「落ちたら、また受ければいっか!」はNG
私が取得した中で、年に2回しかない試験に臨み、ある一定以上の数字を出さないと合格できない資格がありました。
資格は、通信で取れるものから、会場に行って試験を行うものまで幅広くありますが、教材を終わらせるための延長期間やテストに万が一落ちてもサポート期間があります!などの協会も存在しているのが事実。
確かに資格をこれから受講しようと計画している人にとっては、「万が一の保証」は安心材料の一つかもしれません。しかし、「まあ、落ちても延長すれば良いか」「年内にもう一度試験のチャンスあるし」と緩んだメンタルでは結局テキストが進まずに終わった……となる可能性があると思います。
せっかく、新しいことにチャレンジ精神が湧いたのならば、ぜひ一発で気持ちよく合格し、資格を活かすというステージに進んでみてはいかがでしょう。
ステップ① 〈知る〉テキストを理解・暗記
そこで私が実践した、勉強方法をご紹介していきたいと思います。(※参考例は、会場試験で、対策問題集つきの資格)
理解の速度が人より下回っていると自負しているため、まずは教本をはじめから丁寧に読むことから私は始めました。
読みながら頭の中で内容を整理し、重要な点は赤線でどんどん書き込むように。そして、「資格勉強ノート」を作り、ここが重要だな、理解が必要だなと思うところは書き出してまとめておくようにしたのです。
「○ページのココが重要」と、後から見てもどこが大切だったのかわかるように整理して書くこともオススメ。
インプットした情報を、一つ一つアウトプットしながら読み進めることで、ただ読むだけではなく、同時に理解が得られると感じました。
ステップ② 〈理解する〉問題集を何度も解く
教材に試験対策問題集があったため、一読した後はひたすらテスト問題を解く作業に入りました。人は何か新しいことを知っても、すぐに理解はできません。
ステップ①でインプットしたのち、次は理解を深める工程に入ります。穴埋め形式のものから、選択肢、自由回答まで様々ですが、とにかく協会が用意した問題集をミスがなくなるまで徹底的に何度も繰り返すことが必要です。
「10問中8問正解したからいっか」ではなく、100点になるまでリピートスタディが必須。そして、毎日立て続けに同じテストを解いていると、変に暗記してしまう危険性があるので、日にちを空けながら順番飛ばしに問題を反復することも大切です。
ステップ③ 〈推測する〉回答から問題を予測する
そして、最後はインプット→理解→推測の段階に入ります。この「推測」のステップが意外と盲点ではないでしょうか。どのようにするかと言うと、ステップ②でノートに書き出した問題の回答を眺めて見てください。
「この回答は、どんな問題だったっけ?」と逆から予想するのです。問題を解くことに加えて、最後に予測作業を取り入れることで、より深い理解が得られると私は思います。
器用さよりも、反復が勝利
記憶力や理解力は、人によって個人差がありますが、試験で緊張せずに一発合格するための最も近道は「反復」だと強く感じています。
時短で器用にこなせるだけが、資格取得のポイントではありません。
ぜひ、粘り強くチャレンジしてみてくださいね!