「質問内容=本音」が詰まっているかも。注意深く聞いてみて|MY WORK ヒント#84



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答えるのと同時に、考えたい相手の心理

人間関係を円滑にする方法はさまざまですが、相手が何を考えているのか?何を求めているのか?が分かると会話に良い流れができると思います。しかし、大人になってから本音を言い合える関係を作るのは、なかなか時間がかかるのではないでしょうか?また、少し話して意見が合わないと「ああ、違う性格かも」と興味がわかなくなってしまうなんてことも……。

そこで、注目したいのが相手からされる「質問」です。会話をしていると、つい「質問に答えなければ!」と思ってしまいますが、自分の気持ちを話すだけでなく、「なぜこの人は、この質問をしたのか?」と逆算して考えることで会話の糸口が見えると思います。

本音が詰まる「質問」とは?

例えば、仕事についてこんな質問をされたとします。

質問「一人で仕事をするって大変じゃない?周りから何も言われなかったり、緊張感もなかったりしてだらけちゃいそう」

私自身は、自由に仕事ができている環境がむしろありがたいと思っていますし、常に集団行動をしていると自分の時間が欲しくなってしまいます。しかし、この質問をしている人はおそらく自分でモチベーションを作るのが苦手なのでしょう。常に周りに仕事仲間がいてほしいと望んでいるのかな?と。

このように相手の質問をよく読み返すと、質問者の本音が詰まっているように感じませんか?これが違う内容でも同様です。例えば、恋愛で「遠距離恋愛って浮気とか不安にならない?」と聞いてくる人は、離れていると不安になるタイプの人ですよね。離れていても信頼できるタイプの人からみると、「なぜ不安になるの?」と疑問に感じるかもしれません。

自分が思っていないことを言う瞬間

素直に自分の本音を言えるなら良いですが、言えずに心の中に留めている人もいます。

もし、会話の中で相手が何を求めているのか分からなくなったり、自分のことを話したがらない人だったりした時には、自分が思っていない角度からの「質問」にヒントが隠されています。

この人の本音はここかな?が見つかれば、会話を広げることができます。例えば、上記の例から展開すると、「一人で仕事をするのが大変と言うことは、〇〇さんはチームワークが得意なんですか?」と切り替えても良いですよね。相手からされた質問への切り返しによっては、良いところや得意分野を引き出す会話に変化するかもしれません。

ぜひ、ポロッと溢れた相手の「質問」に耳を傾けてみてはいかがでしょう。