「心に愛がある女性は、常に成功する」ウーマンダイアローグ #26



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今回のゲスト♡ 瀧澤朋美さん

瀧澤朋美(たきざわともみ)
株式会社ランクアップ マナラ化粧品人事部

経営コンサルティング会社で経験を積んだのち、2人目の出産を機に退職。
ママ友に5歳年上の姉を妹だと間違われたことにショックを受け、マナラを愛用し始める。
自身の肌が見違えるように変わったことでマナラ化粧品の企業に興味を持ち、株式会社ランクアップに入社。
現在は人事部の人材育成と理念浸透を中心に仕事に取り組んでいる。

インタビューする人♡ 渡辺彩季

京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級、温泉ソムリエなどの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#26 【株式会社ランクアップ/瀧澤朋美さん】

渡辺:本日はよろしくお願い致します。私は4年前にまつ毛エクステでも使えるクレンジングを探していて、御社の『ホットクレンジングゲル』に出合いました。それ以来定期的に使わせていただいております!

瀧澤:本日はよろしくお願い致します。弊社のクレンジングを愛用してくださってありがとうございます。

渡辺:早速ですが、瀧澤さんが普段どのようなお仕事をされているのか伺いたいです。

瀧澤:私は人事部に所属していて、組織開発と能力開発を担当しています。元々は人材コンサルの会社で営業をしていたのですが、マナラの『ホットクレンジングゲル』に出合ってから、この会社に興味を持ちました。私も渡辺さんと同じで、数年前までは購入者側だったのです。入社の経緯や仕事について、お話をさせていただきますね!

5歳年上の姉を妹だと間違われたことにショックを受けたのが美容への目覚めでした

瀧澤:20代頃の私は朝から深夜まで仕事をする毎日で、帰宅したらソファーに倒れ込んで眠るという生活を繰り返していました。毎晩メイクをした状態のまま眠りに落ちて、次の日の朝起きた時に慌ててメイクを落とす。使うアイテムには全くこだわらず「とにかくメイクが落ちればなんでもいい」と考えていました。メイクやスキンケアにも興味がなかったんです。

 しかし、子どもが通う幼稚園のイベントに、姉が遊びに来た時のことです。5歳年上の姉なのですが、私の妹だと間違われてしまうという衝撃的な事件があったのです。もちろん相手に悪気があるわけではないと信じているのですが、生まれてはじめて危機感を抱いた瞬間でした。

渡辺:確かに芸能人などルックスにこだわっている職業の方と比べて差があるのは仕方ないような気がしますが、身近な存在である姉妹と年齢を間違われるのは悔しいですね。

瀧澤:私も姉もそれぞれ結婚していて、子どもがいて、雰囲気も確かに似ている自覚はあるのですが……まさか姉妹を逆に見られるとは、思ってもみませんでした。自分の中では結構ショックでしたね。挙句の果てに、娘からも姉のほうが若く見えると指摘をされました。この瞬間「見た目にもう少し気を遣わないといけない」と思わされましたね。
 
 その時、昔友人からいただいたマナラのクレンジングを思い出して、継続して使うようになったんです。数年ぶりに再び使用したのですが「やはりこの商品はいい」と再確認することができました。そこからはずっと定期的に使い続けています。

会社初のベビーカー面接を経て、入社しました

瀧澤:マナラの『ホットクレンジングゲル』を定期的に使っていたところ、新たに開発することになった美容液のモニターを募集していると案内が届きました。クレンジング以外の商品にも興味を持っていたので「関わりたい!」と応募してみることに。そして、モニターとして会社を訪れたときにランクアップの社員のみなさんがとても素敵な方たちだったので、ぜひ自分も一緒に働きたいなと求人募集にエントリーすることに決めたのです。

渡辺:子どもを2人育てながらの就職活動は大変でしたか?

瀧澤:はい(笑) 会社がはじまって以来初の『ベビーカー面接』をしていただきました。

渡辺:『ベビーカー面接』!? 耳慣れない言葉ですがどのようなものでしょうか?

