新手の迷惑行為「AirDrop(エアドロップ)痴漢」 を事前に防ぐ対策術



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AirDrop(エアドロップ)使った新手の痴漢が急増中!


@sentianarisa

近くにいるiPhoneであれば写真や動画などを共有することができる機能「AirDrop(エアドロップ)」を知っているでしょうか? 本来であれば、SNSのアカウントやメールアドレスなどを知らない相手でも、手軽にデータを送ることができるという便利な機能です。

しかし、その手軽さを利用した新手な痴漢や迷惑行為が急増していることが話題に。特に「AirDrop(エアドロップ)痴漢」と名付けられた、セクハラ被害はTwitterやインスタグラムのストーリーズなどを中心に、多くの報告が見られます。実際に、筆者の友人にも2人ほど、この「AirDrop痴漢」にあった被害者がいるのです。

「辞退」をクリックすれば、自分のスマホに画像が保存されることはありませんが、画面にいきなり不快感を与える画像が表示されるのは不快になります。さらには、辞退を押したにも関わらず、何度も同じ画像を送りつけてくるという事例も過去にはあります。

送信者が誰であるかを特定されづらいように、電車内や駅前などの人が多く混雑している場所で実行されることが多いのも確信犯といえるでしょう。
今回は、どんな対策をすれば良いのかわからない人のために対策法についてご紹介します。

対策方法

名前の変更

AirDrop(エアドロップ)を利用するときに、それぞれの端末ごとに名前が表示されるのですが、痴漢は女性の名前になっているものに送りつけてくることが多いです。 どの人がどの名前かであるかはわからないものの、嫌がらせ画像などを送ったときの反応で、本人と名前を特定されるリスクがあるので、登録時に本名を入力しない方が良いでしょう。

名前の変更方法は、設定→一般→情報→名前をタップして入力するだけ。ニックネームや「iPhone」という名前でもOKなので、本名になっている人は変更しておきましょう。

受信設定

設定次第では、他人からのAirDropを受信できないように設定することもできます。

方法は、
①コントロールセンターを開く
コントロールセンターは画面下端から上スワイプ(iPhone X以降の場合は画面右上から下スワイプ)して出てくる画面です。

②Wi-FiやBluetoothのマークがある枠を強く押す(または長押しする)ことで「AirDrop」が出てくるので、タップする。

③3つの項目がでてくるので、「受信しない」または「連絡先のみ」に設定して完了

3つの項目のそれぞれの意味合いとしては、
◇受信しない:誰からもファイルを受信しない
◇連絡先のみ:連絡先に登録した相手からのみ受信できる
◇すべての人:誰からでも受信できる

このようになっています。
「すべての人」を選択していることが痴漢に遭う原因にもなるので、上2つを選ぶようにしておくと良いでしょう。最近はSNSの普及により、連絡先を登録することも減っていると思いますので、最初から「受信しない」で設定をし、使いたいときにだけ「すべての人」に変更するのが無難かと思います。

設定を見直して迷惑行為を防ごう

痴漢する方が間違いなく問題ではありますが、このような迷惑行為を防ぐためにも、設定をあらかじめ変更し、自己防衛しておくことが大切です。日本では犯罪が少ないイメージですが、痴漢の被害に遭ったことのある女性は実は多いもの。特に性犯罪に関しては、報告されている件数とは比べ物にならないほどの多くの被害があります。

AirDropは、初期設定では受信が「すべての人」になっています。
この機能を一度も触ったことがないという人は、自分の「iPhone」を確認しておきましょう。

便利機能というのは、ときには危険にさらされるリスクも。安全に使うためには適切な設定が必要になります。皆さんも気を付けて利用しましょう。