改めて見つめ直したいキャリアデザイン
@elly_shoppingspree
女性にとって結婚や出産などのライフイベントは、環境が大きく変わるターニングポイント。また、結婚を考えていない人も20代後半に差し掛かると現在のキャリアを見つめ直す時間が増えていきます。つまり、キャリアアップを考える時期でもありながら、今後このままで良いものか、はたまた転職をするべきなのかというような悩みがつきない時期なのです。
そんなとき見つめ直したいのがキャリアデザインについてです。
キャリアデザインとは、将来の自分の理想を実現するためにどのような仕事や働き方が良いのかを考え、目標設定を行い、実現に向けて組み立てていくことを指します。アラサーになり、学生時代に描いていた理想と今の理想が変わってきたという人もたくさんいることでしょう。
今一度見つめ直したい今後の働き方。“キャリアデザイン”を設計するための方法をご紹介します。
「外的キャリア」と「内的キャリア」
キャリアは、「外的キャリア」と「内的キャリア」に分けることができます。この二つの面からバランスよく捉えることが今後の自分自身の「働きがい」に繋がってきます。
外的キャリア:経歴、職歴、地位などの「客観的な側面」のこと
内的キャリア:やりがい・価値・意義などの「主観的な側面」のこと
「外的キャリア」は客観的に外から見えるため、非常に分かりやすいものです。ですが「内的キャリア」は内側にあるので、人からアドバイスも貰いにくく、慌ただしい毎日に追われているうちに自分自身でもなにがやりがいなのか、なんのために仕事をしているのかがわからなくなってしまうという人も。
ですが、「内的キャリア」を決めることによって「外的キャリア」を決めたり、選択する際の基準ができるので非常に重要なものです。
「外的キャリア」だけで固めてしまうと、権力のある役職に就いていたりとしてもそこにやりがいや使命感、楽しさを感じることがなければ継続的にキャリアを作っていくことが難しくなります。
アラサーで変化する「内的キャリア」
働く期間が長くなると、外的キャリアに振り回されがちになりプレッシャーを感じてしまうことも。ここは一度置いておいて、主観的な側面について考えてみましょう。
内的キャリアを見つけるには、自分自身が仕事を通してしっかりと充実感・達成感を得ているのかどうか、もし不安があるなら具体的な原因を考えてみたりと振り返り、掘り下げていくことが大切です。また、いろいろなことに興味を持ったり、得意なことを伸ばしたりすることでヒントを得ることができます。
現在のように、環境が変化する状況だからこそ歳を重ねるごとに「内的キャリア」も変わっていく傾向があります。定期的に棚卸をする時間を作ることで、仕事上で生まれる“揺らぎ”もなくなっていきます。
2つの軸のバランスがキャリアデザインでは大事
繰り返しになりますが、キャリアデザインを設計するのでは、2つキャリアのバランスが重要とされています。
自分のキャリアは自分で描いて実現する。そのためには、曖昧になっている「内的キャリア」という土台は固めておかなければいけません。日々の仕事が忙しいからといって考える機会を先延ばしにしていると、一瞬で月日が経ってしまいます。ここは一度立ち止まり、自分のキャリアについて考えてみませんか?