瀧澤:子どもがいる旨を事前に伝えると、社長から「面接に子どもを連れてきてもいいよ」とメールが届きました。私はゆっくり話をしたいと思っていたので子どもを預けてくるつもりだったのですが、その日に限って託児所がいっぱいで予約を取ることができなかったんですよ。預けるつもりだったからどうしようと迷っていたところ、再度「本当に連れてきてね!」とフランクにおっしゃってくださったので、当時1歳半の子どもを連れて面接を受けられたんです。

渡辺:面接会場に子どもを連れて行って、実際にいかがだったでしょうか? トラブルはありませんでしたか?

瀧澤:実際に面接を受けたときに、子どもが泣いたり叫んだりということはなかったのですが、子どもが面接を担当してくださった方のスマホを触って遊んでいたのが冷や汗ものでした(笑)でも、広い心で受け入れてくださったので、問題なく面接をすることができました。本当に仕事と子育ての両立について理解してくださっていてありがたかったですね。

 ランクアップは産休・育休からの復帰率100%です。それに子連れ出社することもできるんです。子どもがいる社員方が多いので、会社全体として理解があることがありがたいですね。会社全体の7割が女性社員で、そのうちの半分が子育てをしています。

渡辺:子どもが突然体調を崩したときでもすぐに休暇をとれる環境はいいですね。ほかの社員の方も快く受け入れてくださるのなら、安心して任せることができそう。

瀧澤:社員同士“助け合いの精神”を持っていますし、会社の福利厚生で、病児シッター制度があります。外で預けると大体2~3万ほどかかりますが、弊社では自己負担300円で利用できるので、とても便利です。

渡辺:病児シッター制度を導入したのは、やはり社長のアイデアでしょうか?

瀧澤:はい、社長の岩崎のアイデアですね。元々この会社のなかで最初に子どもを産んだのが岩崎だったので、「子育てに疲弊して仕事を諦めないでほしい」という思いからはじめました。働く女性に寄り添った対策を考えてくださるので、本当にありがたいです。

子育てをしながら無理なく働ける環境に感謝しています

渡辺:子育てと仕事の両立をされていますが、会社にはどのような制度がありますか?

瀧澤:弊社は残業しないで売り上げを上げる企業としても、ちょっと知られています(笑)定時は8時30分~17時30分ですが、私は時短勤務で9時~16時30分に仕事をあがっています。弊社自体が残業をしないで帰社する会社なので、定時社員と比較しても1時間半しか変わりません。なので時短勤務のワーママに多い、早く帰ることに肩身が狭いという感覚はありません。

渡辺:社長が率先して、育児と仕事の両立ができる環境を作ってくださることは素晴らしいですね。自分自身の実体験を活かして「もっとこうしたらいい」というアイデアを出し、実際に取り入れているのがすごいです!

瀧澤:もともと岩崎が社内で初めて出産をし、育児と子育ての両立の大変さを感じたことが残業をしない会社にするきっかけでした。これから続く社員に両立が大変だからという理由で、せっかく育てた社員を手放したくないという部分も強いと思います。成長途中の企業で残業をしない方針は、大きな決断です。けれど、残業をしなくてもきちんと売り上げを上げ続けられるように、残業をしない仕組みを多く取り入れているところも企業の魅力でもあります。

仕事をする上で“母親だから”という言い訳は一切しません

渡辺:以前はコンサル関係の仕事をされていたとのことですが、現在の人事の仕事と精通する部分はありますか?

瀧澤:ランクアップは制度がとても整っている会社ではあると思うのですが、ここにいる社員は“働きやすさ”を目的として入社を決めたわけではありません。結果的に、結婚生活や子育てと両立しやすい環境があるだけで、それありきで入社をしてきた人は少ないと思います。あくまで「仕事が好き」「もっと働きたい」という向上心を持っていることが大前提。
 自分もそうですし、周りも「母親だから」という言い訳をすることはありません。コンサル時代も周りにそういう姿勢で仕事に取り組まれている方が多かったです。私自身、出産前も出産後も変わらずバリバリ働いていましたし、周りも昼夜問わず仕事に打ち込んでいました。

