風邪に花粉症…これからの季節に向けてできることって?
まだまだ寒い日も多い中、時々やってくる暖かい日。
もうすぐ春が近いと思うと嬉しくなる反面、ちょっとつらい…と思う人も一部いらっしゃることでしょう。それは花粉症の人たち。既に花粉は飛散し始めているから、敏感な方の中にはすでに鼻水や目のかゆみの症状が出ているようです。
これからそんな花粉症ならではの悩みを持つ人が増えていくであろう春に向けて、都内では「Dyson(ダイソン) 花粉対策トークイベント」が開催されました。ゲストとして『進撃の巨人』や『七つの大罪』など、人気アニメに多数出演しているイケメン声優、梶裕貴さんが登壇。
声を使う仕事であるため、花粉症対策や喉のケアには人一倍気を使っているみたいですが、一体どんな対策をしているのでしょうか?
梶裕貴が実践する喉ケアとは?
花粉症歴10年以上という梶さん。同じ声優仲間にも、実は花粉症の人は多いようで、これからの季節は声のプロもとても苦労が多い時期なのだとか。
「基本の対策としては手洗い・うがいを欠かさない。あとは、マスクを着用するとか、空気洗浄機と加湿器を設置するとか、普段みなさんがやっているようなことと同じです。でも、マスクに関しては夏でもしていますね。ちょっと変わったところでは鼻うがいでしょうか? 外から帰ってきたときや、症状を感じることがあれば朝も鼻うがいをしています」
アフレコ現場では、同じスタジオ内でたくさんの声優さんが入れ替わりながらお芝居をするため、マスクができず、余計な音を出さない・機材を守るために加湿すらもできない空間に長時間いるのだといいます。加湿ができないスタジオの中は、とても乾燥しているのだそう。
そんな環境だからこそ、万全な体制で収録したとしても叫ぶことが多いキャラクターのときには喉の水分・油分が奪われてしまうこともあって苦労しているようです。
「『進撃の巨人』や『ジョジョの奇妙な冒険』など叫ぶセリフが多いキャラクターを演じた後に、次の現場でハイトーンな声を出さなきゃいけない役柄を演じるときは神経質になりながら自分にできるメンテナンスをしていました」
ちょっと変わった喉を守るギリギリの対策も…?
もちろん声優さんとはいえど、喉を壊してしまうこともあります。梶さんも、ちょっとでも違和感を感じたら収録直後に喉の病院の予約を入れて、いち早くケアをするといいます。
「藁にもすがる思いでコンビニで売っているチキンや揚げ物をかじったり、オリーブオイルを飲んだりしてとにかく喉に油を与えて乾燥状態を避けるようにしている(笑)」と、ちょっと変わった対策を取り入れることも。
一緒に登壇していた日本医科大学付属病院の大久保先生によると、油で喉をコーティングすることによって水が蒸発しにくくなるので、「意味はある」のだそう。
「意味はあったんですね。自己暗示・メンタル的なものかと思ってましたが、今後そういう機会があったら揚げ物、オイルを取り入れたいなと思います」と梶さんも安堵のようすでした。
喉の乾燥が気になる場合は、油物をとるのも手段としてはアリなんですね。(とりすぎにはご注意を!)