には、「自分がなにを思ってその発言をしたのか」っていうのを考えるようにしています。
メールを送る時も、件名・要件・内容を打ち込む時にダラダラ長くなりすぎないように、自分が伝えたいことの要件、理由、結論の順でまとめてから送るように。
メールでのやりとりが多いので、基本的にはすぐ返します。遅くなっても24時間以内に送り返すというのは徹底していますね。

——ひとと向き合うことをすごく大切にしている古田さんですが、これまで仕事をしていて、特に嬉しかったことはありますか?

会社で表彰をされたのがすごく嬉しかったです。そのお客様のことを考えて、数時間交渉することもありました。二人三脚でひとつのサービスを支えているので、自分のサポートしているものが認められた感じがしましたね。
やりがいがあることも大きいです。今は、新しい事業を立ち上げた会社のマーケティング部門にも携われています。ユーザーひとりひとりに着目して、ウェブならではの1分1秒の世界を学びながら戦略を考えているので、自分の中でできる範囲が広がっていることも実感できるんです。自分がやりたいことをできている環境なので、とても楽しいです。

——やりたいことができる環境に居る、といえることってとても幸せですよね! 今後の目標はなにかありますか?

今までは人と触れ合うことや、人の間にいることが中心でした。けれど実はクリエイティブな、自分の世界を持つことにも興味があります。今の立ち位置は、あえて言うなら、他社さんを支えるお手伝い。そういった立ち位置ってこれからどうなるかどうかがわからないな、と感じているんです。今は個人が影響力を持てる時代でもあるので、自分だけの世界観作ったり、自分で何かを生み出すってことをしてみたいなとも思っていて、プログラミングの勉強も始めました。

結婚後も働いていきたいと思っているので、働き方についても今後は考える必要があるなと思っています。

自分が心地よい毎日を過ごすために

——普段仕事をしている中で、自分が心地よく過ごすために工夫していることがあれば教えてください

デスクでリラックスできるように、加湿器を置いてアロマを炊いています。オレンジ系の香りが好きなので、オレンジ系のものを今は使ってるんですが、柑橘系のアロマってストレス発散とかに良いんだなってことを知りました。あとは、目が疲れないように、PC用メガネをつけています。目薬もこまめに差すように。

——疲れが溜まった時はどうやって解消しますか?

仕事終わりに友達とご飯に行ったり、おやすみの日には外に出かけてリフレッシュしています。買い物やカフェ巡り、あとは旅行や映画に行ったり。仕事では、学びながら知識を蓄えることと、人とこまめに連絡をすることが多いので、違うものに触れる時間をつくります。

最近ネイルを変えたんですが、実はネイルのデザインとかも自分で考えたりしていて(笑)。仕事以外のことで、頭を悩ませるのも息抜きになったりします。仕事とプライベートのバランスをうまくとれていると、自分の中で前向きに物事を考えられるようになりますね。

自分が求めていた環境を選べば、仕事は悪いものじゃない

以前はやりがいがなく、ただただ営業の仕事をこなしていたという古田さんですが、自分がやりたい分野や興味のあることを明確にして、働く場所を変える選択肢をとったことによって、「やりがいがあって楽しい」と自信を持って言える今ができたといいます。

「仕事は嫌なもの」という先入観を持たず、自分の好奇心ややりたいことを叶えてくれる場所を選ぶこと。これが楽しく働くためには重要になるのかもしれません。やりたいことをたくさん持って、自分の思うままにまっすぐ行動力を示す、古田さんの今後がとても楽しみです。取材協力、ありがとうございました!