渡辺:今も昔もストイックに仕事に取り組まれている仲間に囲まれていらっしゃるのですね。

瀧澤:そうですね! 会社や仕事の内容は変わったもののモチベーションは転職しても変わらないですね。自分自身、母親になったからと言って仕事の量を減らそうとも考えませんでした。育児世代である、働く女性は子どもを言い訳に仕事をおろそかにしたいとは思っていないと思うのです。もちろん、子どもがいることによって仕事を分担する、人にお願いすることは増えるかもしれませんが、そこに決して「怠けたい」気持ちがあるとは誤解されたくないですね。

夫婦円満の秘訣は“シェア”すること

渡辺:仕事と子育ての両立で毎日忙しくされていると思いますが、旦那様と上手くコミュニケーションをとる秘訣を教えてください。

瀧澤:実は私、ほぼワンオペなんです。主人の出張が多くて、平日の育児や家事がほぼ私のタスクです。すべて私の負担になるとストレスもたまりますが、ここは私のポジティブさを活かして考えた方を変えました。少ない中でも主人が家にいるときは、家族で家事を楽しみながら片づけています。

渡辺:ワンオペママがとても多いと言われていますよね。具体的にはどんな家事や育児シェアをされているんですか?

瀧澤:私事ですが、洗濯物をたたむことがとても苦手で(笑)。これを家族で楽しめるよう「洗濯物片付け競争」と題して、主人と子供に片付けをしてもらっています。誰が早く洗濯ものをしまえるかというルールだけなのですが、これがなかなか盛り上がります♪私は苦手なタスクを手伝ってくれるし、主人と子供は貴重なコミュニケーションを取りながら家事に参加してくれるので、お互いに家事のタスクシェアができて一石二鳥なんです!また子供の習い事の一環で、パパと子供がつくりおき(ご飯)の料理を先生と一緒に作るサービスを利用しています。平日はとても忙しい主人も子供と一緒に楽しんでやってくれるし、本当に感謝しています。私はその間にほかの家事ができるようになりました。

渡辺:素晴らしい連携ですね。

瀧澤:そうですね。なるべくお互いの負担にならないように家事や育児をシェアすることを意識しています。ワンオペのママにぜひオススメしたいです♪

「ますますよくなった」と言われるような企業を目指します!

渡辺:瀧澤さんの今後の目標を教えてください。

瀧澤:みなさんにランクアップという会社が「ますます素敵な会社になった」と思ってもらえるようになりたいです。私は、まだまだやりたいことがいっぱいあるんです。“One for all.All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)”という言葉があるじゃないですか? それを恥ずかしげもなく本気で思っていますし、堂々と言えます!

渡辺:誰かが目標として口に出さなくても、みんなの胸にある状態なんですね。

瀧澤:そうですね! 実際に体現していきたいです。常に働きやすい環境にフォーカスを当てていますが、これからもさらにアップグレードしていくと思います。

渡辺:全盛期を更新していくようなイメージでしょうか? もし新しく入社してくる社員が問題を抱えていれば、それを会社全体として解決するような。

瀧澤:はい。それが人事の使命です。社員がそれぞれの目標を達成していけるようにサポートしていきたいです!

インタビューを終えて…

株式会社ランクアップの瀧澤朋美さんと対談をさせていただきました。女性は特に、結婚や出産によって生活や他者からの見る目がガラリと変わることがありますが、そのなかでも「仕事を諦める必要はない」と、目線を合わせて対策を考えてくれる経営者がいることはとても心強いのではないでしょうか。問題を抱えながら働いている人もまだまだ多いのが現実です。これらの記事をきっかけに、今ネックになっていることがひとつひとつクリアになっていけばいいな、と感じました。

「心に愛がある女性は、常に成功する」

オーストリアの女性作家、ヴィッキイ・バウムさんの名言です。

瀧澤さんのように仕事にも家族にも愛を持って真っ直ぐに向き合えば、全てが上手くいくような気さえします。瀧澤さんがこの会社に働きたいと強く願い続ければ、自分の理想とする企業で働けるチャンスがやってくる。ご主人とも家事や子育てのタスクを、家族と楽しみながらシェアする。こういった「ポジティブ」の連鎖が生まれるように、私もいい意味で周りの人を巻き込めるような人になりたいと思いました。