余裕が生まれる「5分の準備」
なるべくごはん作りには時間をかけたくない! と思っている方はとても多いはず。特別凝ったものを作るわけでなくても、食材を洗って、切って、調味料を合わせて炒めて……と気づけば時間が経ち、洗い物もたくさん。
そんなごはん作りに疲れきっていませんか?
もし家に帰ったら、既に味付けされた材料があり “焼くだけ” だったらいかがでしょうか? それだけなら頑張れそうな気がしませんか。
そんな忙しい時こそ、朝もしくは前日の夜に5分だけ時間を設けて「ごはん作りの準備」をしておくのがオススメ!
準備といっても、夜ごはんの片付けや朝ごはん作りの「ついで」で大丈夫。
たった5分の準備のおかげで「いざごはんを作ろう!」という時、格段にごはん作りに余裕が生まれます。
楽するだけじゃない、理にかなった準備が大切
それでは、どんな準備をしておけば夜ごはん作りに余裕が生まれるのでしょうか。
もちろん準備に手間が掛かっては意味がないので、簡単で効率的、さらにごはんが美味しくなる一石二鳥な方法をご紹介します。
それは「食材を調味料やスパイスに漬け込んでおく」ことです。
この準備さえしておけば味付けまで済んでいることになるので、帰宅してから行うことは「焼く」「盛る」など最後の仕上げのみとなります。
食材を漬け込んでおくことの利点は他にもあります。
まず一つ目は「保存性が高まる」ことです。
肉や魚など、鮮度が落ちやすい食材も下味をつけておくことで通常より長持ちします。よくスーパーマーケットなどで下味のついた食材が売られていることがありますが、購入してすぐ調理できるという理由以外に保存性が高まるという点でそのような方法がとられていることがあります。
そして二つ目は「食材の食感や味をよくする」ことです。
素材に下味をつけてすぐに調理するよりも、やはりじっくりと時間をかけて味を染み渡らせた方が全体にムラなくしっかりと味がつきます。
また、ハチミツや塩麹など食材を柔らかくする効果のある調味料を使えば、加熱すると硬くなりやすい食材も柔らかさを保つことができます。
漬け込み作業はたったこれだけ!
まず食材を漬け込む際は清潔な保存容器やポリ袋を用意します。
保存容器は、耐熱のものであれば電子レンジ調理をする際にも便利ですし密閉性も優れています。
ポリ袋を使用する場合は、後から洗い物が出ず、揉み込んだりする際にとても便利です。
それぞれ用途や保存スペースによって便利なものを選択すると良いでしょう。
保存容器またはポリ袋の中に、食材と合わせ調味料・スパイス等を入れて馴染ませます。
しっかりと密閉して冷蔵庫の中で保存しましょう。
たったこれだけの作業なら約5分で完了します!
お役立ち漬け込みレシピ3選!
それでは実際に、【5分の漬け込み作業】+「焼くだけ」「盛るだけ」で完成するレシピをご紹介します。漬け込んでおくだけで、ごはん作りがとっても楽になることがレシピを見ても感じて頂けるかと思います!
鶏むね肉の塩レモン焼き
鶏むね肉:1枚
レモン:1/2個
砂糖:小さじ1/2
塩:小さじ1
ブラックペッパー:少々
油:大さじ3https://oceans-nadia.com/user/55671/recipe/372809
準備→ポリ袋に鶏むね肉とレモン、調味料を入れて漬け込む
食べる時→フライパンで鶏むね肉をレモンと一緒に焼く
レモンの爽やかな風味と塩味がしっかりつくので別途ソースなどを用意する必要がありません。
少量の砂糖を揉み込んでおくことで、肉を柔らかくする効果もあります。
● 詳しいレシピはこちら
豚肉のピリ辛味噌焼き
豚ロース肉:2枚
味噌:大さじ1.5
豆板醤:小さじ1/2
はちみつ・酒:各小さじ1
みりん:小さじ2
にんにく・しょうが(チューブ):各3cm
サラダ油:適量https://oceans-nadia.com/user/55671/recipe/373965
準備→ポリ袋に豚ロース肉と調味料を入れて漬け込む
食べる時→フライパンで両面こんがりと焼く
味噌ダレに漬け込んでしっかり豚ロース肉を味付けします。
はちみつはお肉を柔らかくしてくれると効果も!
●詳しいレシピはこちら
ポキ丼
まぐろ:150g
アボカド:1/2個
万能ねぎ:適量
ごはん:適量
醤油:大さじ2
みりん:大さじ1
砂糖:小さじ1/2
いりゴマ:小さじ1
にんにく(チューブ):1cm
豆板醤:小さじ1/4
ごま油:小さじ1/2https://oceans-nadia.com/user/55671/recipe/375182
準備→保存容器にまぐろとタレの調味料を入れて漬け込む
食べる時→丼にごはん、漬け込んだまぐろ、アボカドを盛りつけて万能ねぎを散らす
タレは電子レンジ調理するので、耐熱の保存容器を使います。
火を使わず、食べる時は盛りつけるだけと非常にお手軽な一品です。
●詳しいレシピはこちら
食材を漬け込んでおくことで夜ごはん作りに余裕が生まれることはもちろん、調理における利点についてもご紹介しました。
忙しくごはん作りに追われがちな毎日から、5分だけ時間を作って“漬けて楽するおうちごはん”を実践してみてはいかがでしょうか。